リチャード・ギア
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さらに2020年4月にも夫妻の間では2人目の子となる男児が誕生している[3]
仏教信者・人道主義者

熱心なチベット仏教信者・人道主義者としても知られる。2001年には、アメリカ人の対テロ戦争について、愛と同情心を持つことの大切さを説いた[4]一方で、2006年にはウサマ・ビンラディンが未だに拘束されないことへの疑問も述べた[5]。2003年には、当時のアメリカ合衆国大統領ジョージ・ブッシュイラク攻撃を批判[6]アラファト大統領死後に行われた2005年のパレスチナ自治政府大統領選挙では、パレスチナ国民に投票を呼びかけた[7]。2007年には、フィラデルフィアから人道賞であるマリアン・アンダーソン・アワードを贈られた[8]インド・ムンバイにて

ダライ・ラマ14世を熱心に支援し、中華人民共和国政府によるチベット民族迫害を激しく非難している。2002年にはヒマラヤ地域の人権を議論するため、ドイツ議会にも招かれた[9]。2008年の北京オリンピックに際しては、前年に中国に対してチベット民族迫害の歴史をオープンにするよう訴え[10]、聖火リレー前日のサンフランシスコでも、チベットでの人権侵害に対する抗議集会に参加した[11]。しかし、このような行動は中国側からは反発を呼び、ギアをCMに起用したフィアットが謝罪するような出来事も起こった[12]。そのためかリチャード・ギアは中国に入国禁止の対象になっている。リチャードは、中国のチベット弾圧は、ナチスホロコーストにも等しいと指摘している[13]。2013年1月29日にワシントンで開催されたラントス人権賞受賞式では、中国よりアメリカに亡命した人権活動家陳光誠の演説を英語で読み上げている[14]

また、エイズ撲滅活動にも取り組んでいる[15][16]。ブッシュのイラク攻撃は批判したギアだったが、エイズ問題への取り組みについては賞賛を述べた[17]
日本との関わり

親日家としても知られ、度々来日している。

黒澤明監督の 『八月の狂詩曲』 に出演した際、劇中で使用された念仏堂のオープンセットを解体して、アメリカの別荘に移築した。なお、これは特別扱いを断った彼の出演料が非常に安かったため、その埋め合わせの意味もあったという。

また『Shall We Dance?』、『HACHI 約束の犬』といった日本映画のリメイク作品に主演している。

日本のテレビコマーシャル(CM)への出演もあり、日本国内においても顔と名前の知れたアメリカ人俳優の一人であると言える。1991年には日本航空のワシントン就航のコマーシャルに歌を歌いながら出演。2005年からはダンディハウスのイメージキャラクターとしてCM出演。2012年にはサントリーオランジーナ』のテレビCMで、映画『男はつらいよ』の登場人物「車寅次郎」をモチーフにした「TORA」というキャラクターを演じている[18]

2009年7月9日、『HACHI 約束の犬』の宣伝活動での来日中に、『森田一義アワー 笑っていいとも!』のコーナー「テレフォンショッキング」に、字幕翻訳者で通訳戸田奈津子とともに出演、番組史上初のハリウッドスターのテレフォンゲストとなった(ただし、メインゲストは戸田であり、ギアはあくまで「付き添い」の立場である)。その際100人アンケートで「飼い犬の名前がハチ」というお題で1人を当て、その1人の女性をステージに上げストラップをプレゼントするなどした。愛犬家であり、『HACHI 約束の犬』のシナリオを読んで涙している。なお、ハチの物語はこの時初めて知った。
事件

2007年4月15日インドニューデリーで行われたエイズ撲滅キャンペーンの際に、インド人女優のシルパ・シェティに対し壇上で頬にキスをするパフォーマンスを行ったことが、観衆の怒りを買った[19]。この行為がインドでは「公然わいせつ罪」に該当するとして、4月26日にキスをされたシルパ・シェティとギアに対しインドの地方裁判所が逮捕状を発行した[20]。これに対してギアはマスコミを通じて公式に謝罪[21]し、翌年になってインドの最高裁判所が逮捕状を取り下げた[22]
出演作品
映画

公開年邦題
原題役名備考日本語吹替
1975年ニューヨーク麻薬捜査線

Report to the Commissionerビリー
リチャード・ギア/アメリカン・コップス
Strike Forceウォルター・スペンサーテレビ映画
1977年ミスター・グッドバーを探して
Looking for Mr. Goodbarトニー富山敬
1978年天国の日々
Days of Heavenビル池田秀一
愛の断層
Bloodbrothersストーニー・デ・ココ
1979年ヤンクス
Yanksマット・ダイソン堀秀行
1980年アメリカン・ジゴロ
American Gigoloジュリアン松橋登
1982年愛と青春の旅だち
An Officer and a Gentlemanザック・メイヨ津嘉山正種フジテレビ版)
浪川大輔オンデマンド配信版)
1983年ブレスレス
Breathlessジェシー『 勝手にしやがれ』のリメイク鈴置洋孝
愛と名誉のために
The Honorary Consulエドゥアルド・プラー
1984年コットンクラブ
The Cotton Clubディキシー・ドワイヤー速水奨(ソフト版)
津嘉山正種(TBS版)
1985年キング・ダビデ/愛と闘いの伝説
King Davidダビデ
1986年キングの報酬
Powerピート・セント・ジョン小川真司(フジテレビ版)
ノー・マーシィ/非情の愛
No Mercyエディ・ジレット安原義人テレビ朝日版)
1988年マイルズ・フロム・ホーム
Miles from Homeフランク・ロバーツ
1990年背徳の囁き
Internal Affairsデニス・ペック樋浦勉
プリティ・ウーマン
Pretty Womanエドワード・ルイス小川真司(ソフト版)
あおい輝彦(フジテレビ版)
石田純一(TBS版)
山寺宏一(テレビ朝日版)
1991年八月の狂詩曲
Rhapsody in Augustクラーク日本映画(日本語吹替なし)
1992年愛という名の疑惑


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