ユダヤ人問題によせて
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

「ユダヤ人問題によせて」自体は1890年10月、当時ヴィルヘルム・リープクネヒトが編集していた「ベルリナー・フォルクスブラット」に再掲載された[1]ほか、1926年にはH・J・ステニングが英訳版を出した[8]
参考文献

Louis Althusser, For Marx, first published in 1965 as Pour Marx by Francois Maspero, S.A., Paris. In English in 1969 by Allen Lane, The Penguin Press

Karl Marx: ⇒Zur Judenfrage, first published in Deutsch-Franzosische Jahrbucher 1844. English translation used as a reference for quotations in this article: On The Jewish Question

Andrew Vincent, "Marx and Law", Journal of Law and Society, Vol. 20, No. 4 (Winter, 1993), pp. 371-397.

高島善哉他(訳) 『ワイド版 世界の大思想V-04 マルクス 経済学・哲学論集』河出書房新社、2005年5月

徳永恂訳「ユダヤ人問題によせて」-『マルクス・コレクション 1』筑摩書房、2005年 新訳


良知力廣松渉(編) 『ヘーゲル左派論叢第3巻:ユダヤ人問題』 御茶の水書房、1986年

植村邦彦 『同化と解放 - 19世紀「ユダヤ人問題」論争』 平凡社、1993年 ISBN 4582702112

脚注^ a b Marx-Engels Gesammtausgabe (MEGA), Volume II, apparatus, pp. 648 (German) Dietz, Berlin 1982
^ ブルーノ・バウアー「ユダヤ人問題」ブラウンシュバイク、1843年
^ ブルーノ・バウアー「現代のユダヤ人とキリスト教徒の自由になりうる能力」『二一ボーゲン』1843年、pp.56-71
^ マルクス 1844年:

私的所有の政治的な撤廃によって、私的所有は廃止されないばかりか、かえって前提さえされているのである。国家が、生まれや身分や教養や職業を非政治的な区分であると宣言するとき、国家がこれらの区別にかまわずに国民のあらゆる成員を国民主権への平等な参加者であると布告するとき、国家が現実の国民生活のすべての要素を国家の見地から取扱うとき、国家は、生まれ・身分・教養・職業の区別を国家なりの仕方で廃止している。しかし、だからといって、国家は、私的所有や教養や職業がそれらなりの仕方で、すなわち私的所有として、教養として、職業として、作用し、それぞれの特殊な本質を発揮するのを妨げはしない。国家は、これらの事実上の区別を廃止するどころか、むしろその区別を前提としてはじめて存在し、自己を政治的国家として感じるのであり、自己のもつこれらの諸要素と対立することによってはじめて国家は自己の普遍性を発揮するのである。
^ マルクス 1844年:

他方、ユダヤ人が自分のこの実際的な本質をつまらぬものとみとめてその廃棄にたずさわるならば、彼らは自分のこれまでの発展から抜けでて、人間的解放そのものにたずさわり、そして人間の自己疎外の最高の実際的表現に背をむけることになる。
^ マルクス 1844年:

ユダヤ人がユダヤ人的なやり方で自己を解放したのは、ただたんに彼らが金力をわがものとしたことによってではなく、貨幣が、彼らの手を通じて、また彼らの手をへないでも、世界権力となり、実際的なユダヤ精神がキリスト教諸国民の実際的精神となったことによってなのである。ユダヤ人は、キリスト教徒がユダヤ人になっただけ、それだけ自分を解放したのである。(中略)ユダヤ人の社会的解放はユダヤ教からの社会の解放である。
^ Engels, Marx: The Holy Family 1845, Chapter VI, The Jewish QuestionNo. 1,No. 2,No. 3
^ Karl Marx Selected Essays, tanslated by H. J. Stenning (Leonard Parsons, London and New York 1926), p. 40-97

関連項目

唯物論

唯物史観

唯物弁証法

ユダヤ人

マルクス主義

青年ヘーゲル派

ブルーノ・バウアー

アブラハム・レオン

外部リンク

ユダヤ人問題について
- Works of Karl Marx 1844

The Jewish Question, A Marxist Interpretation (French 1946, English 1950)

『猶太人問題を論ず 同人社書店(大正14年11月26日)』 - 国立国会図書館デジタルコレクション










カール・マルクスフリードリヒ・エンゲルスの著作
マルクス

Scorpion and Felix (1837)

『デモクリトスの自然哲学とエピクロスの自然哲学の差異(英語版)』 (1841年)

『ヘーゲル法哲学批判序説(ドイツ語版)』 (1843年)

『ユダヤ人問題によせて』(1843年

J.S.ミルノート(英語版) (1844年)

経済学・哲学草稿』(1844年

フォイエルバッハに関するテーゼ」 (1845年)

哲学の貧困』(1847年

『賃労働と資本(ドイツ語版)』(1849年

『フランスにおける階級闘争(フランス語版)』(1850年

ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』(1852年

経済学批判要綱』(1858年

経済学批判』(1859年

『フォークト君(ドイツ語版)』(1860年

『剰余価値学説史(ドイツ語版)』(1863年

第一インターナショナル創立宣言」(1864年

『賃金、価格および利潤(ドイツ語版)』(1865年

第一インターナショナル綱領」(1866年

資本論』(1巻(英語版)1867年、2巻(英語版)1885年、3巻(英語版)1894年

『フランスにおける内乱(英語版)』(1871年

ゴータ綱領批判』(1875年

『労働者へのアンケート(ドイツ語版)』(1880年

『ザスーリチへの手紙(ドイツ語版)』(1881年

マルクス・エンゲルス

聖家族』(1844年

ドイツ・イデオロギー』(1845年

共産党宣言』(1848年

南北戦争についての評論(英語版) (1861年)

エンゲルス

『イギリスにおける労働者階級の状態(ドイツ語版)』(1845年)

『共産主義の原理(ドイツ語版)』(1847年

『ドイツ農民戦争(英語版)』 (1850年)

「権威について(ドイツ語版)」 (1873年)

「猿が人間になるについての労働の役割(英語版)」 (1876年)

反デューリング論』(1878年)

空想から科学へ』(1880年)

『自然の弁証法(ドイツ語版)』(1883年)

家族・私有財産・国家の起源』(1884年)

フォイエルバッハ論』(1886年)

『ドイツにおける革命と反革命(英語版)』(1896年)

全集・著作集

Marx-Engels-Gesamtausgabe(旧メガ・新メガ)

Marx-Engels-Werke(日本語訳『マルクス=エンゲルス全集』(大月書店))

en:Marx/Engels Collected Works (MECW、英語訳、1975年-2005年)

カテゴリ

典拠管理データベース: 国立図書館

ドイツ


記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:20 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef