リボン
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織リボンにも織り方により様々な種類があり、代表的なものは経糸と緯糸を交互に上下して織る平織(正織)と、経糸と緯糸を5本以上用いて織り上げる朱子織である[3]。平織は単純な織り方だが丈夫で摩擦に強い[3]。朱子織には表面と裏面があり経糸と緯糸の一方だけが表面に出るようにした織り方になっているため独特の光沢と柔軟性がある[3]
素材による分類

[4]リボンの素材には、レーヨンポリエステルアセテートナイロン、コットンなどが用いられる[5]。生地にはサテンベルベット、グログラン(英語版)などがある。

サテンリボンは光沢のある朱子織のリボンの代表的なもので[3]、レーヨン、ポリエステル、ナイロンなどの素材が用いられる[5](ただしカットリボンの製品もある[5])。

タフタリボンは強度のある平織(タフタ)のリボンの代表的なものである[5]
形態による分類

結び目を作ってさらに装飾性を上げたものを使うことが多く、その際最もポピュラーな蝶結びのことを「リボン結び」と呼ぶこともある。より思い通りの結び目の形状を得るため、崩れにくくするために実際には結ばずに縫製で結び目の形を作ったり、プラスチックなどで成型したりすることもある。形を整えやすいようワイヤーが入ったものもある。以下のような多様な結び方がある。

リボン(リボン結び)[6]

バタフライボウ[6]

ウェーブリボン[6]

ポンポンボウ[6]

バラ - 掲示や胸章等

桔梗 - 胸章等

ダリア - 胸章等

旭光 - 胸章等

六方 - 胸章等

五方 - 胸章等

フレンチボウ[6]

ビラ - 結ばないもの

なお、胸章などでは花の下にタレというリボンが付くことがある。
用途

祝事には明るい色のものが用いられ、弔事の喪章や遺影などには白黒のリボンが用いられる。
用途例
頭髪を結うキャラクターピクトグラムなどの作成で男女を区別させる必要がある場合に、女性側にリボンをつけることがある(男性側にはネクタイや帽子(キャップなど)を用いることが多い)。
胸章来賓などであることを示す。
ラッピング贈答品の包装の際にリボンをかけることがあり、十字掛けや斜め掛けといった種類がある[6]
テープカット色付きのリボンテープを用いる。
メダル、勲章等メダル勲章栄章褒章に用いる。勲章、褒章等では「綬」と呼ばれる。
トロフィーリボン、ペナントリボントロフィーや優勝旗などに各回の受賞者を記念するために取り付ける。
象徴アウェアネス・リボン
ギャラリー

コスプレに利用

マイクと胸に利用

ラッピング

テープカット

レッドリボン

脚注[脚注の使い方]
出典^ a b c d e 林 芳久 著『実践フラワーラッピング』p.110、誠文堂新光社、2012年
^ a b c d 権上かおる、山ア範子、菊池京子、真鍋雅信、吉田喜一「欧化主義の中心地、東京の明治のリボン産業」『産業考古学会』第153号、48-61頁。 
^ a b c d e f g 林 芳久 著『実践フラワーラッピング』p.111、誠文堂新光社、2012年
^ “S.I.C. - SHINDO ITEM CATALOG ONLINE - Ribbons”. sic.shindo.com. 2019年2月14日閲覧。
^ a b c d 林 芳久 著『実践フラワーラッピング』p.112、誠文堂新光社、2012年


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