ネブラスカ大学リンカーン校は州内各地にキャンパスを構えるネブラスカ大学システムの本部である。通常、「ネブラスカ大学」とのみ言った場合はこのリンカーン校を指す。1869年創立の大規模総合州立大学で、140の専攻、275の教育プログラムを持つ。また東京にある専修大学と姉妹校提携を結び交換留学などの交流を行っている。
ネブラスカ大学はキャンパス内に美術館や劇場、州立博物館を抱えており、一般に公開されている。これらの文化施設はリンカーンの名所にもなっている。
ネブラスカ大学のフットボールチーム、コーンハスカーズは全米屈指の古豪として知られる。テキサス大学やオクラホマ大学などを抱える激戦区ビッグ12カンファレンスに所属し、特にコロラド大学バッファローズと熾烈なライバル関係を築いている。名将トム・オズボーン監督 (Tom Osborne) に率いられた頃はランを中心とし、地道にヤードを獲得し勝利を重ねた。1970年、1971年、1994年、1995年、1997年と5度の全米優勝を含め、46度のカンファレンス優勝、3人のハイズマン賞(最優秀選手賞)獲得選手、NFLにも多数の人材を輩出するなど、輝かしい歴史を持つ名門である。しかし、1997年にオズボーン監督がネブラスカ州選出の下院議員に当選し辞任するとチームは弱体化した。現在は戦略を大幅に変更し、フロリダ大学など南部の強豪校同様パス主体の攻め方をしているが、成果は上がっていない。
ネブラスカ大学がホームの試合を開催するスタジアムはキャンパス内にあるメモリアル・スタジアムである。2005年現在のスタジアムの収容人数は74,000人であるが、改修工事が進められており、完成すると80,000人以上を収容できるようになる。 リンカーンの主要な新聞はリンカーン・ジャーナル・スター紙 (Lincoln Journal Star
イベント
3月 : ネブラスカ高校バスケットボール選手権(男女)
6月の火曜の夜 : ジャズ・イン・ジューン (Jazz in June) - 屋外でのジャズライブ
7月末 : ジュライ・ジャム (July Jamm)
8月末または9月初め : ネブラスカ・ステート・フェア (Nebraska State Fair)
12月第1土曜日 : スター・シティ・パレード (Star City Parade)
メディア
リンカーンはネブラスカ教育テレコミュニケーションズ社 (Nebraska Educational Telecommunications、NET) が本社を置いている。そのほか、3社のテレビ局がリンカーンに支局を置いている。また、リンカーンはAM3局、FM7局のラジオ局を有する。 リンカーン市 1880年 - 13,003人 2000年現在の国勢調査で、リンカーン市は人口225,581人、世帯数90,485、53,567家族が暮らしている。人口密度は1,166.9人/km2である。492.5軒/km2の密度で95,199軒の住宅が建っている。 同市の人口構成を人種別に見ると白人89.25%、アフリカン・アメリカン3.09%、ネイティブ・アメリカン0.68%、アジア人3.12%、太平洋諸島系0.06%、その他の人種1.81%、及び混血1.99%である。人口の3.61%はヒスパニックまたはラテン系である。 同市の90,485世帯のうち、18歳未満の子供がいる世帯は29.5%、結婚・同居している世帯は46.3%、未婚・離婚女性が世帯主である世帯は9.5%、非家族世帯は40.8%である。単身世帯は30.4%、65歳以上の老人1人暮らしの世帯は8.5%である。世帯の平均構成人数は2.36人、家族の平均構成人数は2.99人である。 同市の人口構成を年齢別に見ると18歳未満23.0%、18-24歳16.4%、25-44歳30.7%、45-64歳19.5%、65歳以上10.4%となっている。年齢の中央値は31歳である。性比は女性100人あたり男性99.2人である。18歳以上では女性100人あたり男性98.0人である。 同市の世帯の収入の中央値は40,605米ドルであり、家族の収入の中央値は52,558米ドルである。
人口動態
年代ごとの人口推移
1890年 - 55,164人
1900年 - 40,169人
1910年 - 43,973人
1920年 - 54,948人
1930年 - 75,933人
1940年 - 81,984人
1950年 - 98,884人
1960年 - 128,521人
1970年 - 149,518人
1980年 - 171,932人
1990年 - 191,972人
2000年 - 225,581人
2010年 - 258,379人
2020年 - 291,082人