イギリス、ドイツ、オーストリアでロケが行われた[1]。主にブラックブッシュ空港
(英語版)の飛行場、イングランドのサーキットであるスネッタートン(英語版)(ノーフォーク)、キャドウェルパーク(英語版)(リンカンシャー)、ブランズ・ハッチ(ケント)[11]、ドイツのニュルブルクリンクで撮影された[12]。本作で使用されているF1マシンは、1970年代のF1カーオーナーやドライバーの協力を仰いで集めたものを脚本のレースシーンに合うように改造したもの。それらを当時のF1グランプリドライバーヨッヘン・マスらが実際に運転している。
当初、マシンが接近するシーンはCGにしようと考えていたというロン・ハワード監督だが、最初のテスト撮影でドライバーたちのテクニックを目の当たりにして考えを変えたという。ハワード監督はその時のことを「彼らは接触させることも、スピンさせることも、追い抜くこともできる」「『危ないことはせずに安全に撮ろう』というリラックスした気持ちから、『これならすごい映像が撮れる、気を抜かずにやろう』という気持ちになった」と振り返った[13]。
当初ハワード監督はラッセル・クロウをリチャード・バートン役でカメオ出演させる構想があった[14][15]。
当時のF1ドライバーの一人であるガイ・エドワーズの息子であるシーン・エドワーズが、ドイツGPのシーンにてガイのマシンとセーフティカーのドライバーをつとめている。シーンは2013年10月15日のクイーンズランド・レースウェイでの事故によって亡くなっている[16]。
サウンドトラック詳細は「en:Rush (2013 soundtrack)」を参照
映画音楽はハンス・ジマーが作曲した[17]。サウンドトラックにはデイヴ・エドモンズ、スペンサーデイビスグループ、マッド(英語版)、シン・リジィ、デヴィッド・ボウイのロック音楽が含まれた[18]。 日本では全国629スクリーンで公開され、公開初週土日2日間の成績は動員6万5,688人、興収8,492万600円で全国映画動員ランキング(興行通信社調べ)で4位を記録した[19]。 2013年10月2日時点でRotten Tomatoesでは174件の批評家レビューで支持率は89%、平均点は7.5/10となっている[20]。Metacriticでは44件のレビューで加重平均値は75/100となっている[21]。 ニキ・ラウダは「私がそれを初めて見たときに感動した。ハリウッド的な変更はなく、非常に正確だ。そして、非常に明らかに私を本当に驚かせた」と述べた[14]。
封切り
評価
受賞・ノミネート
第71回ゴールデングローブ賞[22]
作品賞 (ドラマ部門) ノミネート助演男優賞(ダニエル・ブリュール) ノミネート
第67回英国アカデミー賞
英国作品賞 ノミネート助演男優賞(ダニエル・ブリュール) ノミネート音響賞
第34回ボストン映画批評家協会賞