メートル
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フェムトメートルには、フェルミまたはユカワの別名があった[36]

長大な距離ではkmだけでなく、天文単位光年またはパーセクといった単位が用いられることが多い。kmを超える倍量単位は、実用上ほとんど使われない。またかつては1万倍を表す「ミリア」という接頭語も存在したが、これもあまり用いられることなく、現在では廃止されている。

分量単位では、アトメートル (am) が現代物理学で解明されている最小スケールであり、それより小さいものではプランク長 (∼ 10−35 m) オーダーまで表すべき長さが現在のところほとんど存在しないため、理論上は考えられるもののほとんど使われない。
派生単位

メートルはSIの基本単位であり、メートルから派生した単位は多数あるため、ここで全てを挙げることはせず、メートルのみを使用した単位 (整数 n を用いて、"mn" と略されるもののみ)を挙げる。

m2 --
平方メートル面積

m3 -- 立方メートル体積

m4 --四次元空間断面二次モーメント

m−1 -- 毎メートル波数など。

m−2 -- 毎平方メートル人口密度など。

m−3 -- 毎立方メートル。不純物の割合など。

符号位置

記号UnicodeJIS X 0213文字参照名称
㎙U+3399-㎙
㎙フェムトメートル
㎚U+339A-㎚
㎚ナノメートル
㎛U+339B-㎛
㎛マイクロメートル
.mw-parser-output .jis2004font{font-family:"源ノ角ゴシック JP Normal","源ノ角ゴシック JP","Source Han Sans Normal","Source Han Sans","NotoSansJP-DemiLight","Noto Sans CJK JP DemiLight","ヒラギノ角ゴ ProN W3","ヒラギノ角ゴ ProN","Hiragino Kaku Gothic ProN","メイリオ",Meiryo,"新ゴ Pr6N R","A-OTF 新ゴ Pr6N R","小塚ゴシック Pr6N M","IPAexゴシック","Takaoゴシック","XANO明朝U32","XANO明朝","和田研中丸ゴシック2004絵文字","和田研中丸ゴシック2004ARIB","和田研中丸ゴシック2004P4","和田研細丸ゴシック2004絵文字","和田研細丸ゴシック2004ARIB","和田研細丸ゴシック2004P4","和田研細丸ゴシックProN",YOzFont04,"IPA Pゴシック","Yu Gothic UI","Meiryo UI","MS Pゴシック";font-feature-settings:"jp04"1}㎜U+339C1-13-48㎜
㎜ミリメートル
㎝U+339D1-13-49㎝
㎝センチメートル
㍷U+3377-㍷
㍷デシメートル
㎞U+339E1-13-50㎞
㎞キロメートル
㍍U+334D1-13-35㍍
㍍全角メートル
㌖U+3316-㌖
㌖全角キロメートル

Unicodeには、CJK互換用文字として上記の文字が収録されている。これらは、既存の文字コードに対する後方互換性のために収録されているものであり、使用は推奨されない[74][75]
他の単位との関係

長さの単位メートルSI単位)インチフィートヤード曲尺鯨尺
1 m= 1? 39.370? 3.2808? 1.0936= 33= 3.3= 2.64
1 in= 0.0254= 1? 0.083333? 0.027778= 0.8382= 0.08382= 0.067056
1 ft= 0.3048= 12= 1? 0.33333= 10.0584= 1.00584= 0.804672
1 yd= 0.9144= 36= 3= 1= 30.1752= 3.01752= 2.414016
1 寸? 0.030303? 1.1930? 0.099419? 0.033140= 1= 0.1= 0.08
1 尺(曲尺)? 0.30303? 11.930? 0.99419? 0.33140= 10= 1= 0.8
1 尺(鯨尺)? 0.37879? 14.913? 1.2427? 0.41425= 12.5= 1.25= 1


長さの単位メートル
SI単位)海里ヤードチェーンマイル
1 m= 1? 0.00053996? 1.0936? 0.049710? 0.00062137= 3.3= 0.55? 0.0091667? 0.00025463
1 M= 1852= 1? 2025.4? 92.062? 1.1508= 6111.6= 1018.6? 16.9767? 0.47157
1 yd= 0.9144? 0.00049374= 1? 0.045455? 0.00056818= 3.01752= 0.50292? 0.0083820? 0.00023283
1 ch= 20.1168? 0.010862= 22= 1= 0.0125= 66.38544= 11.06424? 0.18440? 0.0051223
1 mi= 1609.344? 0.86898= 1760= 80= 1= 5310.8352= 885.1392? 14.752? 0.40979
1 尺? 0.30303? 0.00016362? 0.33140? 0.015064? 0.00018829= 1= 0.16667? 0.0027778? 0.000077160
1 間? 1.8182? 0.00098174? 1.9884? 0.090381? 0.0011298= 6= 1? 0.016667? 0.00046296
1 町? 109.09? 0.058904? 119.30? 5.4229? 0.067786= 360= 60= 1? 0.027778
1 里? 3927.3? 2.1206? 4294.9? 195.22? 2.4403= 12960= 2160= 36= 1

