リヴァー・フェニックス
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イギリスのロックバンドXTCの大ファンであったという[9]

亡くなる年(1993年)の夏に『Jack and Jill』[注 1]のAdam 役での出演を監督のアニエスカ・ホランドへ要望していた[11]
「神の子供たち」

リヴァーは幼い頃からヒッピーである両親に連れられて各地へ飛んだが、このとき両親の考え方からカルト教団「神の子供たち」(現在のファミリー・インターナショナル)への参加を余儀なくされた。この教団は、大人、子供に限らずセックスを奨励していたため、教団に所属していた幼児同士もセックスをしたという。リバー自身もこれに参加したことを認めており、この出来事がその後の性に対する混乱を招いたと語る。また早くして性経験をしたために将来の自分を変にしてしまうのではないかと悩んでいた時期もあった。

1991年11月の雑誌『Details』のインタビューで、「神の子供たち」に居た頃、リヴァーは4歳の時に童貞喪失をしたと述べた。雑誌で「でも、それをさせないようにした。10歳から14歳までは、そのようなことは一切していない(禁欲的だった)」と言う言葉を引用した[12]。リバーの事務所代表は、リバーに対し「冗談だった」と発言を撤回するよう圧力を掛けたと報じられている。

1994年、雑誌『エスクァイア』は「あいつらは気持ち悪い…あいつらは人の人生を駄目にしている」と、怒りながらカルトファミリー・インターナショナル)のことを話すリバーの言葉を引用した[13]
ヴィーガン

リヴァーのヴィーガン/ヴィーガニズム(完全菜食主義者)としての生き方は両親の信念に基づいている。かつて父ジョンと母アーリンが「神の子供たち」(ファミリー・インターナショナルの旧名)でおこなわれている性的虐待行為に嫌気が指したあとに目指したものが、ヴィーガンとしての生き方であった。

リヴァーは生涯ヴィーガンとしての生き方をつらぬき、飼い犬までにヴィーガンを徹底しているという本人のインタビューが残っている。

エピソードとしては、ガールフレンドだった女優のマーサ・プリンプトンレストランアメリカンクラブハウスサンドを注文したとき、リヴァーは失望して泣き出してしまったという。また、『スタンド・バイ・ミー』の宣伝のために来日した際に、入った蕎麦屋の蕎麦つゆに鰹節が使われていることを知り、思わず箸を置いたという出来事を『笑っていいとも』で語った。
麻薬中毒

反麻薬活動をおこなっていたリヴァー自身が、急性麻薬中毒で倒れたという出来事は大々的に報道された。検事が詳細な解剖結果を公表したことで、リヴァーが麻薬を使用したという事実を今や誰も否定できなくなってしまった。一方、その後しばらく続いた取材・報道から、彼の生い立ちが次々と明らかになったということもある。

リヴァーが死に至る以前から麻薬を使用していたという事実は、周囲の目撃証言、彼の体調の変化からほぼ確定的と言ってもよい。最も早いものでは、『スタンド・バイ・ミー』の共演者であるコリー・フェルドマンが映画の撮影中に、リヴァーが楽屋でマリファナを吸っていて彼がハイになっているのを見たという話がある(当時コリーもマリファナを使用していたと本人は語る)。ただ、この件に関してはリヴァーはその場で「自分のものではない」と否定している。
主な出演作品
映画

公開年邦題
原題役名備考日本語吹替
1985
エクスプロラーズ
Explorersウォルフガング・ミューラー安達忍
1986スタンド・バイ・ミー
Stand by Meクリス・チェンバーズ梶野博司(フジテレビ版)
高山みなみ(VHS・DVD版)
村上想太(BD版)
モスキート・コースト
The Mosquito Coastチャーリー・フォックス
1988ジミー さよならのキスもしてくれない
A Night in the Life of Jimmy Reardonジミー・レアドン島田敏
リトル・ニキータ


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