リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い
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『リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い』(リーグ・オブ・レジェンド/じくうをこえたたたかい、The League of Extraordinary Gentlemen)は、アメコミ作品『リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン』を原作とした映画。2003年20世紀フォックスにより、スティーヴン・ノリントン監督で映画化された。原作とはほぼ別物になっている。
概要

映画版では、ヴェネツィアで催される国際平和会議の妨害によって世界大戦を引き起こそうとする仮面の武器商人ファントムの陰謀を、怪人連盟が阻止するというオリジナルストーリーが採用されている。怪人連盟のメンバーには原作の5人に加えて、不死身の貴族ドリアン・グレイアメリカ合衆国の諜報員トム・ソーヤーが参加しており、透明人間役はホーレイ・グリフィン博士でなく、透明薬を盗み出したロドニー・スキナーという盗賊になっている。また、麻薬中毒のクォーターメインや少女強姦者の透明人間といった設定はカットされている。

本作では監督ノリントンと制作・主演のショーン・コネリーの間でトラブルがあったため、ノリントンは長期の沈黙期間を経ることとなり、一方のショーン・コネリーもこれ以降、声のみの出演を除き映画に出演しないまま2006年に引退宣言をし、2020年に死去した。
あらすじ

19世紀末、アフリカで隠遁生活を送っていたアラン・クォーターメインは英国からの要請を受けて帰国を果たす。ロンドンでは“M”を名乗る人物によって、国際的な武器密輸組織を率いる仮面の男ファントムを逮捕するため「超人同盟」の会合が開かれていた。ファントムの組織に襲撃を受けた超人同盟は、米国スパイのトム・ソーヤーを加えてこれを撃退し、ファントムを追跡する。

しかし追跡の中で“M”の正体がファントム、そして死んだはずのジェームズ・モリアーティ教授である事が判明。さらにドリアン・グレイが超人同盟の裏切り者で、メンバーの超能力を盗むことが目的であったことが明らかになる。

一度はバラバラになったかに見えた超人同盟のメンバーは、自分たちの能力をコピーした超人兵士の量産を防ぐため、南極にあるモリアーティの基地を襲撃する。戦いの中でクォーターメインはトム・ソーヤーに後を託して死に、トム・ソーヤーはクォーターメインの銃を使ってモリアーティを射殺する。

その後クォーターメインは彼の望み通りアフリカの大地に埋葬された。超人同盟はクォーターメインの埋葬に立ち会い、その場を後にする。しかし葬儀を取り計らった呪術師の「アフリカは彼を死なせない」という言葉通り、クォーターメインの墓が内側から揺れ動くシーンで映画は幕を閉じる。
登場人物
アラン・クォーターメイン
演 -
ショーン・コネリーH.R.ハガード作『ソロモン王の洞窟(英語版)』などの主人公。作中一時期イギリス政府からの要請で諜報活動を行っていたが。息子を亡くした事で協力要請を拒んでいた。原作コミックのようにアヘン中毒の描写はない。老眼で遠距離射撃の際はメガネを使用する。原作小説『ソロモン王の洞窟』でアフリカでは先住民を救った事で、アフリカの土地は決してアランを殺す事はないと肉体の復活を約束されている。
ミナ・ハーカー
演 - ペータ・ウィルソン(英語版)ブラム・ストーカー作『吸血鬼ドラキュラ』のヒロイン。チーム紅一点の女性科学者。原作小説では吸血鬼にされなかったが、本作では半分吸血鬼になってしまっている。また原作コミック及び原作小説では結婚前のマリーの名字であったが、本作ではジョナサンと結婚してハーカーになっている。原作コミックではピアノ教師だが、本作では科学者に設定が変更された。制作段階ではモニカ・ベルッチの出演が決まっていたが急遽変更された。
ドリアン・グレイ
演 - スチュアート・タウンゼントオスカー・ワイルド作『ドリアン・グレイの肖像』の主人公。本作ではミナ・マリーの知己の貴族という設定になっている。またクォーターメインは学生時代にドリアンの講義を受けたという設定になっている。チームの中ではステッキに仕込まれた剣を使用する。しかし、チームを裏切ったためにミナの手で葬り去られた。原作小説では不老不死となった代償に老けて行く肖像画が破壊される事が弱点となるが。本作では肖像画を自分で見る事が弱点となっている。原作『リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン』では、外伝にのみ登場。
トム・ソーヤー
演 - シェーン・ウェストマーク・トウェイン作『トム・ソーヤーの冒険』の主人公。本作では20代の青年で、アメリカの諜報部員。原作『リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン』には登場しないが、ハリウッド映画ということで登場することになった。本作の未公開シーン及びノベライズ版では親友かつ諜報部の同僚であったハックの仇をとるためにリーグに志願した。
ヘンリー・ジキル博士/エドワード・ハイド氏
演 - ジェイソン・フレミングスティーブンソン作『ジキル博士とハイド氏』の主人公。優秀な外科医だが臆病なジキル博士と性格を逆転させたハイド氏。原作小説ではハイド氏は醜悪で残酷な小男だが、本作では力任せで乱暴だが仲間思いの巨漢に設定変更されている。本作の原作コミックの説明によると当初は原作小説と同じ小男のハイドであったが、凶悪な性格が暴走するごとに体が肥大化したとのこと。イギリスを逃亡後、パリのモルグ街で連続殺人を行っていたがクォーターメインに仕留められてメンバーに加わる。ハイド変身時に当初は巨大なシルクハットを被っていた。 
ロドニー・スキナー
演 - トニー・カランH.G.ウエルズ作『透明人間』からの翻案キャラクター。グリフィン博士が開発した透明薬を服用した泥棒。紳士泥棒を自称する。白塗りのドーランとツルなしのサングラスで顔を見せてるが、服はコートと帽子しか着ていない。お調子者でひょうきんな性格で、掴みどころがない。原作ではグリフィン博士本人が登場するが、殺人を厭わず強姦癖があるなど極めて自己中心的でモラルの低い危険人物として描かれており、ひょうきんな性格以外ロドニーとはかけ離れている。
ネモ船長


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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