ライアン・ゴズリング
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『ラ・ラ・ランド』の相手役は3度目の共演となるエマ・ストーンで[162][163][164]、ストーンの出演決定を聞いて役に飛びついたとの話もある[165][166]。作品を手掛けたデイミアン・チャゼル監督は、ミュージカル映画の撮影には困難も多かったが「(ゴズリングとストーンは)セットの中でも外でも有機化学的反応を起こしていた」と語ったほか[167]、ゴズリングの過去作品を引きつつ「この映画をやるのに必要な要素を全部持っていた」ともしている[168][169]。ゴズリングはストーンとのダンス練習と併行してピアノ演奏を学び、劇中の演奏シーンでは自分で演奏した[170][171][172][173]。『ガーディアン』紙のピーター・ブラッドショウは、「ストーンのように元々歌手ではないが、それでも画面にはとても現実的な何かがあり、歌に向き合う生身の人間がいる」と評した[174]。『ローリング・ストーン』のピーター・トラヴァースは、「ゴズリングの映画出演作は[中略]多岐に渡り、いつも彼には何でも出来ると思わされてきたが、今回は完全に納得させられてしまった」と述べた[175]。『シカゴ・トリビューン』紙では、"A Lovely Night のシーンで気後れが見られ、情熱的だったストーンほど多くを伝えられていないと評された[176]。セバスチャンのキャラクターには「白人の救世主」であるという批判もあった[177]。この作品でゴズリングはゴールデングローブ賞 映画部門 主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)を獲得し[178][179]、2度目となるアカデミー主演男優賞のノミネートも受けた[180]。2016年12月には、チャゼルとゴズリングが、ニール・アームストロングの伝記『ファーストマン: ニール・アームストロングの人生 (en) の映画化作品『ファースト・マン』(2018年)で再タッグを組むと発表された[181][182][183]

ゴズリングはテレンス・マリックの映画『ソング・トゥ・ソング』にも出演している[184]。ゴズリングの出演は2011年に明らかにされ[184][185]、2012年には撮影の実施が報道されたが[186]、フィルムの量が膨大になったことや金銭的問題から[187]、封切りは2017年までずれ込んだ[188]。この作品にはケイト・ブランシェットルーニー・マーラヴァル・キルマーマイケル・ファスベンダーなどが出演した[189]。ゴズリングは2004年に、チェ・ゲバラを描いたマリックの映画『チェ』への出演にサインしたと報じられたが[190]、マリックは『ニュー・ワールド』(2005年)制作のため降板し、ゴズリングもスケジュール上の問題で降板した[191]

2017年には『ブレードランナー』の続編『ブレードランナー 2049』に出演し、2016年7月から始まった撮影に参加した[192]。興行的には物足りなかったものの[193]、作品はイギリスの雑誌『エンパイア』が選ぶ2017年のベスト映画10本にて第2位に選ばれるなど評価された(また出演作『ラ・ラ・ランド』も3位にランクインした)[194]


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