ラディッツ
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名前の由来はハツカダイコン英語読みであるラディッシュ[1]
ストーリーへの絡み

ベジータ、ナッパとともに高値で売れそうな惑星を攻めることになったが[注 1]、苦戦が予想された。そこで悟空の存在を思い出し、地球へ赴く。地球に到着して、丸型ポッドから出た後、その場に駆け付けた農夫の戦闘力をスカウターで測定してその数値を嘲った後、ラディッツに恐怖した農夫が発砲した銃弾を素手で受け止めて、弾を指で弾いて胸部に命中させて殺害している。その後、スカウターに反応した場所に行き、ピッコロと接触、彼から気功波を受けるが、平然とする強さを見せ、返り討ちにしようとするが再度スカウター反応を見つけ、その場は見逃す。カメハウスにいた悟空を見つけ、悟空がサイヤ人であることを告げ、彼に仲間に加わるよう要求し、拒否した悟空を軽く打ち倒すと悟飯を人質に取り、「明日までに地球人100人の死体を用意しろ」と告げるが、「地球を次の標的にすれば同じこと」としてすぐに取り下げ、「いい返事を期待しているぞ」「明日を楽しみにしているぞ」と言い放ち悟飯を捕えたまま到着地点に立ち去る。

その後、悟空、ピッコロという呉越同舟の状態で組まれた当時の地球最強コンビと戦うことになるが、ラディッツは悟空とピッコロの2人がかりでも全く相手にならないほどの圧倒的な強さを見せつけた。

ピッコロが新たに習得した技・魔貫光殺砲を紙一重で避け、反撃に転じようとするが、その瞬間にサイヤ人の弱点である尻尾を悟空に掴まれて力を失う。しかし、悟空の兄という立場を利用して言葉巧みな命乞いで悟空を騙して尻尾から手を離させると、悟空を殴り飛ばして痛めつける。そのとき、父の危機に激しい怒りを見せた悟飯が、怒りに任せて強烈な頭突きをラディッツに喰らわせた。これにより、ラディッツは大ダメージを受けて戦闘力が大幅に低下、悟飯を殺そうとしたところで悟空に羽交い絞めにされる。再度命乞いを試みるが一度騙された悟空はもう信じず、ピッコロが再び発動した魔貫光殺砲によって、悟空もろとも腹部を貫かれた。その後、2人にベジータとナッパ(自分よりも遥かに強い2人のサイヤ人と表現していた)が1年後にやってくることを告白し、嘲り笑いながらもピッコロに止めを刺された。原作ではそれ以後は登場していない。死ぬ間際にドラゴンボールでベジータたちに生き返らせてもらえることを期待していたが、当のベジータからは「あんな役に立たん奴はもういらん」という理由で却下しており、それにナッパも同意したため[注 2]、結果として見放されることになった。

その後はあの世で大暴れするも閻魔大王に取り押さえられ、地獄に送られたことが語られた。ナメック星編においては死の淵から蘇り、戦闘力を上げた悟飯を見て特性からサイヤ人と勘繰ったフリーザが「ラディッツの子か。面影がある」と名前を上げている。

アニメではナメック星編で地球にワープしたベジータの回想シーンに登場したり、人造人間編での悟飯とセルとの会話で悟飯の口からラディッツの名前[注 3]が出ている。
戦闘力

息子・悟飯を助けるためとはいえ、本来フェアな勝負を好む悟空がライバルのピッコロと手を組んで2人がかりで奇襲を仕掛けるといった手段を選ばざるを得ず、さらには「今度ばかりはワクワクしない、恐ろしくてガタガタくる」と、強い相手との戦いを何よりも楽しむはずの悟空に弱音を吐かせるほどの圧倒的な実力差を誇っていた。

後に明かされた戦闘力は1500[2][3][4]。『ドラゴンボールマンチョコ超[5]ラディッツのシール裏面の説明では「成人となり地球赴き悟空&ピッコロを圧倒した戦闘力は1600」[6]

『DRAGON BALL大全集7』では、最下級戦士の生まれで、強敵との戦闘経験が不足しているため、戦闘力はサイヤ人としては最低レベルと解説されている[7]。『最強ジャンプ2018年1月号』付録冊子のQ&Aで鳥山明は「サイヤ人は生まれてすぐに測定された戦闘力数値が基準より高ければ上級戦士と見なされ、すぐに戦闘員候補として育てられるが、ラディッツは上級戦士だったため正規の戦闘員としてナッパのいるグループに配属され子供の頃から闘っている」と答えている[8]。ナッパとベジータはそれぞれ4000、18000とラディッツを遥かに凌いでおり、生き残ったサイヤ人4人の中では、弱点である尻尾を唯一鍛えておらず、ラディッツの戦死を聞いたベジータから「情けないヤツ」と評され、ナッパからは「よわむしラディッツのバカ」と評された[注 4]
各作品でのラディッツ

惑星ベジータの消滅については、原作・アニメ共に悟空に対して「俺たちの父も母も巨大隕石の衝突によって死亡した」と語っている。アニメでは『Z』第104話[注 5]におけるベジータの回想シーンの中でわずかに登場し、惑星ベジータがフリーザに破壊されたという噂に驚いている。

自分の父・バーダックが主人公のTVスペシャル『ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦?フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父?』においても、登場せず名前も呼ばれていない。アニメオリジナルの話では過去の悪役が再登場しているが、彼は出ていない。

劇場版第15作目『ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ』のメインビジュアルでは地獄からよみがえる悪役たちの中に紛れている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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