ヤマハ・ジョグ
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ジョグポシェ (JOG Poche)は1992年に発売されたJOGの兄弟車種で、既存車種のフロント部分に巨大バスケットを装備させ、走行特性をマイルド化させた主婦向けの車両である。既存JOGのモデルチェンジと共にジョグポシェも変更を受け続けて販売されていたが、2008年に生産終了が公表された。なお生産終了による後継車種はビーノモルフェとなる。
ジョグ プチ

ジョグ プチ (JOG PETIT)は2014年12月24日に発売された[15]「ジョグCE50」のバリエーションモデルで、元々2012年9月より「アクセサリーパッケージ」仕様として発売されていた『ローシートJOG』がラインアップに加わる形になる。シート高を通常モデルより25mm低くし、小柄な人(広告では155cmの人としている)でも運転しやすいようにしており、それ以外のスペックは通常モデルと同じ。価格は通常モデルより6000円高だったが、2015年10月の改良から同額になった。2017年8月以降も継続販売される。
アプリオJOGアプリオ

アプリオ (Aprio)は、JOGの兄弟車種として1993年に発売されたモデルで、車体設計そのものはJOGよりもビーノに近い。当時のJOGに装備されていなかった集中メットインキーや、大型の燃料タンクなど実用性に長けた装備を持っており、JOG-ZRと同一の7.2psのエンジンを搭載したAprio TYPEIIや、フロントブレーキをディスクにし、若干スポーツな味付けに留めたAprioEXなどの派生モデルも存在した。

従来車種に比べ、立ち気味の乗車姿勢を実現させるためにシートを車体中央に配置したため、ステップフロアは広くなっている。

発売当初の車名はJOG APRIOであったが、モデルを経ていく過程にてJOGの名称が消え、Aprioという単独車種という位置付けになった。なお現在は車種の整理を受けるかたちで販売が終了されている。
BJBJ

BJ(YL50)は2003年に発売された。[16]車名はBASIC JOGの略称であり、JOGの廉価版として台湾で生産されているが、基本的な構造などついてはJOGと同一である。台湾で発売されていたJOG PROというモデルが原型であり、その名残からステップボード上にはタンデム用のステップの突起が付いている等の台湾発祥モデルらしい特徴がある。

なお4サイクルエンジンには移行されず、2008年に生産終了が公表されている。


FANCY

CE50 台灣早期生?版本
JOG80 / JOG90

フロントディスクブレーキ装備車のJOG50 SPORTS EDITIONのエンジン排気量を拡大した上位車種も存在した。

JOG80(79cc) - CG50/2JAがベース

JOG90(82.5cc) - CY50/3RYがベース

車体もほぼそのままであったため、共に一人乗り専用車であった。なお既に生産は終了している。

JOG90はほぼ同時期に平行発売されていたAXIS90と同型のエンジン(3WF)形を搭載している。 このエンジンは俗に言う「排気ガス規制前横型エンジン」の50cc車両(JOG,アプリオなど)にボルトオンで装着できる為、近年エンジン単体の人気が盛り上がっている。
エンジン

2ストローク型JOGシリーズの原動機は大きく3世代に分けられる。その世代分けは、初代と2代目の通称「縦型」、3代目と4代目の通称「横型」(3KJエンジンとも呼ばれる)、5代目以降は通称「排ガス規制」となる。3世代目エンジンは基本的に横型をベースにしているため、ミッションのパーツをはじめ、ほぼすべてのパーツに互換性がある。これはJOGシリーズの原動機がヤマハの同クラスのスクーターにほぼそのまま流用されているためで、JOG Aprio(ジョグアプリオ)やJOG Poche(ジョグポシェ)などの派生車種だけでなく、縦型ではチャンプやエクセルやBW'S・GEAR、また横型ではビーノ、また原付2種用であるJOG90系エンジン(3WF)や、グランドアクシス系エンジン(B109E)でも同様に大部分のパーツに互換を持っている。このため、スクーターチューンにおいては『互換性のヤマハ』という定説が存在する。
CM出演した人物

ブロス

萩原健一

川越美和

小林聡美

中山雅史

T.M.Revolution

ユースケ・サンタマリア

関連項目

ヤマハ・チャンプ

ヤマハ・エクセル

ヤマハ・ボクスン

ヤマハ・BW'S

ヤマハ・アクシス

ヤマハ・ビーノ

ヤマハ・VOX

脚注^ 「JOGグラフィティ」『ヤマハニュースNo.382』ヤマハ発動機株式会社、1995年6月1日
^ “ ⇒ストーリー:21 ベストセラー製品の開発 - ヤマハヒストリー”. ヤマハ発動機株式会社. 2017年8月31日閲覧。
^ヤマハ発動機株式会社 広報発表資料 1999年09月09日発表 「スーパージョグZR」
^ a bヤマハ発動機株式会社 広報発表資料 2000年12月15日発表 「ジョグ」
^ヤマハ発動機株式会社 広報発表資料 1997年10月28日発表 「ニュー『JOG(ジョグ)』新発売」
^ヤマハ発動機株式会社 広報発表資料 2001年2月13日発表 「ジョグZR」新発売
^ ヤマハ発動機株式会社 広報発表資料 2003年1月22日発表 ジョグ2003年モデル発売
^ヤマハ発動機株式会社 広報発表資料 2007年9月3日 「ジョグ CE50」
^ヤマハ発動機株式会社 広報発表資料 2009年1月6日発表 「ジョグ CE50ZR」
^ヤマハ発動機株式会社 広報発表資料 2015年9月8日 「ジョグ CE50」
^ ヤマハ発動機株式会社 広報発表資料 2017年7月25日 「ジョグ」
^ Hondaとヤマハ発動機が原付一種領域における協業の検討を開始
^ 燃費/環境性能に優れたパワフルなエンジンを搭載しスタイリングも一新 原付一種スクーター「JOG」「JOG Deluxe」をモデルチェンジ
^ “OEMじゃないヤマハ ジョグ、初の「125cc」で登場…価格は25万5200円(レスポンス)”. Yahoo!ニュース. 2022年10月13日閲覧。
^ ヤマハ発動機株式会社 広報発表資料 2014年11月26日発表 「ジョグ CE50P」を発売
^ヤマハ発動機株式会社 広報発表資料 2003年10月14日発表 「走りの基本性能としっかりボディを兼ね備えたベーシック スクーター ヤマハスクーター「BJ (BJ YL50)」新発売

外部リンク.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、ヤマハ・ジョグに関連するカテゴリがあります。

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WEB Mr.BIKE - ヤマハスクーター全史7 - JOGシリーズカタログ2

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