リモコンキーIDは同一サービスエリア内の放送事業者には各別に割り当てられ、重複しないようになっているが、域外の放送事業者と重複する可能性があるため、4桁の枝番を設定して区別している[3]。リモコンキーIDが重複した場合の設定基準や電子番組表の表示は、受信機側でサービスエリア内の放送局を優先するようになっている[3]。 韓国は国土が狭いということもあり、デジタル放送を始めるにあたりリモコンキーID設定を全国で揃えた。 その際基準としたのは首都・ソウルにおけるチャンネルであった。アナログ時代のチャンネルは以下の通りで、全てVHF。 これを基準とし、地上波はボタン6番から11番までに固めることとした。KBS、MBC、SBS(国内系列民放を含む)の4つのチャンネルはソウル局のアナログチャンネル番号をそのまま適用し、EBSは「10」を、日本の東京メトロポリタンテレビジョンのような首都圏の独立局であるOBS京仁テレビは「8」を、それぞれ割り当てた。
大韓民国
K-06ch SBS(開局時「ソウル放送」)
K-07ch KBS第2テレビジョン(開局時「東洋放送」)
K-09ch KBS第1テレビジョン(KBSオリジナルチャンネル、開局時「大韓放送」)
K-11ch MBC文化放送
K-13ch EBS教育放送(開局時「KBS第3テレビジョン」)
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 番号・局名はリモコンが製造された2002年当時のもの。
^ この呼称はデジタル放送の受信機に限らず「同一メーカーの同一電化製品のリモコンを識別するための番号」(「リモコンモード」「リモコンコード」等)の意味とも取れるため注意が必要。
^ 例えば、日本で2007年12月に開局したBS11およびTwellV、2011年4月のNHK衛星放送再編がこの事例に該当する。
^ 同じリモコンキーID「4」でも、地上波は論理チャンネル「04x」、BS及びBS4Kは論理チャンネル「14x」。
^ テレビ埼玉も自局のデジタル放送受信案内で「 ⇒自局の物理は32chだが、リモコンでその番号を使うのは不便」と案内する程。
出典^ a b c 佐多正博「5.ワンセグサービス受信端末
^ 浦野丈治、小林和正、天野裕治、中村章、下地達也、浜田浩行「4.地上デジタルテレビ放送の運用規定-送出規定を中心に-」『映像情報メディア学会誌』第58巻第1号、映像情報メディア学会、2004年、25-30頁、doi:10.3169/itej.58.25、ISSN 13426907、NAID 110006837191。
^ a b c d e f g 高橋幸雄「地上デジタル放送の技術動向」『シャープ技報』、88、2004年4月、49-53頁。
関連項目
テレビ周波数チャンネル
ガイドチャンネル