ラジオ
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短波ラジオ - 振幅変調を用いて、短波で放送されている。

FM放送 - 周波数変調方式で、超短波[注 2]で放送されている。遠くまでは伝わりにくいが、雑音の影響を受けにくいという特徴がある[5]

長波ラジオ - 振幅変調を用いて、長波で放送されている。日本では、放送されていないが、外国では放送されている[6]

デジタル変調
衛星デジタル放送や地上デジタル放送ではテレビジョン放送のみでなく、ラジオ放送にも用いられる。

アナログ音声放送

BSアナログ放送(独立音声放送)


デジタル音声放送

衛星デジタル音声放送

BSデジタル音声放送


CSデジタル音声放送

CS-PCM音声放送


地上デジタル音声放送 - アメリカなどでは本放送が開始された。日本でも2003年10月10日東京大阪試験放送を開始したが2011年3月末廃止。

極超短波以上を用いる地上波放送は、電波の性質上不適当であるために過去に実施されていたものも含めてどの国でも行われていない。
ラジオ放送と日本の法規
日本の電波法では「電話」という用語で変調方式なども含めて指している→電話 (電波型式)
ラジオ放送受信機の種類真空管ラジオ東京通信工業(現・ソニー)のTR-52(1952年発売)。
日本製トランジスタラジオの1号機。「受信機」も参照
分類史

1950年代までは基本的に次のように分類していた。鉱石ラジオ / 真空管ラジオ

鉱石ラジオは受信したものを増幅せず鉱石検波器ゲルマニウムダイオード等で直接検波し、クリスタル・イヤホン等で聴取するもの。それに対して真空管ラジオは真空管で増幅回路を組み増幅を行うものだった。真空管ラジオは、使う真空管の数で(1球/2球/3球/4球/5球...と)分類された。

トランジスタを用いたトランジスタラジオが登場した1950年代なかごろ以降は基本的に次のように分類された 鉱石ラジオ / 真空管ラジオ / トランジスタラジオ 

そしてトランジスタラジオはやはり、用いるトランジスタの数で(1石/2石/3石/4石/5石/6石...などと)分類されることになった。
回路の方式による分類

真空管やトランジスタなどを用いるラジオ受信機は、主に増幅回路の方式により次のように分類できる(鉱石ラジオも、異質な回路ながら併せて列挙することがある)。
ストレート
受信した周波数のまま検波し増幅・復調を行う。戦前は殆んどがこのタイプが主流だった。戦後電子回路を理解するための電子工作で製作する程度の利用のみ。正帰還を用いた再生検波も広く用いられた。
レフレックス
ラジオ搬送波と復調後の音声の周波数帯域が異なるのを利用し、検波前の高周波増幅と検波後の音声増幅を一つの増幅素子で兼ねる方式。増幅素子には真空管トランジスタ等を用いる。昔は高価だった増幅素子を節約するために考案された。原理的にはストレート、スーパーヘテロダイン共にレフレックス方式とする事が可能ではある。
スーパーヘテロダイン
受信した周波数を一定の周波数(中間周波数)に変換した上で増幅・復調を行う。太平洋戦中は規制されており、戦後に主流となる。
ダイレクトコンバージョン
受信した周波数に近い高周波を発生させ、直接、音声信号を取り出す。近年、技術革新により安定して高周波を作り出すことが容易となり、中間周波数に変換する部品が省け小型化できるメリットから携帯電話などに盛んに用いられるようになった。
デジタル信号処理(DSP)
受信した周波数を一定の周波数(中間周波数)に変換し増幅・復調をデジタル信号処理して再びアナログ信号に変換してから音声信号を取り出す。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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