捨て子だったトトは、老婦人のロロッタに拾われ可愛がられる。だが、ロロッタの死により養護施設に入る。
月日が経ち、立派な青年となったトトは、自分の鞄を盗んだ男に同情して鞄を渡し、代わりに一晩泊めてもらうことになる。その男が住むのはどこかの私有地の一角のみすぼらしい工作物。しかし、大風で一帯の同じような「家」が壊れたことから、仲間と共同で大規模な整備を行い、同様に貧しい人々に住まわせる。
ある日、地主が新しい買い手とともにやって来る。いったんは地主たちを追い払った住民たち。その後その土地で石油が湧き上がると、とあるいさかいで仲間外れがちになっていた男がこっそり地主にそのことを告げにいく。主人公は、老婦人の亡霊に貰った魔法の羽でどんな願いでも叶える力を得ており、地主たちの明け渡しに対抗する。
キャスト
トト: フランチェスコ・ゴリザーノ(イタリア語版
※日本語吹替 - テレビ版・初回放送1963年5月30日『テレビ名画座』吹替は上記の他、1991年4月27日に『ウィークエンドシアター』で放送されたテレビ朝日版も存在する[4]。
スタッフラストシーン。箒で街を脱出。
監督・製作:ヴィットリオ・デ・シーカ
原作:チェーザレ・ザヴァッティーニ『Toto il Buono(善人トト)』
脚本: チェーザレ・ザヴァッティーニ、ヴィットリオ・デ・シーカ、スーゾ・チェッキ・ダミーコ、マリオ・キアーリ(イタリア語版)、アドルフォ・フランチ(イタリア語版)
撮影: G・R・アルド(イタリア語版)
編集: エラルド・ダ・ローマ(イタリア語版)
美術: グイド・フィオリーニ(イタリア語版)
衣装: マリオ・キアーリ
特殊効果: ネッド・マン
音楽: アレッサンドロ・チコニーニ
受賞
第4回カンヌ国際映画祭(1951年)パルム・ドール[1]
ナショナル・ボード・オブ・レビュー(1951年)外国語映画賞
脚注[脚注の使い方]^ a b “ ⇒Festival de Cannes: Miracle in Milan”. festival-cannes.com. 2009年1月13日閲覧。
^ “Giancarlo Giannini: "Spielberg mi disse che per E.T. copio De Sica"” (イタリア語). Adnkronos (2020年12月13日). 2022年12月11日閲覧。
^ “E. T. l'extraterrestre: da Vittorio De Sica a Stranger Things” (イタリア語). 1977 (2019年5月8日). 2022年12月11日閲覧。
^ “ ⇒外画 吹き替え”. ザック・プロモーション. 2022年12月11日閲覧。
外部リンク.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、ミラノの奇蹟に関連するカテゴリがあります。
ミラノの奇蹟 - allcinema
⇒ミラノの奇蹟 - KINENOTE
Miracolo a Milano - IMDb(英語)
表
話
編
歴
パルム・ドール受賞作品
1939?1960
大平原(1939)
もだえ(1946)
失われた週末(1946)
地球は赤くなる(1946)
逢びき(1946)
マリア・カンデラリア(1946)
下層都市(1946)
偉大な転換(1946)
田園交響楽(1946)
最後のチャンス(1946)
翼のない男たち(1946)
無防備都市(1946)
第三の男(1949)
令嬢ジュリー(1951)
ミラノの奇蹟(1951)
オーソン・ウェルズのオセロ(1952)
2ペンスの希望(1952)
恐怖の報酬(1953)
地獄門(1954)