ライフガード
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しかし同年6月20日に行った最初の仕事は、通行人の通報があるまで14歳の少年が溺れたことに気づかず沖へボートを出すのが遅れ、結果的に通りかかった水泳選手が救助している[4]

アメリカ全土で通用するライフガード資格は6つの団体から発行されている。アメリカ赤十字社のライフガード・トレーニング・プログラム、YMCA、スターフィッシュ・アクアティックス・インスティテュートのStarGurad、エリス・アンド・アソシエイツ社のNASCO。また海やオープンウォーター(湖や川などプール以外の水辺)のトレーニングはアメリカ・ライフセービング協会の認定機関が行っている。

一般的に、プール、スポーツ・クラブ、ウォーターパークのライフガードは施設を所有する企業や自治体に雇われる。一方、オープンウォーター(海、湖沼、川)のライフガードは自治体に雇われた公務員であることが多い。組織形態は様々で、自治体内にライフガードの部局を持つ場合もあれば、海洋・公園・娯楽に関する組織内、あるいは消防・警察組織内に設置される場合もあり、完全あるいは限定的な権限を持つ法執行官である場合も多い。

有志によるボランティアやパートタイムの職員もおり、クリント・イーストウッドは工場で勤務しつつライフガードとしても活動していた。
ライフガード競技会

ライフガードは救助のための知識や技術を維持しなければならない。訓練の動機づけになり、懇親会も兼ねて競技会が始まった。アメリカではライフガード選手権と呼ばれるが、それ以外の国ではライフセービング競技会と呼ばれる。大会や競技種目はライフセービング (スポーツ)を参照
著名なライフガード

エディ・アイカウ - ハワイ系アメリカ人ライフガード。嵐の中、遭難船の救援を求めようとして死亡。存命中はライフガードとして多くの命を救った。

バッファロー・ケアウラナ-エディ・アイカウの同僚。息子も著名なライフガード。ロングボードの「バッファロー・スタイル」の創始者としても知られる。

ポップカルチャーにおけるライフガードベイウォッチ・ライフガードのコスチュームを着た男女。2006年ハロウィーン

映画やテレビ番組のポップカルチャーにおいては、ライフガードはしばしばヒーロー的扱いを受ける。最も有名な例は1989年から2001年にかけてアメリカで放映され世界で最もよく見られたテレビ番組『ベイウォッチ』(en:Baywatch)であろう。1976年制作の映画『ライフガード』ではライフガードの仕事や生き方に焦点を当てている。

しかしライフガードは通過儀礼的な仕事で、十代の若者がアルバイトとしてライフガードをした後、別の職業に移るのが常で、年配のライフガードはビーチ・バム(en:beach bum 海が好きで浜辺をうろついているヒッピー風の者。bumは酔っ払いのこと)という偏見がある。またライフガードがサーフィン文化に浸って独特の服装や言葉遣いをするという思い込みもある。そしておそらく最も一般的なのは、ライフガードやライフセーバーが筋骨隆々でセクシーだというものである。これは『ベイウォッチ』で登場人物が披露したような水着姿、鍛え抜かれた体、心肺蘇生法などが性的なイメージで捉えられがちなためである。
脚注^ en:Flag 英語版Wikipedia 2007年11月26日10:41UTC版
^ アメリカ疾病予防管理センター Lifeguard Effectiveness(英文)
^Atlantic City Museum(英文)
^Casino Connection Atlantic City: Vol.4 No.8 August 2007 "Shore Security"(英文)

関連項目

ライフセービング

応急処置

プール海岸

エディ・アイカウ

ベイウォッチ


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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