ルパン三世_(架空の人物)
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[注 8](『TV第1シリーズ』・『PART6』など)

赤(『TV第2シリーズ』・テレビスペシャルなど)

ピンク(『PARTIII』など)

青(『TV第4シリーズ』・『PART5』など)[注 9]

これ以外では白(『ルパン三世 トワイライト☆ジェミニの秘密』)、黒(『ルパン三世 グッバイ・パートナー[注 10])の着用例がある。下着は縞柄のトランクス。

容姿について、『TV第1シリーズ』第16話オープニングにおいて銭形警部がルパンを「容姿端麗」と発言しており、当初は美男子という設定であった。普段の顔も変装であるという原作の設定は、ルパンが「これは生まれつきのモンキー面」と自称する[ep 1] などアニメでは長らく出てこなかったが、『PART5』最終回にて、マスクを脱いで本当の姿を峰不二子に見せるシーンで初めて使われた。ただし、後ろ姿や影が差した形で描写されており、本当の顔は原作と同様に不明のままである。なお、同作にある回想シーンではルパン襲名前からモンキー面をしていた。

劇場版『バビロンの黄金伝説』では頭髪の中に小型ボンベを仕込んでおり、カツラ着用であることをほのめかす描写が存在する。

『PART5』では、より謎に包まれた人物として描かれており、3代目アルセーヌ・ルパンの襲名をアルベール・ダンドレジーと競っていたが、彼がそれを放棄したためにルパンを襲名したという設定になっている。それゆえ、アルセーヌ・ルパンの血縁者なのかは不明であり、過去のTVシリーズやTVスペシャル、劇場版などでの設定と整合性が取れなくなっている。
人物

女たらしで三枚目。しかし本人は容姿に自信を持っている[注 11]ため、自分を誰よりもイケている男と勘違いしている節があり、そこを仲間達や銭形に突っ込まれる場合がある。しかし三枚目という設定が確立したのは『TV第2シリーズ』以降であり、上述の通り『TV第1シリーズ』では銭形がルパン三世のプロフィールとして「容姿端麗」と語っている[注 12]。また、一人称は一貫して「俺」である。

愛嬌たっぷりの憎めない性格だが、抜け目のない狡知も持っている。
原作とアニメの相違

原作とアニメ・映画では性格が大きく異なる。原作では暴力や殺人もいとわず[注 13]性行為も頻繁に描写される。

アニメ版では基本的には弱い立場にいる人間の金には手をつけず[注 14]、不必要な暴力及び殺人を避けている[注 15]。「拳銃の1発目はいつも催眠弾である」と本人が語っている話や[ep 2]、催眠弾入りの銃と実弾入りの銃の2丁を携帯している[ep 3] 話もある。普段は市民は勿論、犯行の邪魔をする警察官や悪党であっても殺しはしないが、相手によっては原作と同様に躊躇なく殺す場合もある[注 16]。性行為についてはテレビアニメの制約により描写されないだけで、性行為をほのめかす、あるいは臨もうとして未遂に終わる描写はしばしば見られる[注 17]
敵対者への対処

ルパンの敵対者への対処の仕方、特に殺しについては、作品によって大きく異なる。

『TV第1シリーズ』にて、石川五ェ門はルパンとの違いを、師匠の百地三太夫から「ルパンなら相手を殺すときにためらわない」と指摘されており、実際にルパンは百地三太夫をためらいなく殺しており、大泥棒だけでなく「世界一の殺し屋」ともされている。

『TV第2シリーズ』においては、銭形が「貴様(ルパン)に人殺しができんことぐらい、わしはよく知っとる」(第63話『罠には罠を』)と言っているように、自分の命を狙う殺し屋を除き、基本的に人殺しはしない。

『PART5』では第16話において警備兵を射殺するなど、人殺しはしないというポリシーは特に持ち合わせていない。

TVスペシャルでは、ルパン自らによる殺害シーンもいくつか存在する。特に『ルパン暗殺指令』では、自分や仲間を暗殺しようとしたキースを自らの手で射殺した。この時のキースはルパンたちの攻撃で深手を負っていたが、起き上がろうとしたことに気付いたルパンは、一切躊躇うことなく止めを刺して殺害するという冷酷な一面を見せている。同じくTVスペシャルの『ワルサーP38』では、かつて自分を裏切って殺そうとした元相棒で、本編での事件における黒幕でもあったドクターを射殺している[注 18]。『天使の策略 ?夢のカケラは殺しの香り?』では、劇中ラストで黒幕の組織の女ボス、スパイダー・エミリーを射殺している[注 19]

五ェ門は『TV第1シリーズ』当初は敵として登場したものの、第7話「狼は狼を呼ぶ」のラストシーンで五ェ門もルパンの仲間になる。しかし『TV第2シリーズ』第55話「花吹雪 謎の五人衆 前篇」で、白波五人衆が五ェ門を籠絡したことから、続く第56話「花吹雪 謎の五人衆 後篇」では白波五人衆の一員となった五ェ門に一騎討ちを挑まれ、ルパンは斬られて負傷する羽目にあった。だが五ェ門はその後、五人衆の真の狙いは自分を人質にしてルパンが今まで手に入れた宝を横取りすることであると知り、ルパンたちの前で、ルパンを負傷させた責任を取り切腹すると言い出したが、介錯を頼まれたルパンは「無抵抗のやつの首をはねても面白く無い」として、ルパンと五ェ門の殴り合いの喧嘩となった。
食通

ケーキやコース料理を一人で作れるなど、シェフ顔負けの高度な料理の腕前を持っている。『峰不二子という女』第8話では「ジャガイモニョッキ、特製ボローネ風ラグーソース」という祖母ゆずりのレシピを再現している。また格別美食家というわけではないが、スープを一杯すすっただけで郷土料理であることを見抜く描写があり[ep 4]味覚に関してもかなりの鋭さを持つ。


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