モスラ
MOTHRA[1]
Rebirth of Mothra[2]
監督
米田興弘(本編)
川北紘一(特撮)
脚本末谷真澄
原案田中友幸
製作
富山省吾
北山裕章
『モスラ』(Mothra)は、1996年(平成8年)12月14日に公開された日本映画で[7]、平成モスラシリーズの第1作である[12][9]。製作は東宝映画[2]。配給は東宝[2]。カラー、ビスタビジョン、ドルビーステレオ[出典 5]。 前年で終了した平成ゴジラシリーズに替わり、同シリーズにも登場したモスラを主役とする怪獣映画シリーズの第1作[出典 6]。 このシリーズは1961年に公開された映画『モスラ』と異なり、いわゆる怪獣映画的な都市破壊、人類と怪獣との攻防、SF考証などの要素を極力排除したジュブナイル映画、ファンタジー要素の強いファミリー映画として製作された[出典 7][注釈 2]。1987年に起きた知床国有林伐採問題を元にしており[17]、普通の市民が環境破壊に荷担していたり、環境保護を訴えるマスコミがエゴイストであったりと、社会性の強いテーマを持った作品として完成させた[注釈 3]。また、主人公一家、モスラ親子、エリアス姉妹を通じて描かれる家族の絆もシリーズを通してのテーマとなっている[出典 8]。 監督は本作品がデビューとなる米田興弘、特技監督は平成ゴジラシリーズより引き続き川北紘一が務めた[出典 9]。 北海道の紋別で豊国商事は開発工事のために森林の伐採をしていた。その現場監督の後藤裕一は森の中にあった古代遺跡を発見し、遺跡に埋め込まれていたメダルを剥がす。だが、その遺跡は妖精のエリアス族の遺跡であり、そこには6千5百万年前に宇宙から来訪して植物を滅ぼし、恐竜絶滅の原因を作った宇宙怪獣デスギドラをそのメダル = 「エリアスの盾」で封印していたのだ。 そうとは知らない裕一はそれを都内の自宅に持ちかえって娘・若葉にペンダントとして与え、再び伐採現場へ戻る。そこへ黒い妖精ベルベラがエリアスの盾を狙って飛来し、彼女と対立するエリアス姉妹と戦い盾を奪っていった。エリアス姉妹に「エリアスの盾と封印の意味」を知らされた後藤一家はエリアス姉妹を伴い、紋別へ行くが、紋別では巨大な岩隗が出現していた。大樹の協力でエリアスの盾を奪還したエリアス姉妹だが、ついに岩隗からデスギドラが復活してしまう、その姿は悪魔というに相応しいおぞましい姿をしていた。デスギドラを倒すためにエリアスはモスラを召喚したが、モスラは卵を産んだ後で、寿命も長くなかったため、デスギドラとの決戦はかなりの苦戦を強いられる。親を助けようと予定より早く生まれた幼虫が糸や光線で親モスラを援護するが、2匹ともやられるだけであった。 デスギドラを挑発し、ダムを破壊させて向こう岸まで追いやることに成功するが、親モスラは遂に力尽き、海底に沈んだ。その後、幼虫は屋久島で森林のエネルギーを充分に吸った「新生モスラ」となり、かつて地球を滅ぼした時の形態の完全体となったデスギドラと再戦し、その圧倒的な力でデスギドラを再び地中に封印する。 その後、モスラはデスギドラによって焼き払われ荒廃した北海道の大地に緑を瞬く間に甦らせた。エリアス姉妹は大樹・若葉に「いつかまた会える」と約束、後藤一家に別れを告げ、共にインファント島に帰って行ったのであった。 諸元ガルガル
概要
ストーリー
登場キャラクター
親モスラ
詳細は「モスラ (平成モスラシリーズ)#親モスラ」を参照
新モスラ
詳細は「モスラ (平成モスラシリーズ)#新モスラ」を参照
フェアリー
モル・ロラの使う小さなモスラ。詳細は「モスラ (平成モスラシリーズ)#フェアリー」を参照
エリアス
詳細は「小美人#エリアス」を参照
デスギドラ
詳細は「デスギドラ」を参照
ガルガル
GARUGARU[出典 10]
別名
空飛ぶ小悪魔[21][23]
メカミニドラゴン[9]
メカニカルドラゴン[24][25]
体長55 cm[出典 11][注釈 4]
翼長30 cm[出典 12]
体重50 kg[出典 11][注釈 5]
飛行速度およそ時速1,000 km[出典 13][注釈 6]
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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