レックス・ハリソン
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1949年1957年トニー賞を受賞。1964年公開の『マイ・フェア・レディ』では、1956年にブロードウェイで初演したヒギンズ教授役でアカデミー主演男優賞およびゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門)を受賞。自身最高の当り役となった。
私生活

プレイボーイとしても名を馳せ、リリー・パルマーケイ・ケンドールレイチェル・ロバーツなど生涯に6度の結婚をし、レクシー・ハリソン(レックスとセクシーを合成させた)の異名をとった。

1942年、最初の妻Colette Thomasと離婚。翌年女優のリリー・パルマーと再婚し、舞台や映画で共演した。しかし1948年、リリー・パルマーと婚姻中、愛人であったキャロル・ランディスが自殺未遂を起こし、その後死亡するという事件が起こる。ハリソンから妻との離婚を断られたランディスの自殺が未遂に終わったその晩、二人は共に過ごし、翌日の午後になってバスルームで亡くなっている彼女をハリソンと女中が発見する。遺体発見から数時間、ハリソンは救急と警察に連絡しなかった[6]。その理由について、ランディスは母親に宛てたものとハリソンに宛てたものの計二通の遺書を残しており、ハリソンが自らの弁護士に指示して2通目の遺書を廃棄させるために通報を遅らせたものと報道された。警察の捜査のなかで彼は「2通目の遺書については知らない」と説明したが、彼女の遺族はランディスの死は決して自殺ではなく何者かに殺害されたと確信しているとして現在も公式ホームページ上で異議を唱えている。このスキャンダルでハリソンはフォックスとの契約を切られてしまい[7]映画界では1951年まで干されたが、舞台俳優としては愛人の自殺事件が起こった1948年も仕事がキャンセルされることも無く、翌年の1949年にはトニー賞を受賞するなど順調そのもので、彼の活躍の場が失われることはなかった。その後に1954年に映画で共演後から愛人関係にあったケイ・ケンドールの死期が近いことがわかったため、パルマーがケンドールの深刻な病状に同情し、彼女の願いを叶える為に1957年に離婚に応じ、ハリソンはケイ・ケンドールと再婚した。ケンドールは1959年に病死した[8]1962年にレイチェル・ロバーツと結婚するも1971年に離婚(レイチェル・ロバーツはハリソンとの復縁が叶わず1980年に自殺[9])、同年ソーシャライトのエリザベス・ハリスと結婚するも1975年に離婚、1978年に30歳年下のマーサ・ティンカーと結婚する。2人の結婚生活は1990年に彼が死亡するまで続いた[10]
主な出演作品

公開年邦題
原題役名備考
1936男は神に非ず
Men Are Not Godsトミー・ステイプルトン
1937茶碗の中の嵐

Storm in a Teacupフランク・バードン
1938セント・マーティンの小径
St. Martin's Laneハーリー・プレンティス
城砦
The Citadelフレデリック・ローフォード
1939月のかなたに
Over the Moonフレディ・ジャーヴィス
1940ミュンヘンへの夜行列車
Night Train to Munichガス・ベネット
1945陽気な幽霊
Blithe Spritチャールズ
大空に散る恋
I Live in Grosvenor Squareデヴィッド・ブルース
艶(いろ)ごと師
The Rake's Progressヴィヴィアン・ケンウェイ
1946アンナとシャム王
Anna and the King of Siamモンクット王
1947幽霊と未亡人
The Ghost and Mrs. Muirダニエル・グレッグ
1948殺人幻想曲
Unfaithfully Yoursサー・アルフレッド・デ・カーター
1954獅子王リチャード
King Richard and the CrusadersEmir Hderim Sultan Saladin
1955完全なる良人
The Constant Husbandウィリアム
1960誰かが狙っている
Midnight Laceアンソニー・プレストン
1961楽しい泥棒日記
The Happy Thievesジミー・バーンズ
1963クレオパトラ
Cleopatraジュリアス・シーザー
1964マイ・フェア・レディ
My Fair Ladyヘンリー・ヒギンズアカデミー主演男優賞 受賞
ゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ミュージカル・コメディ部門) 受賞
黄色いロールス・ロイス


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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