レイテ沖海戦
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注釈^ 太平洋戦争の公刊戦史である「戦史叢書」で本海戦を扱っている56巻でもこの名前が使われている。当時の戦闘詳報や大本営による発表でも「フィリピン沖海戦」とされ、当時のニュース映像でもそう紹介されており、レイテ沖海戦とは呼称していない。
^ 1、陸軍1個師団を載せた輸送船団(8万総トン)と北方方面を担当する第五艦隊に乗船した陸軍1個連隊をサイパン島に向かわせる。 2、第一機動艦隊の残存空母瑞鶴瑞鳳龍鳳隼鷹千歳千代田に練習航空隊や陸軍の戦闘機を中心とした約200機を搭載し、第二艦隊と共に出撃させる。艦載機は発艦のみとする。 3、第一機動部隊の約200機・硫黄島の八幡空襲部隊を中心とする約100機・ヤップ島の約50機、計350機をもってサイパンを攻撃し制空権を奪還、帰路は周辺のグアム、テニアン、ロタの友軍基地に着陸する。 4、第二艦隊はサイパンに接近し所在の敵艦隊を撃破。その後第五艦隊をサイパンに突入させ、その支援の下、陸軍1個連隊を上陸させアメリカ上陸部隊を駆逐する。5、輸送船団をサイパンに入泊させ防御を固める(光人社NF文庫 佐藤和正著「レイテ沖海戦」48・9p)というものだった。
^ この作戦要領は原本は終戦時に破棄されて存在せず、当事者たちの記憶をもとに戦後記録されたものである。そのため記憶違いな点もある可能性や、発令後の関係各部隊との作戦打ち合わせ等での修正点などが盛り込まれているか判定されておらず、実施時とは異なる可能性もあるので注意
^ 結局、台湾沖航空戦において連合艦隊は独断で「基地航空部隊捷一号作戦」を発動する。結果は航空戦力の多くを失うが逆に米機動部隊の損害は殆どない完敗となってしまい、「敵の先制攻撃を耐えて引き付けてからの総反撃」だった作戦が、「米軍引き付けた時点で航空戦力が壊滅している」という陸軍が指摘してきた問題をほぼそのまま繰り返してしまい、事後の作戦に重大な影響を与えてしまう[9]
^ それまで連合艦隊と同じく天皇に直接隷属する立場であった支那方面艦隊海上護衛総隊や各鎮守府・警備府を連合艦隊司令長官の指揮下に置くことで、指揮権の一元化を図った。
^ それまで海上機動部隊所属の航空隊に採用されていた空地分離方式を基地航空隊にも採用した。
^ 3月頃より内密に進められていた水上、水中各種特殊攻撃兵器(後の震洋回天桜花など)の研究開発を本格化する。但し実際にレイテ沖海戦で行われた神風特別攻撃の採用ではなく、専用の特攻兵器の開発とその運用法の研究を始めたという意味である。
^ 1943年(昭和18年)頃より本格化しだしたアメリカ潜水艦による通商破壊戦により、損害を肥大化させ、マリアナ沖海戦頃には軍艦艇ですら損害を被るようになっていた。そのためサイパンの戦いに巻き込まれて司令部が全滅した第三水雷戦隊を解隊し、対潜機動部隊第三十一戦隊を設立した。
^ 1944年8月20日時点での編成は、軽巡洋艦五十鈴(旗艦)、第三十駆逐隊(卯月夕月秋風皐月夕凪)、第四十三駆逐隊()、海防艦干珠満珠笠戸三宅第22号
^ この時点では第一遊撃部隊(栗田艦隊)、第二遊撃部隊(志摩艦隊)は機動部隊本隊(小沢艦隊)と共に機動部隊(小沢治三郎中将が指揮官)の指揮下だった。
^ 後年小沢はGHQの調査による陳述書において、この時の事を「中略…余りにも拙い微力な航空戦力を以てしては、全水上部隊の主力となりえず、僅かに水上艦艇の偵察か上空警戒を担当する程度の実勢にすぎないであろう。このような航空戦隊に乗艦して、私が戦艦部隊を含めて水上部隊の最高指揮官となることは砲戦力を主とする栗田中将の自由な指揮を拘束するばかりでなく、その作戦遂行上も不利が多いと考え、豊田大将の希望案に対して強く反対した。」と述べている
^ 同司令はこの他にもサマール沖海戦当日の記述で、栗田長官が米機動部隊(実際は米護衛空母の1群だったが)への追撃を取りやめてレイテ湾への突入を再開する指令を出した事を「何を考えたか?」と意外であったととれる記述をしている。
^ マリアナ沖海戦までは他に第10、61駆逐隊がいたが第10駆逐隊はマリアナ沖海戦後には駆逐艦朝雲のみとなったので7月10日に解隊され、秋月型駆逐艦(初月若月秋月)で構成される第61駆逐隊は同じく1隻だけ(霜月のみ)となった第41駆逐隊と共に、臨時に第二駆逐連隊を編成(司令は第61駆逐隊司令が兼務)して第三艦隊に残留したので第一遊撃部隊への移籍には第17駆逐隊のみが加わった。
^ 足柄木曾多摩
^ 不知火薄雲
^
^ 若葉初春〈※初霜は別海域で船団護衛任務中〉
^ 元々フィリピンは「マッカーサー王国」などと揶揄されるほど、マッカーサーにとっては父親の代より利権を多く握っていた国だった。
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