ミリ波
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2000年代以降はモノリシックマイクロ波集積回路による集積化が進み、車載レーダーや近距離通信や医療関係[8]等の用途に使用されつつある。

2010年代後半よりSiGeよりも低コストなCMOSを使用した回路が生産可能となった。
使用例
小電力無線局

特定小電力無線局の種別として、ミリ波レーダー用特定小電力無線局1995年(平成7年)[9]に、ミリ波画像伝送用及びミリ波データ伝送用特定小電力無線局が2000年(平成12年)[10]に制度化された。これらは60.5GHz、76.5GHz及び79.5GHzを使用する。ミリ波画像伝送用及びミリ波データ伝送用特定小電力無線局は2015年(平成27年)[11]小電力データ通信システムの無線局の一種別とされた。
WirelessHD

WirelessHDは60 GHz帯を使うAV無線伝送規格である。2009年(平成21年)2月、パナソニックが世界で初めて対応製品を発表した。
IEEE802.11ad/ay

IEEE 802.11ad/ay(WiGig)は60 GHz帯を用いる無線LANの規格である。TP-LINK Technologies社が世界で初めて家庭向けマルチバンドルーターを発表した。
アマチュア無線

アマチュア業務に国際電気通信連合(ITU)の無線通信規則(RR)によりISMバンドや他の業務と共用するものを含めて分配された周波数及びこれ以外で他の業務に影響を与えない範囲で各国の主管庁が割り当てた周波数を下表に示す。各国でアマチュア無線にこの表の周波数がすべて割り当てられているという意味ではない。

バンド第1地域
アフリカヨーロッパ第2地域
北アメリカ南アメリカハワイ第3地域
アジアオセアニア(ハワイは除く)
6mm47 - 47.2GHz
4mm75.5 - 81.5GHz76 - 81.5GHz
2.5mm122.25 - 123GHz
2mm134 - 141GHz
1mm241 - 250GHz
■75.5-76GHzはRRによる分配によらない。

日本での割当てはアマチュア無線の周波数帯を参照。
レーダー

広帯域を確保できるので分解能の高いレーダーを実現できる[12]
ミリ波イメージャー詳細は「ミリ波イメージング」を参照

ミリ波で画像を形成する装置が開発される[13][14][15]
脚注^ “平成25年情報通信白書>第2部 情報通信の現況・政策の動向>第7節 電波利用”. 2016年7月3日閲覧。
^ 電波法施行規則 第四条の三(周波数の表示)
^ 国際電気通信連合(ITU) (2015年8月). “Nomenclature of the frequency and wavelengh bands used in telecommunications”. 2016年7月3日閲覧。
^光ファイバとミリ波でパーソナル通信を実現しよう
^ミリ波の復活
^ その後光ファイバーが敷設された。
^ 「特集よみがえるミリ波と産業応用」『エレクトロニクス』1993年3月。 
^ ミリ波レーダーで居間にいる家族全員の心電図が見られる、センサーは10cm角に
^ 平成7年郵政省告示第539号による平成元年郵政省告示第42号改正
^ 平成12年郵政省告示第499号による平成元年郵政省告示第42号改正
^ 平成27年総務省令第99号による電波法施行規則改正
^マイクロ波およびミリ波帯の定在波を利用したレーダ
^ ミリ波帯パッシブイメージセンサに関する研究
^ミリ波イメージング技術と構造物診断への応用
^ 英国特集2009・テラヘルツの開発進めるグラスゴー大、ミリ波製品を加速するMMIC

関連項目

マイクロ波

サブミリ波

テラヘルツ波

アクティブ・ディナイアル・システム

5G新無線周波数帯










電波の周波数による分類


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