リジー・ボーデン
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モートン・グールドはリジー・ボーデンを題材としたバレエ『 フォールリヴァー伝説』(Fall River Legend)を書き、1948年4月22日ニューヨークメトロポリタン歌劇場で初演を行った。演者の中にはアリシア・アロンソの名もある。後に演奏時間を短縮したバージョンが作られ、そちらがよく演じられた。振り付けは アグネス・デ=ミル

Nashville Ballet は2006年10月、Fall River Legend をベースとして Paul Vasterling の振り付けで Lizzie を公開。殺人の背景に性的虐待があったという設定になっていた。

マンガ

Rick Geary、The Borden Tragedy: A Memoir of the Infamous Double Murder at Fall River, Massachusetts, 1892 NY: NBN Pub.,
1997年

定期刊行されているニューズレター: The Lizzie Borden Quarterly には、Princess Maplecroft というマンガが連載されている。

映画

以下の映画でリジー・ボーデンがキャラクターとして登場している(名前は演じている役者)。

『リジー・ボーデン 奥様は殺人鬼』(女死刑囚の秘密)(
1975年)、エリザベス・モンゴメリー

Saturday the 14th Strikes Back(1988年)、Lauren Peterson

『モンキーボーン』(2001年)、Shawnee Free Jones

Joe Killionaire(2004年)、Alice Alyse


ロブ・ゾンビの『マーダー・ライド・ショー』(2003年)にはボーデンの人形が登場する。

『ナショナル・ランプーン/パニック同窓会』(1982年)では、リジー・ボーデン・ハイスクールという架空の学校が舞台となっている。

2018年に彼女の伝記映画『モンスターズ 悪魔の復讐』(原題:Lizzie)が公開された。クレイグ・マクニールが監督、ブライス・カスが脚本を務める。また、リジー役にはクロエ・セヴィニー、メイドのブリジットにはクリステン・ステュワート、父と継母はジェイミー・シェリダンフィオナ・ショウ、姉エマをキム・ディケンズがそれぞれ演じる。

音楽

リジー・ボーデンを題材とした
オペラとして、ジャック・ビーソン作の『リジー・ボーデン (Lizzie Borden)』(1965年)と、Thomas Albert 作の Lizbeth がある。

ヘヴィメタルバンドのフロットサム・アンド・ジェットサムの曲 "She Took An Axe" は、リジー・ボーデンを悪魔に魅入られた女として描いている。

アリス・クーパー1978年のアルバム From the Inside に収録されている曲 "Inmates (We're all Crazy)" では、上述のなわとび唄の詩が使われている。

Lizzie Borden and Axes という女性だけのバンドが1980年代に存在した。

The Liz Borden Band というバンドのボーカルの芸名は Elizabeth Borden である。

アメリカのヘヴィメタルバンド Lizzy Borden の名前も彼女にちなんでいる。

小説

ケリー・アームストロング
の Woman of the Otherworld シリーズの5作目 Haunted(2005年)には、リジー・ボーデンの亡霊が登場する。

アンジェラ・カーターは短編小説 The Fall River Axe Murders を書いている。

アヴラム・デイヴィッドスンの短編小説 The Deed of the Deft-Footed Dragon では、事件の意外な真犯人を描いている。

エド・マクベイン Lizzie

アガサ・クリスティの『葬儀を終えて』にはリジー・ボーデンの詩が引用されている。『そして誰もいなくなった』ではリジー・ボーデン事件と思われる無名の事件への言及がある。

ジョン・ソールの In the Dark Of the Night(2006年)では、リジーが男を使って27人を殺し、13人を負傷させる。

マクシム・オキャラハンの短編「ちっぽけな犯罪」では、小売店主と義理の息子がしょっちゅうやってきては万引きしていく娘について、次に来たときに捕まえるかどうかを話し合う。というのも、娘の父親は地元の名士だからである。結局、捕まえることはしなかった。そこで、娘の名前がミス・ボーデンであることが明かされ、最後に万引きしたのが斧であることが明かされる。

メアリ・H・クラークの No Place Like Home で、10歳の娘リザ・バートンが母親を乱暴な継父から守ろうとして銃で撃ってしまう。事故とされたが、メディアはリザとリジーを引き比べる。

テレビ

ヒッチコック劇場』の1エピソード The Older Sister はボーデン事件を扱っている。

The Legend of Lizzie Borden(1975年) - テレビ映画。リジー役はエリザベス・モンゴメリー。この作品では、裸になって殺人を実行した(そのために返り血を浴びた服がない)ことになっている。

Lizzie Borden Had an Axe(2004年) - ディスカバリーチャンネルによるドキュメンタリー番組。

アリー my Love』および『ザ・プラクティス』 - クロスオーバーエピソードにおいて、殺人事件の被告人が前世でリジーであったとする弁護がなされる。また作中で、主役のアリーが上記「なわとび唄」の替え唄を歌う場面がある。

『ブラマヨ衝撃ファイル 世界のコワ?イ女たち バレンタインの今夜もコワ?イ女エピソード満載の2時間スペシャル!!』(2012年2月14日放送、TBS系列) - お笑い芸人のなだぎ武がリジー・ボーデンハウスを取材し宿泊した。その夜に心霊現象が多発したとなだきが番組内でコメントした。

CSI:科学捜査班』(シーズン11、3話) - 副検視官デヴィッドが斬首された首の検視の前に縄跳び唄の替え歌を歌い、検視官アルに「リジーは両親を29回 ぶった切った」と指摘される場面がある。

『MONSTER モンスター』(2014年、原題は Lizzie Borden Took an Ax ) - テレビ映画。リジー役はクリスティーナ・リッチ。彼女は翌2015年のテレビミニシリーズ The Lizzie Borden Chronicles でもリジーを演じた。

演劇

1933年ブロードウェイで上演された Nine Pine Street で、リリアン・ギッシュがリジー・ボーデンをモデルとした Effie Holden を演じた。

Sharon Pollock の Blood Relations は、1980年カナダのエドモントンで初演された。この舞台では、事件から裁判までを描いている。

Eric Stedman の The Testimony of Lizzie Borden は、ボーデンの自室や裁判を忠実に再現したドキュメンタリードラマ。1995年にフォールリバーで上演された。

Brendan Byrnes の Lizzie Borden's Tempest は1998年にニューヨークで上演された。リジーをテンペストにおけるミランダになぞらえている。また、リジーが実際にテンペストのミランダを演じたというフォールリバーに残る記録がアイデアの元になっている。

Christopher McGovern(脚本、作曲)、Amy Powers(作詞)による Lizzie Borden: The Musical はマサチューセッツで2004年に上演された[11]

Jill Dalton による Lizzie Borden Live は2007年10月に上演された[12]

ドラマアンソロジー Sepia and Song の中の一編 A Memory of Lizzie は、法廷での証言を元にリジーの少女時代を再現している[13]

脚注^ a b cInquest Testimony of Lizzie Borden. University of Missouri, Kansas City: Famous Trials. 閲覧: 2007年11月15日
^Testimony of Bridget Sullivan in the Trial of Lizzie Borden. University of Missouri, Kansas City: Famous Trials. 閲覧: 2007年11月15日
^Historical Investigation into the Past: The Lizzie Borden / Fall River Case Study. (Source documents). University of Massachusetts at Amherst. 閲覧: 2007年11月15日
^“Prussic Acid In The Case.”. New York Times. (1893年6月15日). ⇒http://query.nytimes.com/gst/abstract.html?res=9E03E6D91431E033A25756C1A9609C94629ED7CF 2008年4月14日閲覧。
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