メルセデスAMG
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AMGは2015年1月の北米国際オートショーにて新ラインナップであるAMGスポーツを発表した。AMGモデルほどのハードで強烈なパフォーマンスは必要ない一般ユーザー向けに開発されたモデルである[4]。AMGスポーツは、メルセデスベンツのオプショングレードであるAMGスポーツパッケージ/AMGラインとメルセデスAMGモデルの間に位置し、BMWのMパフォーマンスモデルやアウディのSモデルなどに対抗するものとみられる。強化された足回り、ベースモデルより出力を上げたエンジン、AMGスポーツ専用のエクステリアを装備し、車名の数字は3桁となる。

その後こちらもメルセデスAMGブランドとなりC450がメルセデスAMG・C43に、GLE450がメルセデスAMG・GLE43となったことでAMGスポーツは実質廃止となった。これによりリアのエンブレムは左に「AMG」エンブレム、右に車名エンブレムが冠されるようになった。
日本国内

2015年7月22日に「C450 AMG 4MATIC」「C450 AMG 4MATIC ステーションワゴン」の導入が発表、前日の7月21日より注文受付が開始された[5]

2016年4月27日に「メルセデスAMG GLE43 4MATIC」「メルセデスAMG GLE43 4MATIC クーペ」の導入が発表、前者は同日より[6]、後者は8月より注文受付が開始された[7]。同年6月2日に「メルセデスAMG SLC43」の導入が発表され同日から注文受付が開始された。

2016年8月19日に「メルセデスAMG C43 4MATIC」「メルセデスAMG C43 4MATIC ステーションワゴン」の一部改良と共に「メルセデスAMG C43 4MATIC クーペ」が発表され注文受付が同日から、販売が9月から開始された[8]

C450 AMG 4MATIC ステーションワゴン

C450 AMG 4MATIC ステーションワゴン
リア

GLE450 AMG 4MATIC クーペ

GLE450 AMG 4MATIC クーペ
リア

メルセデスAMG・GLE43 4MATIC クーペ
AMGスポーツではサイドに「AMG」バッジが冠されていたがこちらは「BITURBO」となる。

メルセデスAMG・GLE43 4MATIC クーペ

日本における展開
現行車種Mercedes-AMG S 63 4MATIC+ longMercedes-AMG G 63Mercedes-AMG E 63 S 4MATIC+

現在日本で販売されている車種は下の通りである。欧州にはこれ以外のバージョンやディーゼルエンジン搭載のモデルも存在する。現在の主力は「63系」のエンジンであり、AMGモデルのほとんどを占めている。

基本的に同じ「系」に属す車種には同じエンジンが搭載されているが、出力に違いがある。また2014年に発表されたW205型メルセデスAMG C63、2016年に発表されたW213型メルセデスAMG E63では4.0リットル・ツインターボエンジンを搭載しているなど排気量と一致しなくなってきている。

