ヨルズ
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またトールケニングとして「ヨルズの子」というものも挙げられている[6]

ヨルズという言葉は、古ノルド語で「大地」を指す一般名詞であった。またこの語は現在の北欧諸語における同義語の祖語となっており(アイスランド語の jord, フェロー語の jord, デンマーク語スウェーデン語ノルウェー語の jord)、また英語earth同根語ともなっている。

フィヨルギュンという言葉は、ゴート語の fairguni (山)や古英語の firgen (山の森)、そしてバルト・スラヴ族(en) の雷神 Perkunos (en) と同根語であると考えられている。これは、ゲルマン神話においては新世代の雷神 *Tunraz の祖父、あるいは雷の化身としてしばしば登場する、原インド・ヨーロッパ人(en) の(あるいは少なくとも北部地域のバルト=スラヴ=ゲルマン人の)雷神を指す言葉である、インド・ヨーロッパ祖語の *Perk(w) を説明できるかもしれない。
脚注リヒャルト・ワーグナーの楽劇『ニーベルングの指環』には、ヨルズに相当する大地の女神エルダ(Erda)が登場する。ヴォータンに警告を与える知恵深き女神で、ブリュンヒルデの母となる。[脚注の使い方]
注釈^ なお『ギュルヴィたぶらかし』および『ロキの口論』で言及される、フリッグの親とされるフィヨルギュン (Fjorgynn) は別人である。詳細はフィヨルギュン参照。

出典^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』231頁。
^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』232頁。
^ 『エッダ 古代北欧歌謡集』14頁。
^ 『「詩語法」訳注』89-91頁。
^ 『「詩語法」訳注』33-34頁。
^ 『「詩語法」訳注』17頁。

参考文献

V. G. ネッケル他 編『エッダ 古代北欧歌謡集』
谷口幸男訳、新潮社、1973年。ISBN 978-4-10-313701-6。 

谷口幸男 (12 1983). “スノリ『エッダ』「詩語法」訳注”. 広島大学文学部紀要 第43巻 (特輯号3). 










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