本作品の舞台は東京にあるホテル「ホテル・ヨーロッパ」という設定だが、撮影は当時開業前だった長崎県のハウステンボス内のホテル・ヨーロッパで行われた。
伊東四朗演じるヤクザの入内島が、ホテルの別館の建設現場で総支配人・小林にスキャンダルの証拠写真をネタに10億円を要求するシーンがある。この場面で入内島はサングラスを掛けており強い威圧的な雰囲気を出しているが、これは伊東四朗が実は高所恐怖症で、地上を見えにくくするためのものだったと本人は後に語っている。
鈴木正幸は、自身がかつて『3年B組金八先生』で演じた大森巡査と同様に東北訛りの警官役を務めた。 宣伝映像では、伊丹十三が刺青を背中にメイクして登場し、「伊丹式ヤクザ映画」を標榜。 映画監督の五社英雄は『ミンボーの女』の製作段階から、本作が公開されたらやくざ関係の事件が起きる事を危惧し、「彼(伊丹)はやくざの世界を知らなすぎる。世の中にはきちんと筋を通さない限り、絶対に触れることができない闇の部分があるんだ」と指摘していた。[3] 国内公開直後の5月22日、伊丹は自宅近くで刃物を持った後藤組の五人に襲撃され[4]、顔などに全治3か月の重傷を負う事件が起きた。「私はくじけない。映画で自由を貫く」と伊丹は宣言したものの、翌1993年5月30日には次作映画『大病人』が公開されている映画館で、上映中に暴力団組員がスクリーンを切り裂く嫌がらせも起こった。 ジェネオンエンタテインメントから2005年2月に限定版の字『伊丹十三コレクション たたかうオンナBOX』に組み込まれて発売、追って2005年8月にメイキングDVD『ミンボーなんて怖くない』と同時に単品でリリースされている。
襲撃
DVD
脚注[脚注の使い方]
注釈
^ 日本一のドアマン
出典
^ ⇒1992年配給収入10億円以上番組 - 日本映画製作者連盟
^ 伊丹十三記念館 作品詳細「ミンボーの女」
^ 『映画極道 五社英雄』
^ 『憚りながら』(2010年、宝島社) ISBN 9784796675475
外部リンク
⇒伊丹十三記念館 作品詳細「ミンボーの女」
Yahoo!映画「ミンボーの女」
ミンボーの女
表
話
編
歴
伊丹十三監督作品
1980年代
お葬式
タンポポ
マルサの女
マルサの女2
1990年代
あげまん
ミンボーの女
大病人