最初は団結して歩を積極的にいじめていたが、廣瀬が廃墟事件の真相を知ってからは次第に崩壊していく。 カンニング偽装で愛海から離れたチカとエミのグループ。ドラマに登場する新グループとは異なり愛海をいじめている訳では無いが、徹底的に無視している。しかし、このグループも歩に演技で謝るか謝らないかで内戦を起こし、崩壊した。その後、愛海が佐古宅で自殺を図った事件を知り、自責の念に駆られた。
深沢 エミ(ふかさわ エミ)
歩のクラスメイトの女子。長身で、黒髪のポニーテールと大きなクロスのピアスが特徴。眼鏡を着用している描写がある。詳しくは#新グループ参照。
チカ
歩のクラスメイトの女子。エミと同じく長身で、ウェーブのかかったロングの金髪とたらこ唇が特徴。詳しくは#新グループ参照。
廣瀬 和華(ひろせ のどか)
歩のクラスメイトの女子。通称「ヒロ」(ドラマ版では和華から倫子に変更された)。明るい色のツインテールが特徴だが、後の事情により髪を切りショートヘアにした。佐古が愛海の別宅に歩が入っていく所を目撃したことから「歩が克己を奪おうとしている」と誤解してそれを愛海に知らせ、歩がいじめられる原因を作る。その後は愛海と共に歩を積極的にいじめていたが、廃墟事件後に愛海の本性と事件の真相を偶然知ってしまい、彼女に不信感を抱きグループを抜けようとした。しかし、そのために愛海から裏切り者と見なされて新たないじめのターゲットにされてしまう。やがて愛海を恐れるあまり精神的に追い詰められていき、後に学年主任がいじめ隠蔽のために夏休み返上で夏期講習を行うと宣言した際に「夏休みになっても愛海のいじめから逃れられない」ことを知ってパニックを起こし、投身自殺を図るが足を骨折しただけで一命を取り留め、見舞いに来た歩と未来に「いじめられて初めて歩の苦しみがわかった」と告白し、歩に今までいじめてきたことを謝罪した。しかし、愛海の脅迫により夏休み明けに「自分が歩いじめの主犯」という嘘の告白をさせられ、謹慎処分を受けることになってしまう。その後は自責の念からしばらく引き篭もっていたが、佐古宅で起きた騒動を受けたエミの発言から、夏休み明けの告白が嘘だったことが教師らに知らされ、謹慎を解かれる。最終回で復学した際、いじめに立ち向かうことができなかったことをずっと後悔していたと告白し、その直後に学校に戻ってきた歩と、後悔と謝罪の涙を流しながら再会した。
岩本 咲(いわもと さき)
歩のクラスメイトの女子。通称「イワちゃん」(ドラマ版では信川美紗に相当する)。ボブカットが特徴。廣瀬と同様、当初は愛海と共に積極的に歩をいじめていたが、愛海が仲間であった廣瀬をいじめ始めた事から愛海に恐怖心を抱く。後に廣瀬の自殺未遂を知った際に彼女が自殺を図った事に責任を感じると同時に、廣瀬を追い詰めたにも関わらず平然と通学する愛海の姿を見て愛海についていけなくなる。更に自身もいじめに加担した事で人生が崩壊する事を恐れ、これ以上愛海と関わりたくないとチカとエミに打ち明けた。その後、夏休みの愛海グループでの旅行を拒否したが、その際エミとの通話で「今あいつの顔だけは見たくない」、「マナと旅行なんて死んでも嫌」と発言した所を愛海に聞かれてしまい、最後はいじめられる事を恐れてか、新学期前に逃げるように九州の学校へと転校した。転校したことはエミには知らせていたようだが、チカはエミから聞くまでそのことを知らなかった。その後は愛海たちの回想シーンでしか登場しなかった為、転校後どうなったかは不明。
新グループ
深沢 エミ(ふかさわ エミ)
歩のクラスメイトの女子。通称「エミ」(ドラマ版では岩本みどりに相当する。)最初は愛海とともに歩をいじめていたが、愛海が廣瀬をいじめ始めたことをきっかけで、愛海に恐怖心を抱くようになるが、それでも彼女について行き続けた。戸田のカンニング偽装の一件でチカが愛海から離れた後、今後どうするか迷っている最中に愛海とチカたち新グループ双方から誘われ、迷いながらも孤立を避けるため新グループを選び、とうとう愛海から離れた。チカが歩に演技で謝ろうとした際、「自分のやったことなのに、今さら謝ることはできない、先に廣瀬に謝るべき」と主張し謝らなかった。また、本心では愛海を慕っていたらしく、学校中の生徒が愛海に土下座を要求した騒ぎの際は複雑な様子を見せていた。土下座騒動の翌日に愛海が自殺を図ったことを知り、「自分達がいじめを止めなかったせいでこうなったのではないか」と自責の念に駆られ、職員室を訪れて愛海や自らのグループがいじめを行っていたことや愛海を無視したことを告白。富美男や教員に号泣しながら謝罪し、自らに厳しい処分を求めた。最終回で教師の発言からその後、何かしらの処分を受けたと思われる。
チカ
歩のクラスメイトの女子(ドラマ版では宇田里絵に相当する。)廣瀬や咲と同様、愛海と共に歩をいじめていたが、愛海が仲間であるはずの廣瀬をいじめ始めたことから愛海に恐怖心を抱くようになり、廣瀬の自殺未遂や咲の転校などの事件を経て、「廣瀬の次は自分達の誰かがいじめられる」と愛海を警戒し始める。夏休みの愛海グループでの旅行からの帰った際、エミとの会話で学校生活における保身目的で愛海と友達になったことを話している。のちに戸田のカンニング偽装の一件で愛海から離反、女子生徒3人組やエミと共に新しいグループを結成し、一転して愛海を嘲笑するようになる。翌日、学校からの処分を恐れて歩いじめに参加していた女子生徒3人組と共に演技で歩に謝ろうとするが、本心からの謝罪ではないことを見抜かれて失敗した。