ライオン
[Wikipedia|▼Menu]
アンゴラウガンダエチオピアカメルーンケニアコンゴ民主共和国ザンビアジンバブエスーダンエスワティニ(旧スワジランド)、セネガルソマリアタンザニアチャド中央アフリカ共和国ナイジェリアナミビアニジェールブルキナファソベナンボツワナマラウイ南アフリカ共和国南スーダンモザンビークに分布[3]

ガーナギニアギニアビサウコートジボワールトーゴマリルワンダでは絶滅したと考えられる[3]アフガニスタンアルジェリアイラクイランエジプトエリトリアガボンガンビアクウェートコンゴ共和国サウジアラビアシエラレオネジブチシリアチュニジアトルコパキスタンブルンジモーリタニアモロッコ西サハラ含む)、ヨルダンリビアレソトレバノンでは絶滅[3]

模式標本の産地(模式産地)は単にアフリカとされていたが、バーバリ地方の沿岸部コンスタンティーヌアルジェリア)とする説もある[4]壁画などから15,000年前にはヨーロッパ広域にも分布し、5,000年前には少なくともギリシアには分布していたと考えられている[9]
生息地

アフリカでは、アカシアの木がまばらに生えて影ができているサバンナ草原地帯でライオンたちを見ることができる[17]インドでの生息地は乾燥したサバンナか、さらに乾いた落葉樹林のなかである[18]ヘロドトスの記すところによれば、ライオンは紀元前480年頃にはギリシアでよく知られる動物となった。ペルシアの王クセルクセス1世が国中を練り歩いているなか、そのラクダの積荷をライオンが襲ったことが記されている。アリストテレス紀元前300年にはもう彼らが貴重な動物だと考えていて、その後400年ほどして彼の地でのライオンは絶滅している[19]。亜種インドライオン10世紀頃まではヨーロッパの辺境であるコーカサス地方にもいたと考えられている[20]

パレスチナに由来する種も中世には姿を消した。アジアのほとんどの地域でも、猟銃が簡単に手に入る18世紀頃になるとライオンの姿は見られなくなった。19世紀の終わりから20世紀初めにかけて、北アフリカおよび東南アジアでも絶滅している。トルコおよびインド北部のほぼ全域も同様である[21]。アジアで最後にライオンが確認されたのは1941年イランである[要校閲]が、3年後にはカールーン川の岸辺で死骸となって発見された。その後、イランでは信頼できるレポートは送られていない[22]。最後に生き残った亜種インドライオンはインド北部のギルの森周辺でみることができる[23]


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:199 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef