2023年現在、テレビシリーズが6作(+番外編1作)、単発長編作品「テレビスペシャル」が27作(+番外編1作)、新作映画は単独作品8作、クロスオーバー作品が2作。そのほかOVAも数作作られている。
アニメの設定は制作時点での現代を舞台とし、当時の国際情勢や流行を題材とした作品が多いが、初期の原作漫画が連載されていた1960年代後半を舞台とした作品も存在し、ごく少数ながら江戸時代や近未来を舞台としたものもある。原作漫画のアニメ化は『PARTIII』までは比較的多く見られたが、1980年代後半以降の作品は原則オリジナルの脚本が使用されている。
作品は全て日本テレビ系列で放送され、読売テレビ[注釈 6]・日本テレビ[注釈 7]とトムス・エンタテインメント(改名前の東京ムービーなど、以下TMS[注釈 8])が製作している[注釈 9]。アニメ制作[注釈 10]については一部のテレビスペシャルや第2シリーズの一部の回、第4・第5シリーズ、劇場短編シリーズはTMSの子会社のテレコム・アニメーションフィルムが担当している。 1968年にエイケンがアニメ化を画策するも失敗に終わり[5]、その後、東宝の劇場ヤクザアニメ映画を目的としてAプロダクションにて企画会議が発足。翌1969年にパイロットフィルムが製作された。脚本も4本用意されたがいずれも未使用に終わっている[注釈 11][6]。 1971年からテレビアニメ『ルパン三世 (TV第1シリーズ)』が日本テレビ系列で放送を開始した。当初は大人向けの作品を志向していたが、当時の視聴者の関心を集めることができず、対象年齢を下げるという路線変更の後に打ち切られた。しかし放送終了後、放映料が安かったこともあり全国で再放送が繰り返された結果、そのたびに人気が高まり、5年後の1977年に『ルパン三世 (TV第2シリーズ)』が製作された。この第2シリーズが高評価であったことや、前述の第1シリーズが再放送で評価が高まったことから、現在までに及ぶルパン三世のキャラクターと人気が確立した。 断続的ではあるものの[注釈 12]、1971年から制作されている長寿番組である。 各シリーズの詳細については、それぞれのシリーズの項目先を参照。 ※ 『ルパン三世ベストセレクション』については、本項「#ベストセレクション」を参照。 番外編 特記がないものはTV第1シリーズ・TV第2シリーズ・PARTIII・PART6の4作品を放送していた局。系列は現在の系列。 放送地域放送局放送系列備考
製作に至る経緯とその後の反響
テレビシリーズ
1971年 - 1972年 『ルパン三世(第1シリーズ)』
1977年 - 1980年 『ルパン三世(第2シリーズ)』
1984年 - 1985年 『ルパン三世 PARTIII(第3シリーズ)』
2015年 - 2016年 『ルパン三世(第4シリーズ)』
2018年 『ルパン三世 PART5(第5シリーズ)』
2021年 - 2022年 『ルパン三世 PART6(第6シリーズ)』
2012年 『LUPIN the Third -峰不二子という女-(スピンオフ)』
使用楽曲
ルパン三世(第1シリーズ)はルパン三世 (TV第1シリーズ)#主題歌を参照。
ルパン三世(第2シリーズ)はルパン三世 (TV第2シリーズ)#オープニングテーマ及びルパン三世 (TV第2シリーズ)#エンディングテーマを参照。またルパン三世のテーマを参照。
ルパン三世 PARTIIIはルパン三世 PARTIII#主題歌を参照。
ルパン三世(第4シリーズ)以降はルパン三世のテーマを参照。
テレビシリーズの放送局
近畿広域圏読売テレビ日本テレビ系列第1シリーズ・PARTIII制作局
『LUPIN the Third -峰不二子という女-』・2015年シリーズ・PART5・PART6も放送
関東広域圏日本テレビ第2シリーズ幹事局
LUPIN the Third -峰不二子という女-・2015年シリーズ・PART5・PART6制作局
北海道札幌テレビ
青森県青森放送
岩手県テレビ岩手
宮城県ミヤギテレビ
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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