リベリオン
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演 - ウィリアム・フィクナー、日本語吹替 - 菅原正志「テトラグラマトン党」に反抗する地下組織のリーダー。
ファーザー
演 - ショーン・パートウィー、日本語吹替 - 小川真司「テトラグラマトン党」の総裁。
ファーザーの代理人
演 - デヴィッド・ヘミングス
ロビー・プレストン
演 - マシュー・ハーバー、日本語吹替 - 浅井清己プレストンの息子。
プレストンの妻
演 - マリア・ピア・カルゾーンプレストンの亡き妻。
リサ・プレストン
演 - エミリー・シーワートプレストンの娘。
ヴィヴィアナ・プレストン
演 - アレクサ・サマー、日本語吹替 - 重松朋プレストンの娘。
シーマス
演 - ドミニク・パーセル、日本語吹替 - 松井範雄「違反者」たちのリーダー。
「違反者」の被害者
演 - カート・ウィマー(カメオ出演)
スタッフ

監督・脚本:
カート・ウィマー

製作:ヤン・デ・ボン、ルーカス・フォスター

撮影:ディオン・ビーブ

編集:トム・ロルフ、ウィリアム・イェー

音楽:クラウス・バデルト

共同製作:スー・バーデン=パウエル

製作補:ニノン・タンテット

プロダクションデザイン:ウルフ・クルーガー

衣装デザイン:ジョセフ・ポロ

視覚効果スーパーバイザー:ティム・マクガバン

特殊効果スーパーバイザー:ユーリ・ネフゼル

スタントコーディネート/格闘シーン演出:ジム・ヴィッカース

スタントコーディネート助手:マイク・スミス、ブラッド・ボビー

製作
タイトル

原題の Equilibrium は「均衡・落ち着き」、邦題の Rebellion (リベリオン)は「反逆・謀反」を意味し、それぞれ正反対の視点から映画内容を表現している。なお製作時の仮題は Librium であったが、同じ名称の抗不安薬を製造している製薬会社からクレームがついたため、今のタイトルに変更された。
予算

最初から低予算での制作だったため、コメンタリーでは予算を抑える工夫が何度も言及されており、冒頭での戦争をイメージさせる映像や、監督自ら行った「ガン=カタ」の演武、兵士が装着しているヘルメット[注 6]も予算を抑えるための工夫の結果だという。

アクロバティックな「ガン=カタ」でも、費用がかさむワイヤーはあまり使われておらず、CG処理も背景以外は画像補正程度にとどまっている。
美術ベルリン地下鉄の工事中のブンデスターク駅(2004年)。政府機関の建物として劇中で使用された

プレストンらが乗っていたクラリック専用車のベースは、キャデラック・STSセビルで、時代設定にしては旧式なものを使用している。また、感情が規制された世界を印象づけるためか外装だけでなく、メーターやデッキ類を排除しその上まで白色で塗装されている。この車に関しては、最初の登場からインチアップされたアルミホイールを履いていたが、一度だけ純正のノーマルホイールとタイヤをつけたシーンが映っていた[注 7]

主人公が使用する拳銃「クラリック・ガン」は多数の機能を持つという設定から、シーン毎に違ったプロップが制作されている。このため同じ場面でも、アングルによっては銃に違いが確認できる。また「クラリック・ガン」以外の銃器は、撮影された時点で現用の銃器[注 8]がそのまま使用されたり、クラリック専用車以外は普通のパトカー[注 9]をほぼ無改造で出すなど、SF的なガジェットは全体的に少ない。頻繁に登場する大型放水車も、MAN社が空港向けに開発した消防車をレンタルしたものである。また登場する銃器もドイツ製が多い。

主なロケ地はドイツ国内で、ベルリン・オリンピアシュタディオンテンペルホーフ空港、工事中の地下鉄駅などが撮影に使われた。ベルリン市内にはナチス政権時代に建てられた無味乾燥で権威主義的な建物が残り、これを背景にすることで個人の小ささと体制の強大さが強調できた。またドイツ統一後に建設された未来的で簡素な現代建築や、郊外に残る東ベルリン時代の団地などもロケ地となっている。台詞がほとんど無い役やモブは地元のエキストラを中心に起用している。またクラリック専用車のベースもドイツで調達した中古車である。
ミス・エラー

プレストンがモルグ(遺体安置所)でパートリッジの遺体と対面するシーンでは、死亡しているはずのパートリッジが呼吸をしている様子が確認できる。また、クライマックスでのプレストンの襟の血糊跡など、細かい演出設定のミスが散見される。

日本語版DVDでは、ガン=カタを説明する台詞の翻訳に誤訳が残っている。
影響

従来のガンアクションは離れた場所から撃ち合うものであったが、銃撃と格闘戦を同時に行う「ガン=カタ」のアクションは「ガン=カタを超えるガン・フーは10年以上生まれることがなかった」[5]「銃と武術の融合に初めて成功した映画」[6]と評され、『ウォッチドッグス レギオン[7]や『Deadpool』などのゲーム、『ジョン・ウィック[5]バイオハザード: ヴェンデッタ[8]などの映画にも採用された。

主演のクリスチャン・ベールはそれまでアクション映画には出演していなかったが、この作品を契機に『バットマン ビギンズ』、『ダークナイト』、『ターミネーター4』などのアクション映画への出演するようになった。
脚注[脚注の使い方]
注釈
^ 大まかなストーリーは書物が禁止された未来を舞台に、体制側の主人公が社会に疑問を持ち反抗していく『華氏451度』との類似点が多く、コメンタリーでは監督も影響を認めている


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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