ルパン三世_(架空の人物)
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また、ルパン自ら「日仏友好の生き証人」と語る時もあり、日仏混血を示されることが多い[注 43]。『TV第1シリーズ』第13話「タイムマシンに気をつけろ!」[ep 9] では、ルパン一世の段階で日仏系[注 44]となっているが、これは魔毛狂介を嵌める罠の一環としてルパンが語った虚偽である。『TV第1シリーズ』後半の演出に携わった宮崎駿が、「ルパンは(『TV第1シリーズ』前半は)フランスの没落貴族のイメージだったのを、常にうまい話が転がっていないか探しているイタリア貧民にした」と語ったことから、それを斟酌した一部のライターによって、『TV第1シリーズ』終了以降「ルパンにはイタリア人の血も混じっている」と書かれることもしばしばある。なおルブランの初代ルパンは作中日本の柔道技を披露しており日本と少なからず関係があった模様。以上の設定は『TV第2シリーズ』以降においても継続されており、モナコグランプリや「ドロリンピック」に出場した際、アナウンサーに「日本からはミスター・ルパンが初参加」と呼ばれている。第118話「南十字星がダイヤに見えた」では、ルパン自身が「日仏混血ルパン三世」と言っている。10代の頃はフランスにいた模様で、第123話「泥棒はパリで」では、ルパン自身が若い頃にパリブローニュで暮らしていたことを明かしている。『PartIII』第13話にて銭形から「このパリの田舎者め!」と言われた事もある。『ルパン三世H』第1巻では、敵であるモルガーナに、「猿顔のフランス人」と呼ばれている。TVスペシャル『ロシアより愛をこめて』で、土木作業をしているときに「最近の日本人はこういった仕事をしない」という発言をし、それを聞いた次元から「お前は日本人の鑑だ」と言われるシーンもある。一方、OVA『GREEN vs RED』では、廃校でくつろぐルパンの「懐かしい」との発言に対して、次元からは「お前はいつから日本人になったんだ」と言われている。
出身地:不明
1999年3月1日に発行された『COMIC GON!』(ミリオン出版)のインタビューでは、「ルパンは北海道霧多布(きりたっぷ)の出身だった!」と問うインタビュアーに対し「いや、ルパンは一応、国籍不明ということになっているから」と否定をしている。しかし、2001年9月2日放送のNHK衛星第2テレビおーい、ニッポン 今日はとことん北海道・道東』にモンキー・パンチがゲスト出演した際、自身と同じ北海道浜中町生まれだと発言している。なお、TVスペシャルで放映されたルパン三世生誕40周年記念作品『ルパン三世 霧のエリューシヴ』は浜中町を舞台とした物語である。しかし、『ルパン三世H』第2巻では、フランスパリ出身ということになっている。
苦手なもの:銭形警部、くすぐられること、好戦的な殺し屋、タコ、高慢な金持ち、ツタンカーメンの黄金マスク関係、ロゼッタ婆さんのストリップ
特にタコは、見ただけで蕁麻疹が出てしまうほどに嫌っているという[ep 10]。『TV第2シリーズ』以降では蕁麻疹は出ていないものの、依然としてタコは大の苦手であるが、TVスペシャル『ハリマオの財宝を追え!!』でタコを丸飲みしているシーンがある他、『天使の策略 ?夢のカケラは殺しの香り?』でも頭にタコが乗っているのにもかかわらず平然としているシーンがある。くすぐられるのが苦手なのは潜在意識によるものである[ep 11]。他にも、ロゼッタ婆さんのストリップや、エジプト考古学関連の品物[注 45] などが挙げられる。また、次元が恩人を助けて欲しいと頼んできた際には「俺は、血を見るのが好きな殺し屋とタコは大嫌いなんだ」とはっきり発言し、相棒の頼みでも殺し屋を助けることを拒絶している。なお容姿が綺麗でない女は苦手であり、ロゼッタなどの老婆にも嫌悪感を示している。また、銭形に関しては「千人の軍人よりも銭形一人の方が厄介」と言ってはいるが、失敗してもあきらめずに何度も追ってくる唯一の相手として好意を持っており、その行動力には尊敬もしている。
余技:ルパンダイブ
ルパンの余技の一つ。女性の寝ているベッドへ向かって、跳躍しながら服をすり抜け、全裸もしくはトランクス一丁の状態で飛び込むというものである。「脱ぐ」というよりも、着衣状態のまま襟首から全身を抜くというもので、手足の拘束を簡単にすり抜けてしまうルパンの技の、ある種の究極形態といえるが、ほとんどはろくなオチにならない。演じた山田は「こんな芸ができれば一生食っていける」と評したこともある。前述の通り、テレビアニメにおいては性行為を描くことはできないが、実際はルパンがその道に長けていることをコミカルに演出したものである。行なう際の姿勢が特徴的でもあることから、2016年にはタレントの喜屋武ちあきが自著『喜屋武ちあきのアニメヨガ』にて紹介した「立ちと動きのポーズ」の1つにこれを用いている[11]
愛用品
愛用拳銃:
ワルサーP38
一般にはac41型[注 46]。エンディングテーマ『ルパン三世主題歌II』の歌詞にも登場する。かつてはP38と十四年式拳銃などを組み合わせたような外観の形式不明の拳銃や、装飾入りのシルバーメタリックモデルのP38を使用していたが、後者をかつての相棒に奪われ、ac41を使用するようになった[ep 12]。その後も何回か壊されるなどして変わっている。本人曰く「図体だけのでくの坊よりよっぽどいい」。ただし、山上正月の描いた漫画『ルパン三世Y』では、ワルサーP38の後継銃であるワルサーP99を愛用している。
愛車
下記のように様々な車種の車に搭乗している。しかし、敵との戦いにおいて損傷、もしくは爆発炎上するなどして車が失われるケースが多かった。
メルセデス・ベンツ・SSK
パイロットフィルム、『TV第1シリーズ』などで登場。ルパンはこれにフェラーリV型12気筒エンジンを搭載し、300km/h超えを実現させている[ep 13]。当初、パイロットフィルムや『TV第1シリーズ』の演出を担当した大隅正秋は本家のメルセデス・ベンツ・SSKではなくレプリカモデルであったエクスカリバー(英語版)をルパンの愛車にしたいと作画監督の大塚康生に提案し、大塚もそれを承諾した[ep 14]。しかし、排気管の数やクラムシェルフェンダー、フロントウインドウなど全体的な形状はオリジナルのメルセデス・ベンツ・SSKに近い形で描かれている。劇場版『ルパン三世 ルパンVS複製人間』、『PARTIII』の初代オープニングではドアが描かれている。
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