モビルスーツ
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なお、0093年の第二次ネオ・ジオン抗争に実戦参加したνガンダムサザビーは第4世代MSであるとする説と、第2世代MSとする説がある[注 5]。その性能は「怪物」「恐竜的進化」といっていいものであるが、高コスト化と機体の複雑化という問題も露見しており、第一次ネオ・ジオン抗争後には生産性や整備性の面から開発例が激減[56]。主力MSはシンプルな第2世代タイプに回帰している[56]
第5世代モビルスーツ
小型化された
ミノフスキー・クラフトを搭載し、非変形での単独飛行を可能としたMSを指す[44]。0105年に実戦投入されたΞガンダムペーネロペーがこれに当たる[57]。大気圏内でのMSの運用を一変させると考えられていたが、破格の高コストや機体の著しい大型化のために普及していない[58]。上記のほか、小説『ガイア・ギア』に登場するゾーリン・ソールは、宇宙世紀0110年にロールアウトした第5世代MSの発展型とされる[59]。なお、第2期MSを第5世代MSに分類する資料もある[60]
第2期モビルスーツ
宇宙世紀0100年代以降、新規に開発された15メートル級の小型MSを指す[44]。宇宙世紀0120年代から少なくとも0150年代までは、第2期MSが主力となっている。開発経緯については、「ヘビーガン(設定解説)」および「ガンダムF90(設定解説)」を参照スペック面の特徴としては、旧来型MSより小型かつ軽量な機体、高出力なジェネレーターとスラスター、旧来機に劣らない火力型MSの兵装などがある。これらによりパワーウェイトレシオ(後述)や姿勢制御バーニアの搭載数では第1期MSを上回っている。結果、第2期MSは旧来型MSと同等以上の火力を維持しつつ、より強力なパワーや機動・運動性を発揮する[61]。技術的には、ビームシールド改良型ミノフスキー・イヨネスコ型熱核反応炉が標準的装備として普及した他、MCA構造、マイクロハニカム技術、そしてバイオ・コンピューターなどサナリィFシリーズに採用した高度革新技術も次第に標準化されたようである[62]
その後のモビルスーツ
0169年を舞台とする漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST』では、コロニー間の紛争状態の長期化によってMSの製造や維持が難しくなっており、既存の第1期・第2期MSの数機種を「ミキシング・ビルド」したものが主流となっている。詳細は「機動戦士クロスボーン・ガンダムの登場兵器 (DUST)」を参照0200年代を舞台とする小説『ガイア・ギア』では、モビルスーツに代わって「マン・マシーン」と呼ばれる人型兵器が主流となっている。詳細は「マン・マシーン」を参照0223年を舞台とする実写ドラマ『G-SAVIOUR』ではMSが運用されており、頭頂高は第2期MSよりやや大型の16-18メートル程度となっている。主推進器(スラスター)推力が以前のMSより格段に上昇しており、特殊なシステムを用いずに単独での長時間飛行が可能となっている。また、議会軍の主力MSであるブグには腰部のフロント・アーマーに外装式推進機を追加装備するためのジョイントが設置されている[63]。また、MSを無人機化したモビル・ウェポン (MW) の運用が試みられている。同型のMS(有人機)を隊長機とし、その司令をもとに自律行動をとる[64]。本編ののちの出来事を描いたゲーム版『G-SAVIOUR』に登場するレイブンは、ほぼ完全な単独自律行動がおこなえる。
スペック(諸元)

高さや重量、ジェネレーター出力、スラスター推力といったスペック表記は、その機動兵器の性能傾向を示している。戦闘での優劣に影響を与える数値の一覧ではあるが、勝敗は状況による部分も大きく絶対的な指針ではない[65]

MSのスペックは、基本的には所有する政府や軍が公表しているものだが、公的なアナウンスを行わない傾向にある反連邦組織の所属MSの場合、開発企業や情報を入手した連邦政府(軍)が公表、またはリークすることもある。時代や区分によってスペック表の項目は異なるが、頭頂高、本体重量、全備重量、ジェネレーター出力、スラスター推力、装甲材質、武装はほぼ例外なく公表(リーク)される。スペックは、戦略環境やドクトリンの変化により時代ごとに重視される項目も異なっている。それでも「頭頂高と本体重量は小さく、出力・推力は大きいほどいい」とされるのが一般的である[65]
頭頂高・全高
頭頂高は足底から頭部の先端まで(人間の身長に相当)、全高は頭頂部より高い位置にあるパーツを含む高さである。全高は頭部アンテナなどを含む場合と含まない場合があり、一定していない[65]。頭頂高は被発見率や被弾率に直結する数値である上、重量の大小にもつながるため、小さい方が望ましい[65]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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