ラグビーフットボール
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1994年(ユニオン) - デイヴィッド・ヒンチリフ(英語版)議員はラグビーユニオン側のラグビーリーグのアマチュア選手に対する差別を禁止する法案を提出した[12]

1994年(リーグ) - イギリスの三軍はラグビーリーグをスポーツであると認めた。ラグビーリーグは軍において他のスポーツと同じ立場を得た。

1995年(ユニオン) - 国際ラグビー評議会はラグビーユニオンが「オープン」プロフェッショナルスポーツであると宣言した。これによって、試合に関係する全ての支払いや手当の制限が撤廃された。

1995年(ユニオン) - 南アフリカで開催された第3回ラグビーユニオンワールドカップにおいて、ヨハネスブルクエリス・パークで行われた決勝で、延長戦の末に南アフリカがニュージーランドを15対12で破った。

1995年(リーグ) - ブリテンでワールドカップが復活し、ラグビーリーグ百周年が祝われた。ウェンブリーで行われた決勝でオーストラリアがイングランドに16対8で勝利した。フィジー、トンガ、南アフリカ、西サモアは本大会に出場したが、アイルランド、スコットランド、アメリカ合衆国、ロシア、クック諸島モルドヴァモロッコはラグビーリーグ新興国トーナメント(英語版)に参加した。

1995年(ユニオン) - ラグビーユニオンのヨーロッパ12クラブによって争われるハイネケン・カップが作られた。

1995年(リーグ) - オーストラリアにおけるテレビ放映権に関する紛争の一部として、イギリスのRFLはニューズ・コープからラグビーリーグのスーパーリーグを新設する87百万ポンドのオファーを受けた。リーグ側は夏シーズン制に移行することを承諾し、パリ・ザンジェルマン・ラグビーリーグ(英語版)がイギリスのトップクラブに加わり14チームが参加した。

1996年(リーグ) - RFLはラグビーリーグのスーパーリーグにビデオ判定を導入した。

1996年(ユニオン) - オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカの間で争われるラグビーユニオンのトライ・ネイションズが始まった。

1996年(リーグ・ユニオン) - イングランドのユニオンおよびリーグのそれぞれトップクラブであるバース・ラグビーウィガンRLFCが、それぞれのルールで試合を行うという歴史を作った(クラッシュ・オブ・ザ・コーズを参照)。最初の試合はマンチェスター、メイン・ロードにおいてリーグルールで行われウィガンがバースに82対6で勝利した。2週間後、リターンマッチがトゥイッケナムにおいてユニオンルールで行われ、バースがウィガンに44対19で勝利した。

1998年(リーグ) - オーストラリアにおいて、スーパーリーグ戦争(英語版)が終わりを迎え、ニューズ・インターナショナル(英語版)とオーストラリアン・ラグビーリーグ(英語版)は彼らの大会を融合させてナショナルラグビーリーグを作ることで合意した。

1998年(ユニオン) - コモンウェルスゲームズおよびアジア競技大会においてラグビーセブンズ競技が始まった。

1999年(ユニオン) - IRBセブンズワールドシリーズが始まった。

1999年(ユニオン) - ウェールズで開催された第4回ラグビーユニオンワールドカップ、カーディフミレニアム・スタジアムで行われた決勝でオーストラリアがフランスを35対12で下した。

2000年(ユニオン) - IRBは南半球のスーパー12で試みた後、国際ラグビーユニオンに「シン・ビン」と「テレビジョン・マッチ・オフィシャル」(TMO) を導入した。

2000年(ユニオン) - ラグビーユニオンのカリッジリーグはチューリッヒ・プレミアシップとなった。

2000年(ユニオン) - ラグビーユニオンのファイブ・ネイションズはイタリアの参加によりシックス・ネイションズ・チャンピオンシップとなった。

2000年(ユニオン) - スタジアムオーストラリアの世界記録109,874人の観衆の前で、ニュージーランドはオーストラリアをかろうじて破った。

21世紀


2001年(ユニオン) - ラグビーユニオンのライオンズによるオーストラリア遠征が行われた。ワラビーズはライオンズに初めて勝利した。

2003年(ユニオン) - ラグビーユニオンのチャーチルカップがカナダ、アメリカ合衆国、イングランド・サクソンズ(イングランドA代表)と招待国1チーム(後に3チーム)によって始まった。

2003年(ユニオン) - オーストラリアで開催された第5回ラグビーユニオンワールドカップ、シドニー、スタジアム・オーストラリアで行われた決勝で、イングランドは延長戦の末にオーストラリアを20対16で破った。

