ミリタリーSF
[Wikipedia|▼Menu]
□記事を途中から表示しています
[最初から表示]

1970年代を通して、ホールドマンの『終りなき戦い』やドレイクの Hammer's Slammers シリーズといった作品がミリタリーSFをさらに一般に広めることに貢献した[2]。短編もよく書かれるようになり、例えばゴードン・R・ディクスンの編集したアンソロジー Combat SF(1975年)がある。このアンソロジーには、Hammer's Slammers シリーズの初期の作品やキース・ローマーの BOLOシリーズの作品、フレッド・セイバーヘーゲンの《バーサーカー》シリーズの作品などが含まれている。他にもパーネルと John F. Carr が編纂したアンソロジーシリーズ There Will be War(1983年から1990年にかけて9冊発行)もあり、新たな作家を呼び込む効果を発揮した。
観点

政治的メッセージを込めた作品も多い。

デイヴィッド・ドレイクは、戦争の怖さと虚しさをテーマとすることが多い。彼は、小説を書く理由の1つとして、戦争を知らない読者に戦争の真実を伝え、軍隊が政治の道具となっている様を伝えることを挙げている。

デイヴィッド・ウェーバーは次のように述べている[3]。.mw-parser-output .templatequote{overflow:hidden;margin:1em 0;padding:0 40px}.mw-parser-output .templatequote .templatequotecite{line-height:1.5em;text-align:left;padding-left:1.6em;margin-top:0}For me, military science-fiction is science-fiction which is written about a military situation with a fundamental understanding of how military lifestyles and characters differ from civilian lifestyles and characters. It is science-fiction which attempts to realistically portray the military within a science-fiction context. It is not 'bug shoots'. It is about human beings, and members of other species, caught up in warfare and carnage. It isn't an excuse for simplistic solutions to problems.—David Weber、In Honor I gained them、Stephen Hunt、2002(和訳)「私にとってミリタリーSFは、軍隊生活や軍人が民間の生活や人間とどう違うのかを根本から理解した上で、軍事的状況を描写するSFだ。SF的な背景の中で軍隊をリアルに描写しようとする小説だ。エイリアンを撃ちまくる小説ではない。それは、戦争と虐殺に巻き込まれた人類や他の種を描くものだ。それは問題の単純な解決策(つまり戦争)を正当化するものではない。
ミリタリーSFの例

ミリタリーSFは、小説、映画、TVドラマ、アニメーション、ゲームなど様々なメディアに見られる。
小説

ロバート・アスプリン:『銀河おさわがせ中隊』シリーズ

L・M・ビジョルド:『名誉のかけら』、『遺伝子の使命』、『戦士志願』

ジャック・キャンベル:『彷徨える艦隊』シリーズ

オースン・スコット・カード:『エンダーのゲーム

C・J・チェリイ:『色褪せた太陽』三部作

ゴードン・R・ディクスン:『チャイルド・サイクル』シリーズ

デイヴィッド・ファインタック:『銀河の荒鷲シーフォート』シリーズ

ジョー・ホールドマン:『終りなき戦い

ハリイ・ハリスン:『宇宙兵ブルース』(ミリタリーSFのパロディ)

ロバート・A・ハインライン:『栄光のスペース・アカデミー』、『宇宙の戦士

エリザベス・ムーン:『女船長カイラーラ・ヴァッタ』シリーズ

リチャード・モーガン:『タケシ・コヴァッチ』シリーズ

アンドレ・ノートン:『燃える惑星 スター・ガード』

ジェリー・パーネル:『宇宙の傭兵たち』など

フレッド・セイバーヘーゲン:『バーサーカー』シリーズ

ジョン・スコルジー:『老人と宇宙』シリーズ

ロバート・ブートナー:『孤児たちの軍隊』シリーズ

葉山透:『9S<ナインエス>』

デイヴィッド・ウェーバー:『オナー・ハリントン』シリーズ、『反逆者の月』シリーズ

H・G・ウェルズ:『宇宙戦争

谷甲州:『航空宇宙軍史』シリーズ

田中芳樹:『銀河英雄伝説

神林長平:『戦闘妖精・雪風』シリーズ、『今宵、銀河を杯にして

矢野徹:『連邦宇宙軍』シリーズ

今野敏:『宇宙海兵隊ギガース』

林譲治:『ルナ・シューター』『星系出雲の兵站』『星系出雲の兵站-遠征-』

大石英司:『サイレント・コア』シリーズ

映画・TVシリーズ

スターゲイト SG-1 (1997-2007)

スターゲイト アトランティス (2004-2009)

宇宙の戦士(1997-2008)

宇宙空母ギャラクティカ

バビロン5


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:23 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef