モスラ_(架空の怪獣)
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ゴジラvsビオランテ』の原作者である小林晋一郎は、日本人に身近な昆虫であるカイコをモチーフとすることで、恐怖心よりも愛着と親近感を与えるものにしたと推測している[24]。幼虫の目は、カイコの目に擬態した模様にあたる部分に存在している[24]

成虫の脚の形状は、昆虫よりも鳥に近い形状をしており、卵の形状も同様である[25][26]。西川は、昆虫に対する気持ち悪さを極力排しようとした結果と考察している[26]。また、小林は生物学的な正確さよりも一般的な「卵」のイメージを選んだものと推測している[25]
名称

英語ではMothra[出典 1]。蛾を意味する英語のMothと母を意味する英語のMotherを掛け合わせたもの[出典 2]。つまり、本来の「蛾の怪獣」という意味のほか、「母性を象徴する怪獣」としてこの名称がつけられた[30]。事実、モスラは出演する映画で必ず何かしらの守護神的存在として位置付けられ(『怪獣総進撃』を除く)、明確に悪役として描かれたことは一度もない(『怪獣総進撃』でキラアク星人に操られて破壊活動を行なっているほか、1961年版の『モスラ』や『ゴジラvsモスラ』などで小美人を救うために破壊活動を行なっているが、人間への害意は持っていない)。

別名は「巨蛾」[出典 3]「巨大蛾怪獣」[出典 4]「守護神獣」[注釈 10]など。
モスラが登場する映画のリスト

第1作の後も多くの怪獣映画に採り上げられ、登場している。以下はそのリストである(モスラ、モスラ族、その他の怪獣の順)。モスラの項で括弧表記していない作品では幼虫・成虫の両方が登場。

題名公開日登場怪獣
モスラ1961年7月30日モスラ(幼虫、成虫)
モスラ対ゴジラ1964年4月29日

モスラ(成虫、幼虫)

ゴジラ

三大怪獣 地球最大の決戦1964年12月20日

モスラ(幼虫)

ゴジラ

ラドン

キングギドラ

ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘1966年12月17日

モスラ(成虫)

ゴジラ

エビラ

大コンドル

怪獣総進撃1968年8月1日

モスラ(幼虫)

ゴジラ

ミニラ

ラドン

アンギラス

バラゴン

ゴロザウルス

マンダ

バラン

クモンガ

キングギドラ

ゴジラvsモスラ1992年12月12日

モスラ(幼虫、成虫)

バトラ(幼虫、成虫)

ゴジラ

ゴジラvsスペースゴジラ1994年12月10日

フェアリーモスラ

ゴジラ

スペースゴジラ

リトルゴジラ

モゲラ

モスラ1996年12月14日

新モスラ(幼虫、成虫)

親モスラ(成虫)

フェアリー

ガルガル

デスギドラ

モスラ2 海底の大決戦1997年12月13日

モスラ(成虫)

フェアリー

ゴーゴ

ガルガルII

ベーレム

ダガーラ


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