注釈^ トロツキー=ジノビエフ合同本部事件とも呼ばれる。当時海外に亡命していたレフ・トロツキーと、ジノヴィエフを筆頭とするソ連国内に残っていたかつての左翼反対派(英語版)の一派が連携し、キーロフ暗殺事件を契機に最終的にスターリンの暗殺をも狙っていたとする、NKVDがでっち上げた陰謀論。
^ アレクサンダー・エメル(ロシア語版)、バレンティン・オルバーグ(ロシア語版)、フリッツ・デビッド(ロシア語版)ら、ドイツ共産党のメンバーで且つ左翼反対派に思想的に近い者としてNKVDにマークされていた人物や、コノン・バーマン=ユーリンやネイサン=ラザーレヴィチ・リュリエのようにNKVDのエージェントと見做されていた人物など。
^ 反ソ・トロツキスト並行本部事件とも呼ばれる。先に粛清されたジノヴィエフらの合同本部と平行してスターリンの暗殺計画を進めていた一派として、NKVDにでっち上げられたグループである。
^ 前述の3名の他、カール・ラデック、レオニード・セレブリャコフ(英語版)、ヤコフ・リフシッツ(ロシア語版)、ヤコフ・ドロブニス(ロシア語版)、ミハイル・ボグスラブスキー(英語版)、イヴァン・ニャゼブ(ロシア語版)、スタニスラフ・ラタイチャック(ロシア語版)、ボリス・ノーキン(ロシア語版)、アレクセイ・シストフ(ロシア語版)、ミハイル・ストロイロフ(ロシア語版)、ジョセフ・テュロック(ロシア語版)、イワン・グラッシュ(ロシア語版)、アーノルド・ヴァレンティン(ロシア語版)、ガブリエル・プーシン(ロシア語版)の14名が訴追された。なお、ラデックとセレブリャコフ以降の人物は殆どが産業セクションの関係者であり、トロツキストとの関連性は薄かった。
参考文献
亀山郁夫著 『大審問官スターリン』 小学館 2006年 ISBN 4093875278
ドミトリー・ヴォルコゴーノフ著 『レーニンの秘密』 NHK出版 1995年(特に下巻を参照)
ジョン・デューイ調査委員会編著『トロツキーは無罪だ! モスクワ裁判検証の記録』現代書館2009年
アンナ・ラーリナ(和田あき子訳)『夫ブハーリンの想い出(下)』岩波書店、1990年。
関連項目
ヨシフ・スターリン
公開裁判
大粛清
内務人民委員部(NKVD)
西部シベリア本部事件
産業党裁判
典拠管理データベース: 国立図書館
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