モリタホールディングスの完全子会社で、初田製作所、ヤマトプロテック、元米タイコグループ日本ドライケミカルらと市場の大半を有する。二酸化炭素消火器はヤマトプロテックのOEM生産品で、宮田エコアンスルは唯一のエコマーク認定品であり、現在はRoHS指令に対応する新型水消火器や食品添加物成分を用いた新型消火器を近年発売し、丸山製作所などへ中性強化液など一部でOEMしている。2015年8月現在、okマークが外れた場合に使用済表示可能な消火器が主流である。自転車事業との関わりから、自転車用空気入れで空気を充填し水を噴射する消火器型の洗車機を販売した。 鉄砲鍛冶から自転車製造へ変遷した日本最古の自転車メーカーで、交番配備の警察用自転車「ミヤタ・メッセンジャー」を製作し警察庁に納入した。富士重工業(現SUBARU)と自転車分野で連携して自転車レース大会を共同開催した。松下電器産業(現パナソニック)と歴史的な関わりはあるものの、パナソニック サイクルテックとは関係をもたない。1990年代に多くのメーカーが溶接フレームを採用するが、上級?ハイエンドモデルはフレーム素材にカーボンやチタンを取り入れAPA接着工法を用い先進的なマウンテンバイクをリリースした。スポーツブランドとして、かつてはオランダのkogaと提携した『koga-miyata』を保有していた。 2010年に自転車部門を株式会社ミヤタサイクルとして分社。同時に台湾のスポーツ自転車メーカー『MERIDA』と資本提携し(MERIDA社にミヤタサイクル資本の30%を譲渡した)、ミヤタサイクルがMERIDAブランド車の日本総発売元となった。その後MERIDA社への株式売却が進み、2019年7月1日モリタホールディングスが、経営資源の選択と集中のため、保有していたミヤタサイクル株式の残りをすべてMERIDA社に売却。これを以ってミヤタサイクルはグループから離脱し、自転車事業から撤退した。結果、「MERIDA社:70%」「シナネンホールディングス:20%」「自社株:10%」の資本構成となる。 その後2020年7月1日付けで、株式会社ミヤタサイクルは社名を「メリダジャパン株式会社」に変更した。同時に会社分割(新設分割)し、メリダジャパン100%出資の新会社「株式会社ミヤタサイクル」にミヤタブランド事業を移管。メリダの子会社として再スタートした。以降、メリダとミヤタのブランドは各法人で事業を展開する。
自転車関連事業
事業所一覧
東京本社
茅ケ崎本社(本店)
東日本営業本部
東北営業部
首都圏機器営業部
首都圏設備営業部
中部営業部(東海・北陸担当)