主演のデ・ニーロは、ミドル級チャンピオンまで上り詰めた鍛え上げられた肉体と、引退後の肥満体型を表現するために体重を27kg増量[4]。@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}徹底した拘りから生まれた造語、「デ・ニーロ・アプローチ」の完成形とも言える[要出典]役作りを敢行し、第53回アカデミー主演男優賞を初めアメリカ国内の映画賞を多数獲得した。
タイトルは「怒れる雄牛」の意味で、このニックネームで呼ばれたジェイク・ラモッタのことを指す。 1964年、ジェイク・ラモッタはクラブのコメディアンだが、かつてはボクシングミドル級チャンピオンだった。 1941年、デビュー以来無敗を誇っていたジェイクは初めての屈辱を味わうこととなる。7回のダウンを奪ったにもかかわらず、相手に有利な判定で敗れたのだ。怒りの収まらない彼は妻や弟でマネージャーのジョーイに当たり散らす。だが、そんなすさんだ心も市営プールで、まだ15歳のブロンドの少女・ビッキーと出会うことで癒される。2人はジェイクに妻子がいるのもお構いなしに交際を始める。 1943年、ジェイクは当時無敵とされていたシュガー・レイ・ロビンソンを破るまでの戦績を挙げた。だが、すぐに行われたリターン・マッチではまたしても不利な判定に屈する。そこに取り入ってきたのが八百長試合を仕組む組織の大物・トミーであった。長らく彼の誘いを拒み続けていたジェイクであったが、タイトルマッチの誘惑に負け、承諾してしまう。格下の相手に負けねばならない屈辱を味わったが、その見返りで彼は念願のチャンピオンへの挑戦が認められる。 1949年、このタイトルマッチにおいて、ジェイクは見事にマルセル・セルダンをTKOし、チャンピオンベルトを手にした。しかしその裏で、ジェイクの病癖?ビッキーへの強い猜疑心が彼を破滅へ導いていたのであった。
ストーリー
キャスト
ジェイク・ラモッタ: ロバート・デ・ニーロ
ビッキー・セイラー
ジョーイ・ラモッタ(英語版): ジョー・ペシ - ジェイクの弟。
レノーラ・ラモッタ: テレサ・サルダナ - ジョーイの2番目の妻。
サルヴァトーレ“サルヴィー・バッツ”: フランク・ヴィンセント
ジョー・ルイス: コリー・ウォレス
スタッフ
監督:マーティン・スコセッシ
製作:アーウィン・ウィンクラー、ロバート・チャートフ
原作:ジェイク・ラモッタ
脚本:ポール・シュレイダー、マーディク・マーティン(英語版)
撮影:マイケル・チャップマン
編集:セルマ・スクーンメイカー、マーク・ワーナー(編集補佐)
音楽:レス・ラザロビッツ(英語版)
プロダクション・アシスタント:レイチェル・ティコティン
プロダクション代理人:マイケル・E・ウスラン
テーマ曲