事件当日(ウォーレンによれば12月27日ではなく12月30日であるという)、緊急出勤を命じられたラリー・ウォーレンは森の中で「内部が透き通って見える黄色い光を放つ円盤」を見た、と後に証言した。ウォーレンによると、円盤は空中に静止したかと思うと突然爆発し、金属製でドーム型のUFOに変貌した。UFOには突起物や機械、翼のようなものが付いていた。UFOの表面にはウォーレン本人の姿や近づく兵士の姿が映し出されていた。ウォーレンはそこで気を失った。
空軍基地でウォーレンは一連の出来事を口外しないよう誓約を受けた。しかし電話で知人にこの話を打ち明けたことが発覚し、ウォーレンは除隊処分となった。ウォーレンは「UFOから宇宙人が出てきて、ウォーレンと会談した」と考えており、空軍基地でその記憶を失ったのではないか、と語っている[2]。後にウォーレンは退行催眠の状態でUFOのイラストを描いた。
ウォーレンの証言は多くの点で他の証言と食い違っており、矛盾点もある事から、その信憑性を疑う声も挙がっている[1]。 その後の調査から、研究家のブレンダ・バトラーらは「政府は軍の最高機密に属する宇宙船の実験の失敗を、UFO事件に仕立てて隠している」との説を唱えた。 2009年になりピーター・ターティルと名乗る男性が「あの事件は自分の仕業だった」と名乗り出た。しかしその証言の信憑性には、ブレンダ・バトラーを含めた多くの研究者から疑問の声が挙がっている[3]。 2013年にアメリカで行われた公聴会であるシチズンズ・ヒアリング・ディスクロージャー公聴会にて、レンデルシャム事件についての新たな証言が得られたとされる。
その後の展開
脚注^ a b ティモシー・グッド 「トップシークレット」 二見書房[要ページ番号]
^ 矢追純一 「宇宙人とUFO」河出書房[要ページ番号]
^ https://www.narinari.com/Nd/20090912261.html
参考文献
矢追純一 「宇宙人とUFO」河出書房
ティモシー・グッド 「トップシークレット」 二見書房
関連項目
未確認飛行物体
シチズンズ・ヒアリング・ディスクロージャー公聴会
外部リンク
Rendlesham Forest UFO: Are we any closer to the truth 40 years on? - BBC