2003年(リーグ) - ラグビーリーグのヨーロッパ全土への振興のために欧州ラグビーリーグ連盟(英語版) (RLEF) が作られた。

2006年(リーグ) - フランスのチームカタラン・ドラゴンズにラグビーリーグのスーパーリーグライセンスを与えられた

2007年(ユニオン) - フランス、スコットランドおよびウェールズで開催された第6回ラグビーユニオンワールドカップ決勝、スタッド・ド・フランスにおいて、南アフリカがイングランドを15対6で破った。

2008年(リーグ) - ラグビーリーグは2000年大会以来のワールドカップを開催した。

2011年(ユニオン) - ニュージーランドで開催された第7回ラグビーユニオンワールドカップ決勝、オークランドイーデン・パークにおいて、ニュージーランドがフランスを8対7で破った。

2011年(リーグ) - 14チームが2013ラグビーリーグワールドカップの出場権を得た: オーストラリア、イングランド、ニュージーランド、サモア、ウェールズ、フィジー、フランス、パプアニューギニア、アイルランド、スコットランド、トンガ、クック諸島、イタリア、アメリカ合衆国。

2012年(ユニオン) - トライネイションズがアルゼンチンを含んで拡大し、ラグビー・チャンピオンシップに改称された。

2015年(ユニオン) - ニュージーランドが第8回ラグビーユニオンワールドカップ決勝でオーストラリアを34対17で下し、初の連覇を達成した。

2016年(ユニオン) - アメリカ合衆国のPROラグビーの初開催シーズン。PROラグビーはわずか1シーズンで解散した。

2016年(ユニオン) - 夏季オリンピックでラグビーセブンズ競技が開始。

2017年(リーグ) - トロント・ウルフパックカナダ初の完全なプロラグビーリーグチームとなった。イギリス/フランスのプロラグビーリーグシステムの3部ディビジョンであるリーグ 1に加入した。

2018年(ユニオン) - メジャーリーグラグビーの初開催シーズン。アメリカ合衆国とカナダのラグビーユニオンチームが参加。

2019年(ユニオン) - ラグビーワールドカップ日本大会が開催。決勝で南アフリカがイングランドを32対12で破り3度目の優勝。

ルール詳細は「ラグビーリーグとラグビーユニオンの比較」を参照

ラグビーユニオンとリーグに共通する特徴的な要素には、楕円形のボールの使用や前方へボールを投げることの禁止があり、選手が陣地を得る方法はボールを持って走るかボールを蹴るかしかない。ラグビーリーグではユニオンと分離し以降、より速いペースのよりトライを指向した試合とする目的でルール改正が行われている。

ユニオンとリーグの主な差異には、リーグが13人制でユニオンが15人制であること以外には、タックルとその直後のプレーがある。

ユニオンの選手はタックルに続いてボールの支配を争い、状況に応じて、ラックあるいはモールが発生する。リーグの選手はタックルの後にボールの支配を争わず、プレーは「プレー・ザ・ボール」によって続く。

リーグでは、6回のタックルの前に得点することができなければ、ボールは相手チームに移る。ユニオンは6回タックルのルールはなく、ボールのポゼッションを維持している限り得点するまで無制限にタックルを受けることができ、反則はとられない。

ユニオンのセットプレーには、相手選手のパックをボールのポゼッションのために互いに押し合う「スクラム」や、タッチラインに対して垂直に平行なラインで並んだ両チームの選手がタッチから投げられたボールをキャッチしようと試みる「ラインアウト」がある。

リーグのルールにはスクラムはまだ存在しているが、関与する選手が少なく、争われることもほとんどないため重要性が大幅に減少している。セットプレーは一般的にプレー・ザ・ボールの状況から開始される。ラグビーリーグのポジションの多くはラグビーユニオンのポジションと同様の名称および要件を有しているが、ラグビーリーグにはフランカーが存在しない。
文化
ホームカントリー

イングランドでは、ラグビーユニオンは「支配者層」のスポーツとして広く認められており、主に上流階級および中流階級に属する人々によってプレーされる。例えば、私立学校文法学校(グラマースクール)の多くの生徒はラグビーユニオンをプレーする[13]。しかし、コンプリヘンシブスクール(総合制中等学校)でも人気を得てきている。このステレオタイプにもかかわらず、ラグビーユニオンは特に西部地方では全ての階級で人気がある。グロスター・ラグビーは労働者階級のクラブの典型例である。対照的に、ラグビーリーグは伝統的に労働者階級のスポーツとして見られてきた。ラグビーユニオンに対する上流階級ステレオタイプのさらなる例外はウェールズである。ウェールズではラグビーユニオンは伝統的に休日にプレーする炭鉱労働者や産業労働者からなる小さな村のチームと結び付いてきた[14]アイルランドにおいて、ラグビーユニオンは国や宗派の壁を越えた求心力であり、ラグビーユニオンのアイルランド代表はアイルランド共和国北アイルランドの統一チームである。


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