車種ステアリング駆動方式排気量・エンジンエンジン型式最高出力/最大トルク現行ベース車両
63系
C63左・右FR4.0 L・V型8気筒DOHCツインターボM177476ps/66.3kgf-mCクラス W205型/S205型/C205型/A205型
C63 ステーションワゴン右
C63 クーペ左・右
C63 S510ps/71.4kgf-m
C63 S ステーションワゴン右
C63 S クーペ左・右
C63 S カブリオレ
E63 S 4MATIC+4WD612ps/86.7kgf-mEクラス W213型/S213型
E63 S 4MATIC+ ステーションワゴン左
S63 4MATIC+ クーペ
S63 4MATIC+ カブリオレ612ps/91.8kgf-mSクラスクーペ C217型/R217型
GT63 S 4MATIC+639ps/91.8kgf-mベース車両は存在せず
GLC63 S 4MATIC+
GLC63 S 4MATIC+ クーペ右510ps/71.4kgf-mGLCクラス X253型/C253型
GLE63 S 4MATIC+左・右612ps/86.7kgf-mGLEクラス W167型/C167型
GLE63 S 4MATIC+ クーペ左
GLS63 4MATIC+GLSクラス X167型
G63左・右585ps/86.7kgf-mGクラス W463型
53系
E53 4MATIC+左・右4WD3.0 L・直列6気筒DOHCターボM256435ps/53.0kgf-mEクラスW213型/S213型/C213型/A213型
E53 4MATIC+ ステーションワゴン右
E53 4MATIC+ クーペ左・右
E53 4MATIC+ カブリオレ右
CLS53 4MATIC+左・右CLSクラス C257型
GT53 4MATIC+ベース車両は存在せず
GLE53 4MATIC+
GLE53 4MATIC+ クーペGLEクラス W167型/C167型
45系
A45 S 4MATIC+右4WD2.0 L・直列4気筒DOHC直噴ターボM139421ps/51.0kgf-mAクラス W177型
CLA45 S 4MATIC+
CLA45 S 4MATIC+ シューティングブレイクCLAクラス C118型/X118型
GLA45 S 4MATIC+GLAクラス H247型
43系[注釈 5]
C43 4MATIC
C43 4MATIC ステーションワゴン[注釈 6]
C43 4MATIC クーペ
C43 4MATIC カブリオレ左・右4WD3.0 L・V型6気筒ツインターボM276M30390ps/53.0kgf-mCクラス W205型/S205型/C205型/A205型
GT43 4MATIC+3.0 L・直列6気筒DOHCターボM256367ps/51.0kgf-mベース車両は存在せず
SLC43FR3.0 L・V型6気筒ツインターボM276M30390ps/53.0kgf-mSLCクラス R172型
GLC43 4MATIC
GLC43 4MATIC クーペ右4WDGLCクラス X253型/C253型
35系
A35 4MATIC
A35 4MATIC セダン右4WD2.0 L・直列4気筒ターボM260306ps/40.8kgf-mAクラス W177型/V177型
CLA35 4MATIC
CLA35 4MATIC シューティングブレイクCLAクラス C118型/X118型
GLA35 4MATICGLAクラス H247型
GLB35 4MATICGLBクラス X247型
メルセデスAMG完全自社開発モデル
GT
GT ロードスター
左・右FR4.0 L・V型8気筒ツインターボM178530ps/68.3kgf-mベース車両はなし
GT C
GT C ロードスター左557ps/69.3kgf-m
GT R585ps/71.4kgf-m
ハイパーカー
One[9]左ミッドエンジン4WD1.6 L・V型6気筒ハイブリッドツインターボPU106C Hybrid986hpベース車両はなし

販売拠点

AMG各車種は、メルセデス・ベンツの正規販売店で購入することができる。その中でも「AMGパフォーマンスセンター」が増設される販売店もあり、そこではAMGの専門知識を持つ担当者が在籍し顧客サポートをするとメーカーはアピールしている[10]

さらに2017年1月13日には、メルセデスAMG専売拠点として「AMG 東京世田谷」がオープンした。メルセデスAMGのみを専門に販売する正規販売拠点はそれまで存在せず、日本が世界初である[11]
三菱自動車への技術供与ギャランAMG 1989年式

独立チューナー時代には、三菱自動車業務提携し、カタログモデルとしてAMGグレードを販売していた。

三菱・デボネアV AMG(1986年-1992年)- S10系。主に内外装のカスタマイズに留まる。

三菱・ギャラン AMG(1987年-1992年)- E30系。全体的にAMGの手が入ったチューニングモデル(内外装、エンジン変速機等)。

日本国外における展開

AMGはまた、別の日本のメーカーと協力して車をチューニングしたが、今回は日本の国外で行われた。具体的には、南アフリカ本田技研工業と協力した[12]。AMGは4代目と5代目のホンダ・シビックに改良を加えてスポーティなバージョンを作成。現地で製造され、ホンダ・バラードの名前で販売された[13]。180iには7,200 rpmで173馬力を発生するように調整されたB18B4エンジンが搭載され、160iには6,800 rpmで130馬力を発生するように調整された 1.6 Lエンジンが搭載された。


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