リブート_(作品展開)
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ファン層が確立された作品のリブートは商業的なリスクが少なく、スタジオ側にとって「安全な」プロジェクトとされる[5]。しかし、何らかの理由で新たなコンセプトが観客に受け入れられず、評論家からの評価は得られても、興行収入で成功したとは言えない場合もある[6][7]

また、ピンク・パンサーシリーズのように、主演俳優の死去によりシリーズ続行が困難となった場合のシリーズ再開、ゴジラシリーズのように前回シリーズの最終作によって映画の世界に一旦の区切りが付いたための新たな物語のスタート、というようにリブートの理由も様々である。
コンピュータゲーム

リブートはコンピュータゲーム業界で一般的であり[3]、特にシリーズに多数の作品があるフランチャイズで用いられる[3]。コンピュータゲームにおけるリブートは物語の流れやゲーム要素を一新するのに用いられる[3]
語源

語源はコンピュータ用語におけるリブート(再起動)から来ている[1]
類似する用語との比較
リメイク

既存の作品を作り直すという意味ではリブートと似ているが、概ね元となる最初の初期作品をなぞったストーリー展開になる点、物語の初期設定を尊重している点、単発の作品を指して使用されることが多い点が、既存のシリーズの制約を受けずに独自のシリーズを展開するリブートとは異なる[8]。詳細は「リメイク」を参照
リランチ
プリークェル・シークェル

プリークェル(プリクエル : prequel)とは前編前日譚、シークェル(シークエル : sequel)とは続編後日譚という意味であり、これらでは既存のシリーズとの連続性が保持されるため、リブートとは異なる[1]

終了、停止していたシリーズの前編や続編の企画を新たに立ち上げ、シリーズを再始動することを指してリブートと呼ぶことがあるが[9]、ストーリーラインをリセットした上で、それまでのシリーズとの連続性を持たないシリーズとして作り直すことを意味するリブートと、単に終了したシリーズを再開することを意味するリスタートとを混同した誤用である[10][11][12][13]
リ・イマジネーション

リ・イマジネーション(: reimagination)[14]は作品用語の一つ。リイマジネーション、再創造とも呼ばれる[15][14]

リ・イマジネーションとは基本設定だけを残した新たな作品のことである[14]。ただし、類似する概念のリブートとの関係については境目が明確ではないとされる事もある[14]。オリジナルから離れた作品がリ・イマジネーションと言われる場合もある[14]

展示する物、ロゴに使用する場合もある[16]
リ・イマジネーションの例・誕生
リ・イマジネーションの作品の中には『PLANET OF THE APES/猿の惑星』が存在し[14][17]、『PLANET OF THE APES/猿の惑星』の場合は猿が人間を支配しているという設定はあるが、この人間が支配される設定以外はオリジナルとなっている作品となっている[14]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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