撮影は57週に及び、133個のセット、212個の人形、475個のミニチュア模型を使った。アンダーウッド社製タイプライターの模型は実際に動き、デザインと制作に9週を要した[6]。 オープニングに使われたのはペンギン・カフェ・オーケストラの「パーペチューム・モービル」で、他に同じく彼らの「プレリュード・アンド・ヨーデル」やエレナ・カッツ=チャーニンの「ロシアン・ラグ」が使われている。クロージングクレジットの曲はベルト・ケンプフェルト楽団の「スウィンギン・サファリ」である。 これらの他にはナナ・ムスクーリ、デイル・コーネリアス オーストラリアでは2009年4月9日に公開され、最終的に$1,444,617を稼いだ[2]。 アメリカではいくつかの映画祭で上映されたほかはロサンゼルスの1館で公開されたのみで[7]、その後IFCフィルムズ
音楽
公開
日本では2009年10月22日、第22回東京国際映画祭「WORLD CINEMA」部門において『メアリーとマックス』の題で上映された。その後、2011年4月23日の劇場公開が決まった。 本作は極めて高い評価を獲得した[9][10]。Rotten Tomatoesによると53個のレビューのうち50個が肯定的な評価を下し、トマトメーターを94%、評価の平均を8/10としている[11]。 オタワ国際アニメーションフェスティバルで最優秀長編作品賞を受賞したほか、アヌシー国際アニメーション映画祭では『コララインとボタンの魔女 3D』と最優秀長編作品を分け合った[12]。第82回アカデミー賞では長編アニメーション作品部門のショートリストに名を連ねたが、最終的なノミネートには至らなかった。オーストラリア映画批評家協会は本作を2009年最優秀オーストラリア映画の次点に選んだ。アジア太平洋映画賞では、最優秀アニメーション映画賞に選ばれた。 2010年3月にメルボルン・フェデレーションスクエア内のオーストラリア動画センターで始まった『メアリー & マックス』の展示は3か月間開催され[13]、その後オーストラリア各地を巡業している[14]。
評価
批評
映画賞
展示
参考文献^ Dent, Nick (2009年4月1日). “Mary and Max
^ a b “ ⇒Australian Films at the Australian Box Office” (英語). Film Victoria (2010年9月27日). 2011年4月12日閲覧。
^ Jones, Michael (2008年11月19日). “ ⇒'Mary and Max' to open Sundance” (英語). バラエティ. リード・ビジネス・インフォメーション
^ Milfull, Tim (2009年4月5日). “ ⇒Cinema: An Interview with Adam Elliot” (英語). M/C Reviews. M/C. 2011年4月12日閲覧。
^ “ ⇒INFORMER CINEMA: Adam Elliot - Mary And Max Interview” (英語). Rave Magazine (2009年4月6日). 2011年4月12日閲覧。
^ Ravier, Matt (2009年2月12日). “ ⇒Review: Mary and Max (2009)” (英語). In Film Australia. Geoffrey Multimedia. 2011年4月12日閲覧。