原曲の再評価に繋がることもある半面、原曲のイメージを変えることに対しては批判的な意見もある。1998年に発売された「ルパン三世」シリーズのリミックスアルバム『PUNCH THE MONKEY!』は後にシリーズ化され、収録曲がアニメ本編に使われた例もあるが、作曲者の一人である大野雄二は「ルパンの曲が注目された」という点を好意的に受け止めながらも、「中には自分の曲をワンフレーズしか使っていないものもあって、(原曲が)自分の曲である必要があるのかと思う」と、全面的には肯定していないことを窺わせる発言をしている[1]。
脚注[脚注の使い方]
注釈^ 例えばAという楽曲の間奏部分30秒間を引き延ばしたい場合、この楽曲を30秒の時間差を付けて2つのターンテーブルで再生する。先に再生を開始したターンテーブルに置かれたレコードの当該の間奏部分が終了する直前に、ミキサーを用いてもう一つのレコードの出力に切り替える。更にこうやって引き延ばした30秒の間に、先に使用したレコードの針の位置を戻しておいて、同じようにしてミキサーで出力を「針の位置を戻したレコード」の方に切り替える。この作業を繰り返すことで、ディスクジョッキーは当該の間奏部分を果てしなく再生し続けることが出来る。
^ しかしながら、リミックスの中で一番大きな需要があるものは、依然としてダンスフロア向けのものである。アナログ・レコードで発売されるダンス・シングルのほとんどは、その曲のオリジナル・バージョンとは別に1?3曲程度のリミックス・バージョンが収録されている。一方、日本においては、カラオケの練習用としての需要により、シングルにヴォーカルだけを抜いたインストゥルメント・ミックス(オリジナルカラオケ)を収録することが多い。
出典^ 『ルパン三世クロニクルSPECIAL LUPIN THE THIRD THE ORIGINAL-NEW MIX 2005- -REMIXED BY YUJI OHNO-』(2005年、コロムビアミュージックエンタテインメント)のライナーノーツより。
関連項目
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