ライオンのごきげんよう
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当日は生放送で、台本がなく、ゲストも一切出演せず、司会の小堺1人だけでトークを行う[注 12]「独り舞台」として放送された[20]。エンディングでは「会場に来てくれている皆さん、スタッフの皆さんに支えられてやってきました。2万人近くの人にお会いして、毎回毎回、楽しい思いをさせていただきました」と述べ、「最初はドッキリと思って始まったこの番組が31年も続きました。きょうでその長いドッキリが終わります」と感慨深く挨拶し、約31年半の番組を締め括った[21][注 13]。『ライオンのいただきます』時代から31年6か月の総放送回数は7847回、出演者数は延べ1万9千人以上に及んだ(番組内では“大勢”と紹介していた)[21]。この回の平均視聴率は3.3%(ビデオリサーチ、関東地区・世帯。以下略)であった。
番組終了後

終了直後の4月19日に長年の裏番組であるNHK総合の『スタジオパークからこんにちは』に出演。司会者に突っ込まれたり、サイコロのBGMが流れるなど話題になった[22]。また9月5日には、それ以上に長寿であり、裏番組のテレビ朝日徹子の部屋[注 14]に出演した[23][注 15]

2016年に、テレビ東京ドラマ「勇者ヨシヒコと導かれし七人」の第10話で、天空上の第一の扉で、ごきげんようが使われた。

2019年、スポンサーであったライオンが、本番組をモチーフにしたWEB公開用の商品PR動画をYouTubeで公開した。小堺と「ライオンちゃん」のほか、「バリィさん」など全国のゆるキャラが出演している[24][注 16]
サイコロトーク

初期はサイコロトークのみで、オープニングはゲストが登場した後はゲストと小堺が軽めのフリートークをしてからすぐ提供クレジットを挟んでCM入りとなっていた。しかし、後に5 - 10分程度のオープニングコーナーが設けられた。内容は曜日ごとに異なるが、主にゲストの趣味・好み・特技などを問うものが多かった。オープニングコーナーが設けられてからは、それにまとまりが付いたところで提供クレジット[注 17]を挟んで最初のCMに入っていた。2014年10月から、「30周年企画」開始に伴い廃止。

最も上手に座っているゲストがサイコロを振り、サイコロの出た目に書いてあるテーマに沿ったトークをしていく。

司会の小堺がゲストが座った後すぐに6つの目を紹介していたが、稀におやつの後に6つの目を紹介する場合もあった。

6つの目に書かれたテーマを表示する表示板は1996年以前は観客席の後ろに、1996年以降はスタジオの左側に設置されている。

使用されたサイコロは、全体的に丸みを帯びていて転がりやすくなっている。初期は角だけが丸く、目が平面のサイコロであった(小堺は過去になんども「サイコロは何代も入れ替わっている」とネタにしている)。ゲストの両手に抱え込まれたサイコロは、観客席の前にある空間に放り投げるようにして振られるが、ごく稀にサイコロが壁に付いて止まり、出目を判断し辛い場合は、2つのトークテーマを合体させた話をしてもらう[注 18]

1997年1月6日から「今日の当たり目」が新設された。この目が出た場合、目を出したゲストと視聴者5名にライオン製品のプレゼントが贈られ、また2007年11月26日からスタジオ観覧者1名にもプレゼントが贈呈されるようになった。(※初当選は、2007年11月27日。ゲストは清水アキラ。)原則1つだけだが、2つ以上の場合もある。目を出したゲストとスタジオの観客には主にライオンの新製品を数本ラッピングしたもの、視聴者にはライオン製品のギフトセットが贈られた。当たり目のトークテーマは表示板に隠されており[注 19]、通常のトークと異なり、小道具を使うものが多い。月曜日と木曜日はサイコロトーク前に当たり目についての説明が小堺から行われた。(※時々水曜日でも、説明される事もある。)

小堺が出たサイコロの目を読み上げる際にその略称(例「情けない話」→「なさばな」)あるいは1999年頃から出目にちなんだギャグ(例「信じられない話」→ビートたけしのものまねをしながら「アンビリーバブル!(『奇跡体験!アンビリバボー』と掛けている)」)を披露したり、番組後期では、出目にはほとんど関係ないが、その前のトークで話題となったキーワードを発言し、それを観客が復唱するのが番組の特徴であった(開始当初はやっておらず、小堺が出目を読み上げてその内容を説明するだけだった)。ちなみに1回の放送で同じ目が2回出たときは、ギャグの後に「パート2」(3回出たときは「パート3」、時間の都合上、4回連続で出た時は「パート4」)と客のみが唱和していた。ゲストが振った後のサイコロは小堺が所定の位置に移動させた。サイコロトーク開始当初は席の後ろに置いていたが、1996年以降は観客席に見えるように右前に、出た目を正面にして置いていた。

また、サイコロトークの前に、スタッフが用意したおやつがゲストに供された。季節により、放送日にちなんだ飲食物を提供することがあり、その際は小堺が説明を行った[注 20]。過去にはジュンイチ・フミヤ・フトシの「おやつボーイズ」[注 21]、2000年3月31日まで和・洋・中の料理人の卵である「めしあがレンジャー」という男性3人組が調理を担当・出演していた時期もある。2000年4月3日から「私のおやつ」と言う制度に変わり、ゲストの思い出のおやつが紹介されていた。2012年7月23日からおやつはなくなったが、お茶が用意されていた。

1つの話が終わると、スタッフの判断で席替えを促すチャイムが流れた(チャイムの音は1996年4月1日、2002年4月1日の2回変更された)。ただしあまり強制力はなく、チャイムが鳴った後も話が盛り上がった時、延々と話が続けられ再度チャイムを鳴らされることもあった。席替えでは、上手に座っているゲストは下手に移動し、その他2組は上手に移動した。

2014年10月6日以降、ゲスト2組制となったため席替え制度はなくなった(ごくまれにゲストが3人の時に、席替えを行う場合もあった)。また、サイコロトーク自体も短くなり、後半はサイコロなしで企画に基づいたトークを行うようになった。

サイコロを振るときにかかるBGMは、薬師丸ひろ子のシングルレコード「紳士同盟」のB面として収録されていた楽曲「ハードデイズ ラグ」のアウトロ部分であったが、音のピッチが若干上げられている。


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