ヤシカ
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1959年 - ローライフレックス4×4製造元が意匠権侵害訴訟を取り下げる和解が成立。アメリカ・フィラデルフィアのシェラトンホテルで両社の社長同士が調印し、ヤシカはグレー仕上げヤシカ44を製造中止する条件で解決した。ニッカカメラを実質上合併し、「ニッカ33」を改称した35mmレンジファインダー機「ヤシカE」(のち「ヤシカYE」)を発売。完全自動絞り、クイックリターンミラー内蔵の35mm一眼レフ「ヤシカペンタマチック」を発表。

1966年 - 世界初の35mm電子シャッターEEカメラ「ヤシカエレクトロ35」の発売開始。1975年の最終モデルまでに世界で累計約500万台を販売する。

1968年 - ヤシカにレンズを供給していた株式会社富岡光学器械製造所(後の京セラオプテック株式会社)を子会社化。

1972年 - 岡谷市から1959年に購入した旧片倉製糸工場跡地(長野県岡谷市長地小萩)に岡谷工場を開設し全面移転(現・京セラ長野岡谷工場)。バレーボール部女子チームが日本リーグで初優勝。

1974年 - 経営悪化で大規模な人員整理。相模原工場(神奈川県)閉鎖で労働組合委員長、工場長が相次ぎ割腹自殺図る。

1975年 - TTL完全自動絞り、クイックリターンミラー内蔵の35mm一眼レフコンタックスシリーズの発売開始。経営破綻にともない京セラの経営支援開始。

1978年 - バレーボール部が廃部。

1979年 - 「コンタックス139クォーツ」発売。

1983年 - 京セラに吸収合併。

2005年 - 京セラ、カメラ事業を大幅に縮小。

2007年 - 香港のJNCデイタム・テック・インターナショナル株式会社に「ヤシカ」商標権を売却。京セラのカメラ事業からの撤退が完了。

2008年 - エグゼモード株式会社がJNC社と提携し、日本における「ヤシカ」のブランド使用権を取得。2011年までヤシカブランドでデジタルカメラなどを販売した[9]

2012年 - GEANEE社がヤシカブランドの日本国内での展開を開始[6]

提供番組

ヤシカゴールデン劇場日本テレビ

孤独のメスTBSテレビ 1969年4-7月に生放送。番組中に片山竜二が出演した生コマーシャルがあった)

土曜グランド劇場日本テレビ[10]

NNNきょうの出来事(日本テレビなど、1970年代前半の一社提供時代)

NNNニューススポット (日本テレビなど、1970年代後半)1978年頃、加納典明がCMに起用され、FRシリーズのCMにおいて、「レンズで勝負だぜ!!ツァィスの向こうに俺がいる。他のカメラでこのレンズが使えるか!!」と、従来品を手渡されてから捨てるというシーンが放送された。また京セラに統合後も、大原麗子を起用したものが放送された。

脚注^ 1899年(明治32年)片倉組製糸が下諏訪町の井上善次郎経営の七曜星社製糸工場(1885年(明治18年)創業)を買収し丸六製糸場(一〇〇釜)創業。渋沢社史データベース 片倉製糸紡績(株)『片倉製糸紡績株式会社二十年誌』(1941.03)参照
^ 2018年現在、北海道北見工場ではスマートフォンを生産している。
^ ドラフターを開発した情報画像関連機器事業の会社 MUTOHグループ ムトーアイテックスの沿革参照
^ 『下諏訪町誌 下巻』 甲陽書房(1969年)国会図書館523頁参照
^ 小林茂樹 著『写真が語る下諏訪の百年』 ヤマダ画廊1979年 99頁参照
^ a b “ ⇒沿革”. JENESIS HOLDINGS. 2013年6月21日閲覧。
^ “本格的な写真が撮れるマクロ&ワイドレンズキット『YASHICA』動画ショッピングサイト「DISCOVER」で販売開始(2018年12月12日)”. DISCOVER株式会社. 2020年8月5日閲覧。
^ “現代によみがえる『ヤシカ(YASHICA) ELECTRO 35(エレクトロ35)風カメラ Y35』を販売開始(2019年3月27日)”. DISCOVER株式会社. 2020年8月5日閲覧。
^2011年4月20日 フリービット株式会社プレスリリース
^ 土曜グランド劇場の初期スポンサーに付いていた。

参考文献

長野日報編集局 『諏訪マジカル・ヒストリー・ツアー』長野日報社、2007年。

『京セラ、国内生産体制を再編成』日刊工業新聞、1988年6月15日付。

『時代の証言者・稲森和夫10』読売新聞、2004年4月21日付。

関連項目

ヤシカのカメラ製品一覧

コンタックス

京セラ

京セラオプテック(旧富岡光学。元はヤシカの子会社で、合併に伴い、京セラの子会社となった)

東洋バルヴ(長野県諏訪地方の精密機械メーカー。ヤシカを始めとする企業の創業者を輩出)

チノン(長野県諏訪地方に同時期に存在したカメラメーカー)

安原製作所

エグゼモード

ヤシカバレーボール部

愛の疾走(ヤシカをモデルにしたカメラ工場が登場する三島由紀夫の小説)

笠原成元(バスケットボール指導者、現役時代は社員だった)

ヤシカゴールデン劇場

外部リンク.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、ヤシカに関連するカテゴリがあります。

Yashica Global(JNCデイタム・テック・インターナショナル社、英語)

yashica.jp(エグゼモード社)

geanee(株式会社GEANEE)

典拠管理データベース

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