リリオム
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1921年にはニューヨークジョセフ・シルドクラウト主演)、1926年にはロンドンアイヴァー・ノヴェロ, チャールズ・ロートンほか)で舞台化され[6]、日本でも1926年に近代劇場によって初演されて以来,1927年の築地小劇場,1933年の築地座による上演 (いずれも友田恭助主演) をはじめとして、さまざまな劇団によって繰返し上演されている[1]

映像化も幾度かされ、1930年にはフランク・ボーゼイギが、1934年にはフリッツ・ラングが映画『リリオム』を製作している。1940年にはブロードウェイバージェス・メレディス. イングリッド・バーグマンエリア・カザンにより再演され、1945年には『回転木馬 (ミュージカル)』の題でブロードウェイミュージカルとなり、1956年には同名の映画も作られた。同ミュージカルは、1950年より宝塚歌劇団でも何度か上演されている[7]

2011年にはジョン・ノイマイヤーバレエ化、ハンブルク・バレエ団アリーナ・コジョカル主演)により初演された[8]
翻案

1915年に森?外翻訳小説集『諸国物語』で「破落戸(ごろつき)の昇天」として収録された。川端康成も1924年ごろに『リリオム』の翻案と思われる小説『星を盗んだ父』(未発表)を書いている[9]

1931年の伊丹万作の映画『金的力太郎』は本作によったものと言われる[10]1954年の東宝映画『エノケンの天国と地獄』も「リリオム」を下敷きにしていると言われており、主演の榎本健一は「俺こそ色男リリオム」という歌もリリースしている[11]
主な訳書

『リリオム』
徳永康元訳、岩波文庫 1951 - 訳者は本作に感銘しハンガリー留学

『リリオム』飯島正訳、中公文庫 1976

脚注^ a b リリオムLiliomKotobank
^ a b 『ラインのほとり』早川三代治 (明窓社, 1933) p279-
^ 書評 山崎國紀著「評伝森鴎外」清田文武、立命館大学、論究日本文學 87, 49-53, 2007-12
^Ferenc Molnar The Guide to Musical Theatre
^ ドイツ語版Wikipedia
^ 英語版Wikipedia
^ 宝塚歌劇団スタディーズ: 舞台を100倍楽しむ知的な15講座植木朝子、戎光祥出版株式会社, 2007, p325
^『リリオム』が来る!公益財団法人日本舞台芸術振興会、2016年3月
^ 川端康成の未発表短編「星を盗んだ父」 外国文学、演劇…最初期知る貴重な資料産経新聞、2013.2.11
^ 映画五十年史筈見恒夫、鱒書房, 1947、p133
^ CD エノケンの大全集?完結篇

外部リンク

リリオム
『モルナー傑作選集. 第1編』鈴木善太郎訳、金星堂、大正14年

破落戸の昇天 モルナール・フェレンツ、森鴎外訳、青空文庫


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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