2019年12月18日、Apple、アマゾン、グーグル、ZigBeeアライアンス(英語: ZigBee#ZigBee Alliance)は、スマートホームデバイスの互換性向上の取り組みで連携すると発表した。Connected Home over IP[39]と称するプロジェクトの目標は、デバイスメーカー各社の開発業務を簡素化し、コンシュマーのために互換性を高めることを可能にする[40]。 IoTはユビキタスネットワークの後継といえる[41]。国際電気通信連合 (ITU) は2015年に、ユビキタスネットワークやIoTの起源となったオープンアーキテクチャ・TRONを提唱したとして、坂村健に150周年賞を与えている[42]。 ユビキタス以外にも「パーヴェイシヴ・コンピューティング (Pervasive computing)」「カームコンピューティング」「サイバー・フィジカル・システム」「マシンツーマシン」「オンライン・ツー・オフライン」と様々な言葉を包括している[43][44]。ビッグデータや人工知能、シェアリングエコノミーも関連しており、坂村健は「アグリゲート・コンピューティング」「インターネット・オブ・サービス」[45]を提唱している[46]。「Internet of Everything」「Analytics of Everything」[47]「Smart Everything」ともいう[48][49][50]。また、循環型経済(サーキュラー・エコノミー)とも結びついている[51]。 坂村健は、IoTがビッグデータを生成してフィンテックの基盤の1つとなるとし、Web2.0に準えてフィンテックを「経済2.0」とし、「社会2.0」には、「経済2.0」が必須となり、その先には社会を自動運転できる、とする[52]。 ここでいう「モノ(物)」をIoTデバイスという[53]。センサやアクチュエータなどが、動的拡張・有機的接続・自律協調・多様性を持つ[54]。業界の方向としてニューラルネットワークのハードウェアアクセラレーションへと進んでいる[55]。 スマートデバイスのようにIPアドレスを持つものや、IPアドレスを持つセンサーから検知可能なRFIDタグを付けた商品(コンピュータを組込まない二次元コードも含まれる)[56]、IPアドレスを持った機器に格納されたコンテンツのことである[57]。マシンツーマシンのスマートメーターは良い例である[58]。 「第1段階:見える化」「第2段階:制御」「第3段階:最適化・効率改善の自動化」となる[59]。複数のフェーズがあり、IoT-Iではモノ・人工物、IoT-IIでは人・生物、IoT-IIIではデータ・プロセス、IoT-IVではあらゆるモノが接続される[60]。 IoTを実現するために様々な通信方式が提案されている。
ユビキタスネットワークの後継
IoTデバイスインターネットに接続されたスマートセンサー
(人や動物の動きを検出する)
通信方式