脚注[脚注の使い方]
注釈^ SI国際文書の日本語版では、metre としている。例えば、[1] p.118欄外注 a 35-millimetre film (この語は2022年7月14日の正誤表で、a 35-millimeter film から訂正されている。[2])
^ 量・単位に関するJIS規格では英語表記の規定はないが、参考における表記は metre である。例えばJIS Z 8000-1:2014 量及び単位 - 第1部:一般, p.27, 7.2.5 例1 newton metre 、例2 metre per second squared
^ 国際単位系における正式の言語はフランス語である。ここでの定義は英語及びこれを日本語に翻訳したものである。正式な本文の確認が必要な場合又は文章の解釈に疑義がある場合はフランス語版を確認する必要がある。
^ 英米では、kilometreのアクセントの位置については様々な議論がある。例えば、 ⇒[3], ⇒[4]
^ 1736年から10年をかけて、フランスは地球の形状を把握するためラップランドペルーで緯度1度あたりの距離計測を行った。村上陽一郎「14.地球を測る」『宇宙像の変遷』(第一刷)講談社、1996年、189-201頁。.mw-parser-output cite.citation{font-style:inherit;word-wrap:break-word}.mw-parser-output .citation q{quotes:"\"""\"""'""'"}.mw-parser-output .citation.cs-ja1 q,.mw-parser-output .citation.cs-ja2 q{quotes:"「""」""『""』"}.mw-parser-output .citation:target{background-color:rgba(0,127,255,0.133)}.mw-parser-output .id-lock-free a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-free a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Lock-green.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-limited a,.mw-parser-output .id-lock-registration a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-limited a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-registration a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/d/d6/Lock-gray-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .id-lock-subscription a,.mw-parser-output .citation .cs1-lock-subscription a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/a/aa/Lock-red-alt-2.svg")right 0.1em center/9px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-ws-icon a{background:url("//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/4/4c/Wikisource-logo.svg")right 0.1em center/12px no-repeat}.mw-parser-output .cs1-code{color:inherit;background:inherit;border:none;padding:inherit}.mw-parser-output .cs1-hidden-error{display:none;color:#d33}.mw-parser-output .cs1-visible-error{color:#d33}.mw-parser-output .cs1-maint{display:none;color:#3a3;margin-left:0.3em}.mw-parser-output .cs1-format{font-size:95%}.mw-parser-output .cs1-kern-left{padding-left:0.2em}.mw-parser-output .cs1-kern-right{padding-right:0.2em}.mw-parser-output .citation .mw-selflink{font-weight:inherit}ISBN 4-06-159235-1。 
^ 書類1枚につき10フラン、公務員の場合20フランの罰金。同時に質量単位のポンドも使用規制の対象となった。田中館 (1934)、pp. 10?11
^ 当初フランスで製造されたが不純物が規定の2.0%を上回り、改めてイギリスのジョンソン・マシュー社が作り直した。田中館 (1934)、p.17
^ 日本へはNo.22原器が割り当てられた。田中館 (1934)、図版-3
^ イギリスのポンド・ヤード原器は1834年に焼損の憂き目に遭った。 ⇒単位のいま・むかし、スライド25、新潟職業能力開発短期大学校、制御技術科、金川明
^ 例えば、国立物理研究所 (National Physical Laboratory) のウェブサイト ⇒[5]ではヨウ素安定化レーザーを用いている。
^ 参照 ⇒[6]BIPMデータベース)、 ⇒Optical Frequency - Maintaining the SI Metre Archived 2008年12月20日, at the Wayback Machine./カナダ国立研究評議会(英語版)(2008年)

出典^ 宮川勇人. “ ⇒MKS単位系について” (PDF). 香川大学工学部材料創造工学科. 2010年11月13日閲覧。
^ 沖俊任. “ ⇒計測工学 ‐第1回(測定と単位系)‐p.p.1-2‐平成20年4月10日” (PDF). 宇部工業高等専門学校. 2010年11月13日閲覧。
^ “ ⇒Resolution 1. of the 17th meeting of the CGPM (1983)、第17回 国際度量衡総会 決議1” (英語). 国際度量衡局 (International Bureau of Weights and Measures, BIPM) (1983年). 2010年11月15日閲覧。


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