モンテネグロ
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公用語モンテネグロ語[注記 1]
首都ポドゴリツァ
最大の都市ポドゴリツァ
政府
大統領ヤコフ・ミラトビッチ
首相ミロイコ・スパイッチ

面積
総計13,812km2155位
水面積率極僅か

人口
総計(2020年628,000[1]人(165位
人口密度46.7[1]人/km2

GDP(自国通貨表示)
合計(2013年)33億[2]ユーロ (€)

GDP(MER
合計(2013年)44億[2]ドル(150位
1人あたりxxxドル

GDP(PPP
合計(2013年)91億[2]ドル(151位
1人あたり14,666[2]ドル

独立セルビア・モンテネグロより
2006年6月3日
通貨ユーロ (€)(EUR
時間帯UTC+1 (DST:+2)
ISO 3166-1ME / MNE
ccTLD.me
国際電話番号382
^ イェ方言セルビア語と見なされている。2007年の憲法改正でモンテネグロ語が第一公用語とされた。他に4言語(アルバニア語セルビア語ボスニア語クロアチア語)が公用語に指定されている。

モンテネグロ(Montenegro、モンテネグロ語: Crna Gora、キリル文字:Црна Гора)は、東南ヨーロッパバルカン半島に位置する共和制国家首都ポドゴリツァ[3](旧憲法ではツェティニェ[4])。南はアドリア海に臨み、北西をクロアチアドゥブロヴニクボスニア・ヘルツェゴビナ、北東をセルビアサンジャク地方、南東をアルバニア、東部をコソボと接する。
概要

同国は、21世紀に独立を果たした国家の一つに数えられている。前身はユーゴスラビア紛争によるユーゴスラビア社会主義連邦共和国の解体によって成立したユーゴスラビア連邦共和国(1992年-2003年)およびセルビア・モンテネグロ(2003年-2006年)を構成する2つの共和国のうちのひとつ、モンテネグロ共和国であった。

モンテネグロ共和国は2006年6月3日に独立を宣言し、現在の同名国家となる形で消滅した。
国名

公用語のモンテネグロ語ではツルナ・ゴーラ(Црна Гора、Crna Gora)[注釈 1]と呼ぶ。モンテネグロ(Montenegro)[注釈 2]とはヴェネト語による名称で、いずれも「黒い山」を意味し、これはツェティニェにあるロヴチェン山に由来している[5]。また、近隣のアルバニア語では「Mali i Zi」、ルーマニア語では「Muntenegru」、ギリシャ語では「Μαυροβο?νιο」など、意訳の名前で呼ばれる。

かつて黒山国とも当てられ[6]、中国語では黒山[注釈 3]と訳する。なお、台湾の中国語ではMontenegroを「蒙特?哥羅」[注釈 4]と音訳されることが一般的(外国地名および国名の漢字表記一覧参照)。

日本語での表記は「モンテネグロ」。2007年10月の新憲法制定に伴い、それまでの「モンテネグロ共和国」(Република Црна Гора、Republika Crna Gora)から「共和国」が外された。
歴史詳細は「モンテネグロの歴史」を参照

言語的、文化的にはモンテネグロ人セルビア人の違いはほとんどない。宗教も同じ正教会だが、セルビアで主流のセルビア正教会の他に、マケドニア正教会とセルビア正教会に併合されたモンテネグロ正教会も復活して存在する。

ドユラード・ツルノイェヴィッチ(英語版)公(?ura? Crnojevi?)が大主教に賛同して退位し、1516年ツェティニェの主教公(英語版)(vladika)による神権政治が確立した(ツルナ・ゴーラ府主教領(1696-1852))。主教公の職は1697年からペトロヴィチ=ニェゴシュ家が保持した。主教公は、その神権政治という性格から叔父から甥へと継承され、オスマン帝国スルタンに朝貢を続けながら国家を存続させた。主教公は1852年に世俗的な公へと転化し、モンテネグロ公国が成立した。これを契機として宗主国オスマンとの武力衝突に発展し、ロシア帝国の支援を仰ぐことになっていた。モンテネグロ王国 (1913年)

1878年露土戦争の講和条約であるサン・ステファノ条約ベルリン条約でオスマン帝国からの完全な独立を承認された。1905年に憲法が制定されて、モンテネグロ公はモンテネグロ王と規定しなおされ、国号はモンテネグロ王国になった。公国および王国の初代君主ニコラ1世で、1918年までその地位にあった。北をオーストリア・ハンガリー帝国、南をオスマン帝国に挟まれる地政学的条件を背景として、モンテネグロはロシアとの協調を対外関係の機軸とした。日露戦争では1905年日本に宣戦布告し、ロシア軍とともに戦うため義勇兵を満州に派遣していた[7]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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