ライセンス
[Wikipedia|▼Menu]

ライセンス形態

この節の加筆が望まれています。

オンラインソフトウェアにおいては、サポートを受けられるかどうか、受けられるとしたら対価は必要なのか、でソフトウェアを分類することがある。その分類のことをライセンス形態という。その種類は実に多彩で、以下のようなものがある。ただし、どの形態でも言えることだが、作者によってはフリーウェアでもサポートを行ったりすることもある。最近では、単に有料かどうかの判断材料となっている。

フリーソフト

シェアウェア

ドネーションウェア(カンパウェア)

キーウェア

メールウェア

ポストカードウェア

ソースコードの利用も許諾するもの

この節の加筆が望まれています。

前述の使用許諾とは異なり、ソフトウェアのソースコードを含めた複製権、翻案権、公衆送信権など、著作権者に認められる権利(すなわち著作権の一部権利)を第三者に許諾することを主眼にしたライセンスも存在する。次に述べるGPLなどは典型的であるが、プログラムの「使用」(実行)はたとえライセンス違反者であっても許される。たとえば、GPLバージョン3ではそのような行為がライセンスを必要としない旨を明示する規定が存在する[3]。しかし、ソースコードの「利用」(「権利の利用」)にはペナルティが与えられる(場合によっては著作権侵害となる)。このようなライセンスは権利取得に重点が置かれている。

例として、使用可能なソースコードのコピーを、その再配布/改変後もライセンスとして義務づけるGPLがある。これは研究、開発の成果を広く世に問い、コピーレフトの考え方の元で誰でも自由に扱うことのできるソフトウェアとするもので、リチャード・ストールマンフリーソフトウェアとして提唱した。この考え方を文書や音楽などに延長したものがGFDLである。

パブリックドメイン - 著作物全般も含む

オープンソース

コピーレフト

GPL


BSD License

X11 License (MIT License)

Mozilla Public License

Microsoft Public License


著作物全般の利用許諾のライセンス

上記のプログラム関係のライセンスから発展して、プログラム以外の著作物に対するライセンスも生まれている。個々のライセンスの背景には、ライセンス形態・思想と呼べるものが存在する(例:コピーレフトオープンコンテント)。これらの形態・思想は一つの特定のライセンスを指すものではない。

オープンソースの思想からオープンコンテントの思想が生まれたと言える。近年のインターネットの普及に伴い、プログラム以外の電子的な文書や画像のやり取りも複雑化し、それらの著作物の著作権処理に関する問題がより一層、重要になったと言う背景もある。

パブリックドメイン - プログラム著作物も含む

オープンコンテント

コピーレフト

GFDL


クリエイティブ・コモンズ

デザイン・科学ライセンス (DSL, Design Science License)

フリーコンテント

もっとも、この種のライセンスは、不特定多数の者を対象とするがゆえに、色々な問題が生じる。
契約か否か

この種のライセンスについて「契約」と言われることが多いが、法律用語としての「license」は、それなしには違法となる行為を許すこと、または、それを証明する書面のことをいい、契約という形態を採るか否かとは無関係の概念である。

仮に契約と理解すると、契約の成立要件である申込みと承諾が存在しないのではないかという問題が生じる。つまり、ライセンスに従って著作物を利用することをもって承諾の意思表示と認めるべき事実があったと評価することができるのかという点で、シュリンクラップ契約の有効性に関する問題と類似した問題が生じ得る。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:34 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef