レギオン_(架空の怪獣)
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それを阻止するために防衛出動した自衛隊も三次に渡る防衛ラインを構築するが、栃木県足利市の足利市立松田小学校付近に出現したマザーは待ち構えていた陸上自衛隊戦車大隊の攻撃を一蹴し、続く航空自衛隊F-1支援戦闘機編隊による爆撃も構わず第一次防衛ラインを突破し、第二次防衛ラインに迫る。マザーは復活したガメラをも苦戦させながら第二次防衛ラインも突破するが、NTT職員の機転によって名崎送信所から最大出力で電波が送信された結果、事前に放っていたソルジャーの群れがマザーから引き離されて名崎送信所へ向かったことや、自衛隊がガメラの援護に回ったことから、形勢を逆転される。ソルジャーの群れは名崎送信所のアンテナに群がったところをAH-1S対戦車ヘリコプター隊のハイドラ70ロケット弾攻撃で殲滅され、マザーも干渉波クローを79式対舟艇対戦車誘導弾で破壊されたうえに大角をガメラにもぎ取られたことから怒り狂って猛攻撃に出るが、栃木県利根川の最終防衛ラインにてガメラのウルティメイト・プラズマに遭い、粉砕される。

こうして、地球におけるレギオンの繁殖は失敗に終わった。
データ
マザーレギオン(巨大レギオン)

諸元マザーレギオン
全高140 
m(最大成長時)[4]
全長160 m(最大成長時)[4]
体重600 t(最大成長時)[4]
飛行速度マッハ1(亜成体時)[4]
出身地不明(外宇宙のどこか)[4]

甲殻類に似た構造を持つ。珪素質で構成される体組織は半導体の化学構造に似ている。高い耐久力を持ち、自衛隊の攻撃にはほぼ無傷で耐える。好物は珪素(シリコン)[4]

劇中では「マザーレギオン」の名称は登場せず、「巨大レギオン」と呼称される。また、飛行能力を持っている成長途中の状態は「亜成体[4]」「幼体レギオン[1]」などと表記される(劇中で呼称する場面は無い)。
主要器官

ハイバンド電子眼[1](目)
あらゆる波長の電磁波を視覚として認識できる[4]。普段は青色だが、興奮すると赤く発光する。
口(大角)
左右に開く大きな角状の器官でマイクロ波を集束して打ち出す[4]。マイクロ波シェルを打ち出そうとした隙を突いて、ガメラに力ずくでもぎ取られた。中心にある部分からはレッドロッドを複数本発生させられる。
エッグチャンバー(卵巣[4]
腹部にあるオレンジ色に発光する器官。1時間で100匹単位のソルジャーレギオンを生み出す[4]。最終決戦で、ガメラのエルボークローによって破壊される。
スレッジアーム[1](大槌腕[4]
武器としても使われる前脚で、地中潜行時には掘削機ともなる[4]
サイズレッグ(太鎌脚)[1]
のような2本の後脚。自在に動き可動範囲が広く、体正面に突き出したり、地中に潜った状態から地上の敵を攻撃することもできる。パワーも強く、飛来したガメラを叩き落としたり、ガメラの甲羅の端部を大きく削り取るほどの威力がある。
甲羅[4]
甲羅状の外骨格は硬質シリコン樹脂によく似た絶縁物質でコーティングされ、あらゆる攻撃を弾き返す[4]
干渉波クロー[4]
頭部の周りに10本(5対)の爪状器官がパラボラ型に配置されており、各種の電磁波を放射する[4]。主にソルジャーレギオンとの交信にも使われるが、ガメラのプラズマ火球を中和して無効化したり、通信や電子機器などに干渉して妨害することも可能[4]。ただし、デリケートな器官であるため耐久性は低く[4]、有線誘導式のため完全に妨害しきれなかった79式対舟艇対戦車誘導弾の直撃で破壊されている。欠損のある状態ではプラズマ火球を無効化しきれない。
主な攻撃手段

マイクロ波シェル[4]
頭部の大角=口部分が左右に開いた状態で、身体の最上部にある大きな角と分かれた角の3本の間でマイクロ波を収束し、打ち出す。青く発光する光線で、命中した対象物は一瞬で高温に加熱され、蒸発する。劇中ではガメラの甲羅に直撃して直撃部分を抉った他、陸上自衛隊戦車大隊にも使用し、大隊損耗率50パーセントに及ぶほどの大打撃を与えた。
レッドロッド(赤熱鞭)[1]
大角を引きちぎられた頭部の中心の口部分から飛び出す赤く発光する触手。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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