レフカダ市(Δ?μο? Λευκ?δα?
)は、イオニア諸島地方レフカダ県に属する基礎自治体(ディモス)である。レフカダ島およびその近隣の島嶼を市域とする。レフカダ島とカラモス島・カストス島の間にはメガニシ島(英語版)が所在する。メガニシ島はメガニシ市として別の自治体になっており、カラモス島・カストス島は飛び地状態となっている。 現在のレフカダ市は、カリクラティス改革(2010年1月施行)にともない、(旧)レフカダ市を含む7自治体が合併して発足した。旧自治体は、新自治体を構成する行政区(ディモティキ・エノティタ)となっている。 下表の番号は、下に掲げた「旧自治体」地図の番号に相当する。下表の「旧自治体名」欄は、無印がディモス(市)、※印がキノティタ(村)の名を示す。 旧自治体綴り政庁所在地面積 km2人口 レフカダ市街およびレフカダ付近の砂嘴からは橋が架けられており、本土と結ばれている。 県内には空港はないが、レフカダ市街から18kmの距離(直線距離で東北へ約10kmほど)にあるアクティオ空港 古代ギリシャの女性詩人サッポー(サッフォー)にまつわる伝承のひとつによれば、サッポーはパオーン(ファオーン)に対する失恋を嘆き、レフカタスの岬で断崖から身を投げたという。この伝承はアプロディーテとオデュッセウスの伝説など、多くの神話・伝承に結びついている。 ドイツ人の建築家・考古学者ヴィルヘルム・デルプフェルト(1853年 ? 1940年)は、『ホメロス』に記された英雄オデュッセウスの出身地「イタカ(Ithaca)」 (Homer's Ithaca 周辺の小島は隠れ家のようなリゾート地となっており、その一つスコルピオス島
レフカダ島東南沖の島々
カラモス島
旧自治体(ディモティキ・エノティタ)
1レフカダΛευκ?δα
2アポロニイ(英語版)
(アポロニア)Απολλ?νιοιヴァシリキ (el) *3,235
3エロメノス(英語版)Ελλομ?νο?ニドリ (el) *4,600
4カリヤ(英語版)Καρυ?カリヤ (el) *1,427
6スファキオテス(英語版)Σφακι?τε?ラザラタ (el) *1,862
7カラモス(英語版) ※Κ?λαμο?カラモス*543
8カストス(英語版) ※Καστ??カストス*120
レフカダ県の旧自治体(2010年まで)
旧レフカダ市(2010年まで)
レフカダ市(2011年から)
Διοικητικ? δια?ρεση νομο? Λευκ?δα? - レフカダ県の自治体・集落一覧(1999年 - 2010年)
交通本土とを結ぶ船橋
道路
自動車道路
GR-42号線 (en
空港
港湾
ニドリ港(レフカダ島)
ヴァシリキ港(レフカダ島)
に向かうカーフェリーが出ている。
文化・観光
神話・伝承の中のレフカダ島
観光
姉妹都市
新宿区(日本・東京都)
1989年10月12日 旧レフカダ町と友好都市協定調印
レフカダで生まれ新宿で亡くなった小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の縁による。1984年、レフカダに八雲の記念碑が建立され、翌85年に新宿区長がレフカダを訪問したことを契機として交流が活発化し、協定調印に至る[4][5]。
人物
著名な出身者レフカダの小泉八雲像
アリストテリス・ヴァラオリティス(英語版) - 詩人(1824年 - 1879年)
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲) - 作家(1850年 ? 1904年)。
ディミトリオス・ゴレミス - 陸上選手(1874年 - 1941年)
アンゲロス・シケリアノス(英語版) - 詩人(1884年 - 1951年)
テオドロス・スタモス(英語版) - 画家(1922年 ? 1997年)
アポストロス・カクラマニス(英語版) - 政治家(1936年生まれ)
アグネス・バルツァ - メゾソプラノ歌手(1944年生まれ)
脚注^ 「ラフカディオ・ハーン」の名で知られているが、本名は「パトリック・ラフカディオ・ハーン」であり、「ラフカディオ」(レフカズィオス=レフカダ島の)はミドルネームである。