ヤンデレ
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ヤンデレという語が知られるようになったのは、2005年に発売されたアダルトゲームSchool Days』および同年に放送されたテレビアニメSHUFFLE!』がきっかけであるとされている[8]。その後、ヤンデレのキャラクターが登場する漫画やアニメ、ゲームが注目され、ブームとなった[8]。ただ、ヤンデレという言葉ができる以前から、それに当てはまるようなキャラは複数存在したが、萌え属性の一種として評論などで言及されることはなかった。『ヤンデレ大全』の中で最も古いヤンデレキャラとして紹介されているのは、PC98ゲーム『狂った果実』の月島美夏[注 4]である[要ページ番号]。また、Windowsで動くゲームでのヤンデレの始祖は、ねこねこソフトが2000年8月31日に発売したアダルトゲーム『銀色』三章にでてくる佐々井夕奈とされる[要出典]。2005年の上記のヤンデレキャラが話題になっているときに、「時代がねーちんに追いついた」とファンの間で言われた[注 5]

『School Days』を制作したオーバーフローの代表・メイザーズぬまきちは、ヤンデレの流行について「自分に対する一途さや寄せられる好意をより強く求めたい感じたいというあらわれの1つ」であると述べている[9]。また、メインヒロインの1人である桂言葉がヤンデレキャラと呼ばれていることに対しては、「ヤンデレというものを狙っていたわけではないので、『しめしめ、やった』というよりも、ありがたい授かりものという感覚ではあります」と述べている[10]。また、キャラクターのビジュアル面での要素が飽和状態になっていることを指摘した上で、「ツンデレ・ヤンデレは外面から内面の時代になったあらわれ」であるとしている[11]

ヤンデレという語は海外のアニメ・ゲームファンにも浸透しており、『ヤンデレシミュレーター』という独自のゲームも制作されている[12]
メンヘラとの違い

混同されがちだがメンヘラはあくまで自分が愛されたい寂しがりであるのに対しヤンデレは相手を極端に愛するという大きな違いがある。[注 6]
脚注[脚注の使い方]
注釈^ ただしどれにも多少の例外があるため、一概には言えない。
^ a b 相手が一番大切で攻撃が相手に向かう事は一切ない。
^ いわゆるツンデレとは違い、「病んでいる」「デレている」間の変化の意味はなく、愛情に相反して攻撃的な行動や常軌を逸した問題行動を取ってしまうアンビバレンス(両価性)を指すことがほとんどであるため。
^ 主人公を独占するため、主人公に自分を殺しに来るように仕向けるために主人公周辺の女性を次々と殺害していくというキャラクターである。
^ ねーちんとは佐々井夕奈のファンからの愛称。
^ なお気持ち悪いと感じる人[誰?]は同一視する事もある。

出典^ 「GyaO、“ヤンデレ”アニメ「School Days」をR指定で配信 ?最終話が「Nice boat.」と称えられた話題作」 AV Watch、2008年12月21日。
^ 『まじカル! 2008SP』、p.20。
^身辺雑感/脳をとろ火で煮詰める日記: 「ヤンデレ大全」こぼれ話 -キャラの収録基準について-
^病み鍋PARTY
^萌えの歴史を把握できる「萌え俯瞰図」に「ヤンデレ」追加 :にゅーあきばどっとこむ
^ ツンデレ/ヤンデレのキャラが選べる「萌えるタクシー予約」
^ ヒロヤス・カイ 『オタクの考察』 シーアンドアール研究所、2008年、131頁。.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}ISBN 978-4903111728
^ a b 『まじカル! 2008SP』、p.21。
^ 『まじカル! 2008SP』、p.35。 ⇒「現代視覚文化研究2」発売 かーず自重しろ!ヤンデレ同人誌付
^ 『まじカル! 2008SP』、p.31。
^ 『まじカル! 2008SP』、p.38。
^ Ayuo Kawase (2017年3月2日). “『Yandere Simulator』開発者、『Hello Neighbor』を手がけるtinyBuildとパートナー契約を結ぶ。製品化にむけて大きく前進”. AUTOMATON (アクティブゲーミングメディア). https://automaton-media.com/articles/newsjp/20170302-41680/ 2022年6月11日閲覧。 

参考文献

『ヤンデレ大全』
インフォレスト、2007年。 ISBN 9784861902604

『現代視覚文化研究 Vol.2』三才ブックス、2008年 付録『まじカル! 2008SP』。 ISBN 9784861991233

関連項目

サイコパス

ツンデレ

萌え要素

クーデレ

メンヘラ

オセロ症候群

嫉妬

阿部定

外部リンク

ヤンデレとは? メンヘラとの共通点や違い・改善方法をご紹介
ゼクシィ










萌え属性
関係性

幼馴染





同級生

先輩

後輩

転校生

許嫁

職業・身分

学級委員

生徒会役員

風紀委員

お嬢様

メイド

巫女

天使

魔法少女

メカ少女

ロボ娘

病弱

性格

天然ボケ

ツンデレ


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