ラスト・アクション・ヒーロー
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他にもキャリー・フィッシャー、ラリー・ファーガソン、ウィリアム・ゴールドマンなど、複数の脚本家がクレジットされないまま脚本を担当した[13][14]ペンとレフは、魔法のゴールデンチケットのアイデアを含め、最終的な映画のさまざまな部分を嫌った。彼らの草案では、ダニーがどうやって映画の世界に飛ばされたかを説明しないことになっていた[15]
作品の評価
映画批評家によるレビュー

本作は批評家たちから様々な評価を受けた。Rotten Tomatoesでは、51のレビューに基づく支持率は39%、平均評価は5.1/10である。同サイトの批評家コンセンサスは、「ラスト・アクション・ヒーローは、大予算のアクション・パロディに必要なほとんどの要素を備えているが、その散漫なトーンと不均一な構成は、混乱と混沌をもたらすだけである。」と書かれている[16]Metacriticでは、19人の批評家による加重平均スコアが100点満点中44点であり、「まちまちの評価または平均評価」を示している[17]CinemaScoreによる観客の投票(A+からF)では平均「C+」の評価を得た[18]

ロジャー・エバート氏は、この映画に4点満点中2.5点をつけ、本作は面白い場面もあったが、「考え抜かれた映画というより、明るいアイデアのように見える。ウディ・アレンの『カイロの紫のバラ』(1985年)のように観客とスクリーンの間の謎を呼び起こすこともなく、多くの時間は単にスクリーンの中だけが扱われている。」と述べた[19]。ヴィンセント・キャンビーは、この映画を「2時間の『サタデー・ナイト・ライブ』のスケッチ」に例え、「何か混乱したものだが、随所で楽しめるもの」と評した[20]
その他

本作は宣伝の一環として、
NASAの無人ロケットにタイトルを記載して打ち上げた。この宣伝には50万ドルの費用を要したという。

日本での映画公開に先駆け、プロモーションの一環として、コロコロコミックに読み切り漫画が掲載された。内容は、映画の登場人物が日本の映画館に実体化するという漫画オリジナルのもの。

関連項目

メタフィクション

第四の壁

脚注[脚注の使い方]
注釈^ トニー(=アントニオ)・ビバルディ(Vivaldi)をはじめレーオトレリなど、マフィアを表す名前はイタリア・バロックの作曲家から取られている。
^ a b 生前の映像を流用しての出演。

出典^ a b c “Last Action Hero (1993)”. Box Office Mojo. 2009年11月19日閲覧。
^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)524頁
^ 『第七の封印』で死神役を演じたのはベント・エケロート、本作で同役を演じたのはイアン・マッケラン
^ a b c d e 登場シーンカット
^ セリフシーンカット
^ 日本語字幕では「ネズコ」と訳されている
^ フジテレビ版の吹替では「トムキャット」という名前に変更、テレビ朝日版の吹替ではジャックが名前を呼ぶシーンがカット
^ a b c d e f g クレジットなし


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